魔王ふたり・11
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7話http://inove.jp/ivsid1052 8話http://inove.jp/ivsid1069 9話http://inove.jp/ivsid1086
10話http://inove.jp/ivsid1096 11話http://inove.jp/ivsid1111 12話http://inove.jp/ivsid1111
13話http://inove.jp/ivsid1110 14話http://inove.jp/ivsid1114 15話 最終回http://inove.jp/ivsid1115
姉妹作 LOVE魔王http://inove.jp/ivsid1120
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はぁ、はぁ……。
「いくですよ!」
「待って! 勇者同士で争ってる場合じゃ……!」
げふっ……うっ、「うるさいです!」
うわぁぁああああぁっっ!!!
「見たか、正義の力」……うっ、血を……。
くっ!
くっ!
(これで……3万8341回目の、死か……!)
(彼女は気づいているの?)
(この殺し合いを無数に繰り返しているってことを!)
ドサリ。
また、殺した。
また、私も……流血が止まらない……!
また、私も……流血が止まらない……!
ドサッ。
また、間に合わなかったか。
これで何回目なーのさ。
カウンターならあるが、数字を知ったところで無意味だ。
今の私らみたいだーね。
そうだな。
私ら、このゲーム世界を保守点検するためのメンテナンス・ボットなのにーね。
我らでは正しようもない、この世界の歪み。
あー、あの時私が魔王らをサクッと削除しとけーば。
愚痴るな。
虚しいだけだ。
虚しいだけだ。
このゲーム世界も終わりだーね。
生憎終わらん。
繰り返されるだけだ。何万回も。何億回も、な。
繰り返されるだけだ。何万回も。何億回も、な。
無限ループする世界かー。
なら、もちっと楽しいことさせて欲しいねー。
なら、もちっと楽しいことさせて欲しいねー。
アイスは食べられそうにないな。
食べても、食べなかったことになっちゃうーしね。
そういう意味じゃない。
ん?
戯言だ。忘れてくれ。
もしかしてこのやりとりも繰り返してるのかーな。
検証しようがないな。
我らのメモリもかなりやられてしまったしな。
我らのメモリもかなりやられてしまったしな。
あー怖い。
誰かこの世界を救ってくれなーいかな。
誰かこの世界を救ってくれなーいかな。
それは「勇者」の仕事だな。
我らは所詮裏方に過ぎんしな。
我らは所詮裏方に過ぎんしな。
「西の勇者」に「東の勇者」。
「北の勇者」に「南の勇者」、か。
どいつもこいつも役立たずー、っと。
……ん?
「勇者」……?
「勇者」……?
ポンコツ勇者どもがどーしたのー?
違う。
「勇者」は……「勇者」はどこだ?
「勇者」は……「勇者」はどこだ?
へ? 約2名そこに転がってーるよ?
違う! そんなNPCどもなどではない!
なぜ気づかなかった? こんな大事な問題を!
なぜ気づかなかった? こんな大事な問題を!
今となっては「勇者」なんてどーでもいいじゃん。
「真の勇者」……!
え? それってプレイヤーキャラのことだーよね?
そーれが?
そーれが?
「真の勇者」がいない。
それって誰もゲームで遊んでないってことだーよね?
こんな状態じゃ当然でーっしょ。
こんな状態じゃ当然でーっしょ。
「真の勇者」が訪れれば、この異変も発覚する。
そうなれば……。
そうなれば……。
「C」が介入してきて、この異変を解決してくーれる!
って、アレ?
って、アレ?
そう。未だ放置されたままだ。
ど、ど、ど、どーゆーこと?
わからん。
この世界、見捨てられたーのー?!
それなら世界丸ごと削除されて、私たちも存在していないはずだ。
あれれれ?
どゆこと?
どゆこと?
わからん。
もしか、これも魔王どもの仕業なーの?
我らには知るすべもなし、だ。
結局、私らどうすりゃいいのー。
わからん。
……が。
……が。
お?
魔王どもに話を聞いておく必要はありそうだな。
あいつらにちゃんと記憶が残ってるといいけどね。
そうだな。
だが魔王らは「世界の真理」に触れ得たものどもだ。
だが魔王らは「世界の真理」に触れ得たものどもだ。
私らに都合よくこの世界の解決法を教えてくれるかーも?
皮肉るな。
ゆくぞ。
ゆくぞ。
世界がどうなるかは、魔王のみぞ知る、か。
やーれやれ。
やーれやれ。
続く。