LOVE魔王 第2話
第1話http://inove.jp/ivsid1120第2話http://inove.jp/ivsid1121第3話http://inove.jp/ivsid1131
第4話http://inove.jp/ivsid1137第5話http://inove.jp/ivsid1144第6話http://inove.jp/ivsid1145
第7話http://inove.jp/ivsid1160第8話http://inove.jp/ivsid1161第9話http://inove.jp/ivsid1162
第10話http://inove.jp/ivsid1163第11話http://inove.jp/ivsid1166第12話http://inove.jp/ivsid1169
第13話http://inove.jp/ivsid1184第14話http://inove.jp/ivsid1188第15話http://inove.jp/ivsid1189
第16話http://inove.jp/ivsid1190第17話http://inove.jp/ivsid1196第18話http://inove.jp/ivsid1204
第19話http://inove.jp/ivsid1209第20話http://inove.jp/ivsid1211第21話http://inove.jp/ivsid1218
第22話http://inove.jp/ivsid1220第23話http://inove.jp/ivsid1229第24話http://inove.jp/ivsid1235
第25話http://inove.jp/ivsid1237第26話http://inove.jp/ivsid1239第27話http://inove.jp/ivsid1240
最終話 第28話http://inove.jp/ivsid1241
姉妹作:魔王ふたり→http://inove.jp/ivsid958
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南の海……だな。
この地方は日差しの強さが違うねえ。
透き通った海、白い砂浜、飛び交う海鳥たち……。
さすが南の王国。ヴァカンス気分を味わえるねえ。
なぜ我らはこのような場所にいるんだ!
北の王国にいくはずだったのにねえ。
また、私の移動魔法がちゃんと発動しなかったのか。
よりにもよって大陸の正反対の場所に来ちゃうとはね。
どうも近頃、我らの能力が劣化しているようだな。
メンテナンスが仕事の私たちにもメンテナンスが必要のようだねえ。
言語能力に異常が出てるものもいるしな。
近年のハードワークがたたったか。
近年のハードワークがたたったか。
私たち、「O・N・I」もストレスには勝てないねえ。
仕方ない。お前の移動魔法で……。
せっかくだから、ここでしばらく息抜きしよう?
いくら私たちでも休息が必要さ。
いくら私たちでも休息が必要さ。
確かに北の問題はまだ猶予があるが……。
北の王国のアイスも楽しみだけど、南の王国のジュースも絶品だからね。
しかし、他の仲間が働いているときに我らだけ休むというのは……。
あいつらだって休めるときに休んでいるさ。
休息も仕事のウチ、ってね。
休息も仕事のウチ、ってね。
うーむ……そうだな、数日のことだし。
息抜きも必要だろう。
息抜きも必要だろう。
いいね。
なら、今からはデート気分ということで。
なら、今からはデート気分ということで。
はしゃぐな。ひとが見てる。
あんな子供の目を気にして。
じゃあ、ふたりきりのときを楽しみにさせてもらうよ。
じゃあ、ふたりきりのときを楽しみにさせてもらうよ。
やれやれ。
おねえちゃんたち、ちょっといい?
ん? なんだい?
どちらもおねえちゃんという年でもなかろう。
そういうこというと心が老けるよ。
もしかして、おねえちゃんたち魔法使ってた?
失敗だったが、まあ、そうだ。
魔法に詳しいひと?
まあ、一応。
魔法で聞きたいことでもあるのかい?
うん。私、生まれつき使える魔法があるの。
それがどういうのか知りたくて。
それがどういうのか知りたくて。
生まれつき魔法が使える?
そんなの知らないなあ。
おじょうちゃん、ホントにそれ、魔法なの?
おじょうちゃん、ホントにそれ、魔法なの?
よくわかんない。
これくらいの年頃は自分に不思議な力があると夢想したりするものだ。
あはは、身も蓋もないなあ。
?
しかし無下にもできまい。
その魔法とやら見せてもらえるか?
その魔法とやら見せてもらえるか?
うん。
じゃあ、危ないからちょっと離れて使うね。
じゃあ、危ないからちょっと離れて使うね。
うんうん、わかったよ。
どのような魔法であろうと、我らを傷つけること能わんのだがな。
優しい子なんだよ。
いくよー?
いいとも。
ううーん!
!
あの娘の周囲が……空間が……!
濁っていく?!
はあ、はあ……なにかわかったー?
すぐに消えたが……アレはいったい?
魔法やスキルの類じゃないのは確かだけど。
どうだった?
うーむ。
見たところ、なんらかの害はないようだが……。
見たところ、なんらかの害はないようだが……。
周囲への影響もないね。
ねえねえ、すごい魔法だった?
見た目が変化する以外はまったく無意味なものに思えるが……。
なんだか無性に気味が悪いなあ。
やっぱり危ないもの?
そんな心配は無用だが、得体のしれないものだからむやみに使わぬほうがいいだろう。
そうなんだあ。
まあ使う機会なんてないだろうけど。
普通に毎日過ごしていくうちに消えてしまうだろうから、
気にせず放置しておくのが良いだろう。
気にせず放置しておくのが良いだろう。
うん、わかった。ありがとう。
私、いくね。ばいばい。
私、いくね。ばいばい。
じゃあね。
適当な言葉で誤魔化したが、これで良かったのだろうか?
害がないのは違いないんだけど、なんか不安よね。
万が一の用心に、あの子供、消してしまうか……?
そこまででもないでしょ?
それにもしなにかあっても私らが出張ってくれば即、解決出来ちゃうしね。
それにもしなにかあっても私らが出張ってくれば即、解決出来ちゃうしね。
お前は子供に甘くないか?
ただの常識的判断だよ。
むやみに存在を消去するなんて、もしものときに困るかもだしね。
むやみに存在を消去するなんて、もしものときに困るかもだしね。
それもそうだ。
ここ最近、世界に異変が多すぎる。
神経過敏になっていたのかもしれぬ。
ここ最近、世界に異変が多すぎる。
神経過敏になっていたのかもしれぬ。
だからこそ、私たちも休息が必要なのさ!
さ、デートの始まりだよ。
さ、デートの始まりだよ。
わかったわかった。
南の王国だと、さすがに私たちの活動をおおっぴらに出来ないから
多少の自重はしないとだけどね。
多少の自重はしないとだけどね。
南の魔王がいるからな。
他の魔王ならどうってことない相手だけど、あいつだけは別だものねえ。
いろいろな意味で「狂った」存在だからな。
オマケに「始まりの魔王」にして「最後の魔王」って、設定盛りすぎだよ。
仕事でも二度と会いたくない相手だな。
やめやめ。
ヴァカンス中に思い出すべき相手じゃないよ。
ヴァカンス中に思い出すべき相手じゃないよ。
その通りだな。
さあ、とりあえずジュースを一緒に飲んで、浜辺の散策をしようじゃないか。
そうだな。
時間は無限にして有限、なんだから。
続く。