LOVE魔王 第4話
第1話http://inove.jp/ivsid1120第2話http://inove.jp/ivsid1121第3話http://inove.jp/ivsid1131
第4話http://inove.jp/ivsid1137第5話http://inove.jp/ivsid1144第6話http://inove.jp/ivsid1145
第7話http://inove.jp/ivsid1160第8話http://inove.jp/ivsid1161第9話http://inove.jp/ivsid1162
第10話http://inove.jp/ivsid1163第11話http://inove.jp/ivsid1166第12話http://inove.jp/ivsid1169
第13話http://inove.jp/ivsid1184第14話http://inove.jp/ivsid1188第15話http://inove.jp/ivsid1189
第16話http://inove.jp/ivsid1190第17話http://inove.jp/ivsid1196第18話http://inove.jp/ivsid1204
第19話http://inove.jp/ivsid1209第20話http://inove.jp/ivsid1211第21話http://inove.jp/ivsid1218
第22話http://inove.jp/ivsid1220第23話http://inove.jp/ivsid1229第24話http://inove.jp/ivsid1235
第25話http://inove.jp/ivsid1237第26話http://inove.jp/ivsid1239第27話http://inove.jp/ivsid1240
最終話 第28話http://inove.jp/ivsid1241
姉妹作:魔王ふたり→http://inove.jp/ivsid958
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ぎゃひゃあああああっ!!
お母さーーん!! お父さーーーんっ!!
起きろっ!
はっ!
悪い夢でも見てたようだねえ、君。
ここは? お家……じゃない?
今の私たちは街道沿いで野宿さ。忘れたのか?
ええと……私は……?
君は魔王軍に襲われた村の生き残りさ。
運が良かった。
運が良かった。
そんで、この勇者さまに拾われて一緒に旅をしているんだろ。
……そっか。そうだったね。
私も同じような身の上だ。同情はしないけど、気持ちはわかるよ。
私がもう少し早く村についていたらと思うと心苦しいけど、
今更言ったところで詮無いことだから。
今更言ったところで詮無いことだから。
くそぉ……魔王め。
なんの必要があってやっているのか知らないけど、許せない。
だからこそ、私のような勇者が存在するのさ。
絶対魔王をやっつけて、勇者さま!
もちろんさ。しかし魔王はあまりに強大だ。
もっと強くなるまで今は我慢のしどころだよ。
もっと強くなるまで今は我慢のしどころだよ。
わかったよ。
私も応援してます。
(とはいえ私で本当に勝てるのかなあ? 次の代に託すしかないかもだよ)
やや離れた場所にて。
ふむ。南の魔王は予定通りに侵略を行っているようだな。
北の王国の問題もあっさり片付いたし、これで私らも休めるね。
世界が決められたシナリオに沿って動くよう見守るのが我らの仕事。
日々好日のようでなによりさ。
ふむ、南の王国といえばあの幼女がいたな。
あの変な魔法もどきを使う女の子かい?
あれからどうなったか。
特に目立つ異変はないから無事には違いないだろうさ。
そうなのだが、どうにも胸騒ぎがしていかんのだ。
実は私も。どうもあれは実に嫌なものだったよ。
今からでもあの子供を消しにいくべきだろうか?
あんな小さな子には気が進まないけど、そうした方が私らも安心だ。
では、この「魔弾」を放ち、あの子供を消滅させるとしよう。
こいつなら相手がどこにいようと百発百中だ。
こいつなら相手がどこにいようと百発百中だ。
待て。
南の魔王!
なぜ私たちの場所を?!
ふふん、ちょっとな。
それにしても私の領土ではしゃいでくれているようだな?
それにしても私の領土ではしゃいでくれているようだな?
なにもしちゃいないよ。
我らの仕事は知っておろう。
「世界のあるべきシナリオ」通りに世界を動かす……だったか?
ご苦労なことだ。
ご苦労なことだ。
そうだ。だからお前に用はないし、お前にだって用はなかろう?
私らは所詮世界の裏方さ。
魔王なんかが関わったところで得なんかないだろ?
魔王なんかが関わったところで得なんかないだろ?
おやおや。せっかくの同じ「超越者」同士だ。
久闊を叙してもいいんじゃないか?
久闊を叙してもいいんじゃないか?
私たちが貴様に仲間意識など持っているわけなかろう。
つれないなぁ……。ふふん、まあいいか。
私は少しお前たちに用がある。
私は少しお前たちに用がある。
なにさ?
さっきお前たちが消そうとした少女、見逃してやってくれ。
なに?
魔王が女の子の助命を頼むってのか?
なにを企む?
なにを企む?
私の趣味さ。
あの幼女、今は私の監視下にあってな。
監視対象がなくなると退屈になる。
あの幼女、今は私の監視下にあってな。
監視対象がなくなると退屈になる。
あの子供になにがある?
わからん。だから見張ってる。
ただの酔狂で終わる可能性が高いだろうが。
ただの酔狂で終わる可能性が高いだろうが。
あんたは存在自体が酔狂だけどねえ。
そうなるとますます見逃せなくなってきたね、あの子供。
そうなるとますます見逃せなくなってきたね、あの子供。
いきるな。緊張し過ぎだ。魔王に見透かされてる。
さすが、「O・N・I」の筆頭。器が違うな。
お前に褒められても嬉しくないな。
いいだろう。こちらとてあの子供は持て余しそうだ。
魔王直々に見張ってくれるならそれを利用させてもらおう。
いいだろう。こちらとてあの子供は持て余しそうだ。
魔王直々に見張ってくれるならそれを利用させてもらおう。
それが賢いやり方だな。
あんたにビビって引いたんじゃないからね、思い違いをしないでよ?
わかってる。
互いに実力は知ったもの同士だ。
互いに実力は知ったもの同士だ。
……お前、少し変わったか?
ふふん?
?
……いかな南の魔王とて、「世界のあるべきシナリオ」から外れるようなことがあれば……。
取り越し苦労だな。
そもそも私が「あるべきシナリオ」の中身を知っているはずもないからな。
それに背きようもないだろうに。
そもそも私が「あるべきシナリオ」の中身を知っているはずもないからな。
それに背きようもないだろうに。
その通りだ。それが道理だ。しかし……。
無駄な悩みを背負わずに、素直に家に戻ってふたりでいちゃついていたらどうだ?
大きなお世話だよ。
ふん、世界創世のときから変わらずの軽口だな。
ここは引かせてもらおう。お前の相手も疲れたからな。
ここは引かせてもらおう。お前の相手も疲れたからな。
私は楽しい時間を過ごせたよ。感謝しよう。
ふん。海が近いから、わざわざ塩をまく手間が省けたよ。
では。
いったか……。
魔王さまー! 夕飯の時間ですよー!
おお、四天王が呼ぶ声がする。
早く城に戻らんとまたご飯を減らされてしまう。
早く城に戻らんとまたご飯を減らされてしまう。
本日はTKG! たまごがけご飯の日ですよー!
ふふ……ぬめぬめ。ふふふっ、ぬめぬめか……。
さて、行くか。
さて、行くか。
んんっ?!
どうしたの?
今、なんかすごい魔力の塊が飛んでいったような……?
気のせいか?
気のせいか?
ほいほーい! ご飯ができましたよ!
うわあ、私と同じくらいの歳なのに料理なんてスゴいなあ。
へっへっへ、実家が飯屋だったからね。
うほぉ、ひさびさに料理らしい料理が食べられるわ!
携行食ばかりじゃさすがに力出ないもの。
携行食ばかりじゃさすがに力出ないもの。
勇者さま、料理できないの?
うっ! そこはまあ、勇者の訓練で忙しくて?
さあさあ、食べて食べて!
暖かさこそが、最高の調味料だよ!
暖かさこそが、最高の調味料だよ!
続く。