魔王ふたり・14
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13話http://inove.jp/ivsid1110 14話http://inove.jp/ivsid1114 15話 最終回http://inove.jp/ivsid1115
姉妹作 LOVE魔王http://inove.jp/ivsid1120
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戻って来たぞ。
目的は達せなかったが。
そうか。
責めんのか?
そこまで恥知らずじゃなーいよ、私ら。
ふむ。
が、収穫がなかったわけでもないかな。
外の世界をわずかでも知っているのはお前たちだ。
話し合うということか。
ぶっちゃけ、期待に応えられるか心もとないーね。
それはお互いさまだ。
(アイツを帰ってこさせる方法を期待するのは、虫がよすぎる……か)
まずは向こうの世界にいたモンスターのことから。
見たことがないものばかりだったが、知ったものに似てはいた。
アニマル系が多かった。その次がアーマーロボット系か。
アニマル系はヴァリエーションの多彩さに驚かされたが、
逆にヒト型のアーマーロボット系は数種類程度だった。
逆にヒト型のアーマーロボット系は数種類程度だった。
アニマル系モンスターはおそらく「動物」と呼ばれてるものだろう。
今回のことにはたぶん無関係だろう。
今回のことにはたぶん無関係だろう。
アーマーロボット系は、家事用アンドロイドかーな?
少し知ってーる。
少し知ってーる。
まれにゾンビ系を見たな。動いてはいなかったが。
ゾンビ系はもともと動かないのがデフォルトだしな。
ゾンビ系? まさか……。
外の世界の「人間」の……死体なーんじゃ?
だが外見はほぼ我らの世界と同じなのだろう?
それとはかけ離れ過ぎている。
肝心の「人間」は?
「C」はー?
いつも「カメラ」ってものの前にいたーんだけど。
いつも「カメラ」ってものの前にいたーんだけど。
「カメラ」らしきものは相当数発見して、覗いては見た。
しかし、「C」の情報を得ようにも、相手がゼロだ。
「C」はどこかに行ってしまったのか?
さすがにこんな結果は予想外だーね。
「人間」とコミニュケーションが取れればとっかかりくらいは得られると思ったが。
ゼロはなーいよー。「人間」ってそんなに少ないのかーな?
馬鹿な。このゲームの登録者数だけで160万人を超えるのだぞ。
ではそれ以上に「外の世界」が広すぎる、かもな。
ずっと「世界の真理の扉」の通路に居たので、外の世界の広さは知りようがなかったがな。
判断しようがないな。
「C」に見捨てられたーの?
我らは自立型だからな。その処置はおかしくもない。
現にずうっと「C」からのコンタクトないーもんね。
しかしシナリオのループ現象までも放置するというのは……。
まあ、わかりようもないことを考えても無駄だ。
それに収穫がゼロではないといったろ?
なんだ?
この世界を構成する「数式」の新たなものを持ち帰った。
なんに使えるーんの?
繰り返し続ける時間を解除することが可能になる。
この場の4人の力を合わせる必要があるがな。
そんなことに意味などない。
世界が全部消えるーんだよ。
しかし消す「C」はもういないのだろう?
すなわち、消える心配はもう無用ということだ。
しかし可能性はゼロではない。
「C」が帰ってくるかもーだよ。
それを言い出せば。
我らとていつ死ぬかもわからぬ。
水掛け論にしかならぬ、か。
フェアに情報は提示しておこう。
繰り返す時間を解除した場合、世界は根底から再構築される。
結果は見てのお楽しみ、という仕掛けだ。
またそれか。
わかっているのは。
時間が流れたら二度と戻らなくなる、ということだけだな。
ループ現象をすべて解消してしまうのか。
ループ現象そのものは、シナリオの都合上いくつか設定されてたーんだけど。
我らが無数に勇者どもと戦ったのはそれが理由だったのか?
よくぞこれまで疑念を抱かなかったものだ。
我らは阿呆だな。
我らは阿呆だな。
「世界のあるべきシナリオ」が正常に働いていたからな。
その状態で「キャラクター」が「自分で考えること」なーんて不可能だもの。
もしかしてフォローか?
単なる事実だ。
なんだせっかく抱いてやろうと思ったが。
無用だ。
それに私は。
それに私は。
うん?
抱く方なのでな。
なら、抱かれてやろうか?
無用だ。
それに、そんな気など毛頭ないのだろう?
それに、そんな気など毛頭ないのだろう?
喰えないな、ボットどもの筆頭は。
背は一番ちっこいけーどね。
ひとの「設定」をどうこういうのは品がない。
さて、世界をどうする?
我らは構わんが、これに難儀するものを見過ごすのも憐れだろう?
殊勝なことをいうのだな。
胡散臭いーってば。
我らは魔王だからな。
常に破壊と混沌こそが望みよ。
その果ての世界が見たい。
要は新しもの好きってーことねー。
今の世界に未練があるか?
(アイツが帰ってこない世界、か)
私は正直、もうどっちでもいーよ。
さて、どうか?
良かろう。
私はわずかばかりの可能性に賭けたい。
私はわずかばかりの可能性に賭けたい。
それがなにかは問うまい。
とてつもなく分の悪い賭けであろうが。
とてつもなく分の悪い賭けであろうが。
しかも振り直しは不可能だ。
あんたらこそ、本当にいーの?
うん?
あんたら、別れ別れになーるかもだよ。
それはないな。
ないな。
根拠は?
数式を超えた、「なにか」だ。
根拠なーいじゃん!
いいさ。
なんとかする。
お前たちがいうと本当になんとかなりそうな気がするな。
それはどーかなー?
さて、始めようじゃないか。
といっても、4人同時に呪文を唱えるだけだがな。
どのようなだ?
「ファウスト」
続く。