幼い頃は拾う側、成長したら捨てる側。そうして世界は回っている。――東北ずん子小説魔法少女編:第22話
実はもう私は落ちているエロ本を見つけられなくなってしまった世代です。「あの時代は誰とも知れぬ大人たちが落としたふりをして融通してくれる場所があってな……」という話をたまに聞きますが、これ現代版に直すと「誰とも知れぬ違法アップロード者が同人誌のデータを融通してくれてな……」というなんとも腹立たしい話になってしまいます。なんてことだ。
※来週から2週間、コミケ休みをいただきます。
※来週から2週間、コミケ休みをいただきます。
【前回のあらすじ】
・そら、「ずんゲノム」のおかげで変形!
・そらMk=II、「九州そらシリーズ」のコマンダーに
・「ずんゲノム」でもちもちになったそらの身体!
・「ずんゲノム」でもちもちになったそらの身体!
・そら、「ずんゲノム」のおかげで変形!
・そらMk=II、「九州そらシリーズ」のコマンダーに
・「ずんゲノム」でもちもちになったそらの身体!
・「ずんゲノム」でもちもちになったそらの身体!
(――「ふるさと女学院」・地下実験室――)
夏休みに入った「ふるさと女学院」。
どうやら、地下実験室は改装工事中のようです。
作業をしているのは、「九州そら」シリーズが3体と、めたん。変形したMk=IIが残りのそらたちを転送して呼び寄せ、指揮をとっています。
どうやら、地下実験室は改装工事中のようです。
作業をしているのは、「九州そら」シリーズが3体と、めたん。変形したMk=IIが残りのそらたちを転送して呼び寄せ、指揮をとっています。
『めたんさま、もう少し掘っていただいていいですか~?
「ずんゲノム」の本格的な解析にはぁ、まだちょっと部屋の広さが足りないんですよ……(涙)』
「ずんゲノム」の本格的な解析にはぁ、まだちょっと部屋の広さが足りないんですよ……(涙)』
ええ、構わないわよ。使ったお金の分だけ、あとで何かおごってよね。
――変身!
――変身!
傍観者として工事を見守っているめろんが、感心したように微笑みます。
正確に言うと――めたんは、変身によって向上した身体能力のおかげで、「ハイド」を細やかに操作することが出来るようになっているだけみたいですが。
DIY向けの能力ですね。
正確に言うと――めたんは、変身によって向上した身体能力のおかげで、「ハイド」を細やかに操作することが出来るようになっているだけみたいですが。
DIY向けの能力ですね。
――あら?
順調に掘り進んでいた「ハイド」の回転が、何かに引っかかって止まりました。
『なんですか~?まさかぁ、お宝を掘り当てたとか……♪』
いえ、違うわ。
……これは。
この『箱』の中身は……!
……これは。
この『箱』の中身は……!
(――「ふるさと女学院」・裏山、弓道場――)
……………………漆塗り……だったと思われる箱に、紙……?
めたんたちの工事と、ほぼ同時刻。
弓道場の倉庫を片付けていたうさぎの手に渡されたのは、めたんたちが発見したのと同じ箱でした。
ちなみに、つるぎは400年前の骨董品目当てに手伝ってくれています。
弓道場の倉庫を片付けていたうさぎの手に渡されたのは、めたんたちが発見したのと同じ箱でした。
ちなみに、つるぎは400年前の骨董品目当てに手伝ってくれています。
劣化していてよく分からないが、100枚くらいはあるだろうか。結構な量だな。
おっ、この紙には比較的情報が残っているぞ。
どれどれ……。
どれどれ……。
……………………。
こ、これは……!?
こ、これは……!?
(――翌日・弓道部活動時間中――)
『はい~。しかもぉ、地下と弓道場で同時に発見されたんですよ~!』
……………………弓道場にあったものはともかく、地下から出てきたものは保存状態も極めて良好。
どうかしら……。
ただの枝豆の絵なのだけど。
それも、色んな構図の。
ただの枝豆の絵なのだけど。
それも、色んな構図の。
――い、いろんな構図の枝豆の絵? 400年前の?
きりたんの眉根が寄ります。
――た、確かに……。
どこから見ても枝豆ですね、これは。
どこから見ても枝豆ですね、これは。
『不思議な絵ですよね~♪
2つの枝豆が重なってたり、まるで添い寝するかのように並んでいたり……』
2つの枝豆が重なってたり、まるで添い寝するかのように並んでいたり……』
……………………枝豆フェチの人はどう思……。
……!?
……!?
ぶ……(´゚ェ゚`)
は……?
――鼻血出したー!?
「ずんだアロー」形態を解除して、ずんだもんがわたわたと寄ってきます。
並々ならぬ表情です。
並々ならぬ表情です。
――こ、この絵のせいなんですか!?
上級者すぎるでしょう、いくらなんでも!
上級者すぎるでしょう、いくらなんでも!
『ず……?』
――ずん画!?
……いや、ちょっと待ちなさい。
確か、以前のコミケで――暗黒大将軍に身体を貸したあわもが、似たような同人誌を売っていなかったかしら?
確か、以前のコミケで――暗黒大将軍に身体を貸したあわもが、似たような同人誌を売っていなかったかしら?
――あ、ああ!
アレの系譜ですか……。そういえば、あれは「あんこ15禁本」だったような……。
アレの系譜ですか……。そういえば、あれは「あんこ15禁本」だったような……。
(……モロ? わいせつ……?)
でも、芸術品としてもすごいのだ……。
この筆致、筆と黒の墨しか使っていないのに奥行きと肉感を感じさせるこの技量……。
まるで枝豆の吐息が聞こえてくるような……!
この筆致、筆と黒の墨しか使っていないのに奥行きと肉感を感じさせるこの技量……。
まるで枝豆の吐息が聞こえてくるような……!
(――……肉感?吐息……?)
枝豆の絵を囲んで真剣に話し込んでいるずん子(鼻血出してる)とずんだもん(目が血走っている)の絵面はたいへん間抜けです。
話の中身もよく分かりませんが、きっといかがわしい会話なのでしょう。
こうなると、黙っていられないのが、うさぎです。
話の中身もよく分かりませんが、きっといかがわしい会話なのでしょう。
こうなると、黙っていられないのが、うさぎです。
……………………ふんっ。
ああっ!?(´;ω;`)
ぬいぐるみの「いなば」を手放して、視線を一閃。
「ずん画」は跡形もなく、砂鉄混じりの砂になってしまいました。
「ずん画」は跡形もなく、砂鉄混じりの砂になってしまいました。
あ、あはは……。
ごめんね……( ;^ω^)
ごめんね……( ;^ω^)
(でも、一体誰が描いたんだろう……?(´・ω・`))
第1話はこちら!→ http://togetter.com/li/320198
前回:第99話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1123
次回:第101話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1258
魔法少女編記事一覧はこちら! http://inove.jp/ivsid59
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