LOVE魔王 第23話
第1話http://inove.jp/ivsid1120第2話http://inove.jp/ivsid1121第3話http://inove.jp/ivsid1131
第4話http://inove.jp/ivsid1137第5話http://inove.jp/ivsid1144第6話http://inove.jp/ivsid1145
第7話http://inove.jp/ivsid1160第8話http://inove.jp/ivsid1161第9話http://inove.jp/ivsid1162
第10話http://inove.jp/ivsid1163第11話http://inove.jp/ivsid1166第12話http://inove.jp/ivsid1169
第13話http://inove.jp/ivsid1184第14話http://inove.jp/ivsid1188第15話http://inove.jp/ivsid1189
第16話http://inove.jp/ivsid1190第17話http://inove.jp/ivsid1196第18話http://inove.jp/ivsid1204
第19話http://inove.jp/ivsid1209第20話http://inove.jp/ivsid1211第21話http://inove.jp/ivsid1218
第22話http://inove.jp/ivsid1220第23話http://inove.jp/ivsid1229第24話http://inove.jp/ivsid1235
第25話http://inove.jp/ivsid1237第26話http://inove.jp/ivsid1239第27話http://inove.jp/ivsid1240
最終話 第28話http://inove.jp/ivsid1241
姉妹作:魔王ふたり→http://inove.jp/ivsid958
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はっ!
はっ!
ここは?
どうして、こんな……?
石造りの壁……宝物庫か?
勇者よ!
あなたは……。
私たち魔王と戦って……どうなったんだ?
私たち魔王と戦って……どうなったんだ?
頭がはっきりしてきた。
我々は、魔王により「時の牢獄」に封じられていたようだ。
我々は、魔王により「時の牢獄」に封じられていたようだ。
ということは今は解放されたということか。
しかしなぜ?
しかしなぜ?
く……頭痛が……。
ん……? この「記憶」は……?
ん……? この「記憶」は……?
これは魔王の置き手紙みたいなものか。
こいつは世界が大ピンチのようだね。
こいつは世界が大ピンチのようだね。
あやつ、手が足りぬので我らの封印を解いて手伝わせようというか。
横着な。
横着な。
けど私は勇者。
世界の危機を放置出来ないね。
世界の危機を放置出来ないね。
無論だ。
世界を救うのは勇者の務め。魔王なんぞではない。
世界を救うのは勇者の務め。魔王なんぞではない。
それにしてもずいぶんといろんな厄介な「記憶」を置いていってくれたもんだ。
これが真実なら世界は自壊の危機に陥ってる。
「世界のあるべきシナリオ」とやらか。
この世界の行く末を決定している「あるべきシナリオ」……。
それはそこから外れるようなものを決して許しはしない。
それはそこから外れるようなものを決して許しはしない。
「O・N・I」という存在のみならず、生体みたいに「免疫」までも備わっている、か。
この世界への異物の侵入に反応し、自衛のシステムを発動……いや、暴走というべきなのだろう。
まさに「世界」が「狂った」わけだ。
さて、どうするか。
さて、どうするか。
異物の排除だろう。異物が減れば、免疫反応も沈静するはず。
そうなれば「あるべきシナリオ」の自己治癒能力で世界も修復される……。
けど、どう「ウイルス」とやらに対処する?
けど、どう「ウイルス」とやらに対処する?
我らには触れることも見ることも叶わない……ううん?
その上、長い期間にわたってばらまかれているから、世界中に浮遊してるよ。
まったく、魔王も無理難題を押し付けてくれる。
当人は「ウイルス」の発生源をどうにかするって、「記憶」にはあったけど……。
この状況じゃ今更発生源を消したとしてもどうにもならないしね。
この状況じゃ今更発生源を消したとしてもどうにもならないしね。
神にでも願わなければ、どうにもならんぞ。
願ったところで神は応えちゃくれない。
お互いイヤってほど知ってるだろ?
お互いイヤってほど知ってるだろ?
ふ、そうだな。
「記憶」にある「数式」ってのが使えればなあ。
さすがにこれは手に負えない。
さすがにこれは手に負えない。
一応、断片程度なら理解出来たが、とても実用には間に合わんな。
それでも充分スゴいよ。
私、たくさんの数字見るだけでくらくらする。
私、たくさんの数字見るだけでくらくらする。
ふむ、これが「数式」で構成された世界……。
はは、勇者も「数式」の集合体で構成されてるぞ。
はは、勇者も「数式」の集合体で構成されてるぞ。
私が数字だらけなの? うわ、ぞっとする。
ほうほう、なるほど。これは興味深い。
まさに勇者が丸裸だな。
まさに勇者が丸裸だな。
ちょっとちょっと、そんなにジロジロ見ないで!
やけに恥ずかしいよ。
やけに恥ずかしいよ。
ははははは、そんなに気にするな。
……む!
……む!
どうしたの?
なるほど。魔王め。
我らを封印から解放したのはこれが目的か。
我らを封印から解放したのはこれが目的か。
?
(バレても勇者が目論見に乗るということも計算尽く。南の魔王……!)
なにかアイデアでも思いついた?
(どうする? このままでは世界が……。しかし勇者だけを犠牲にするなど……!)
……どうした?
いや、さっぱり解決法が見つからないので途方に暮れていた。
(別の問題の、だがな)
(別の問題の、だがな)
そうか?
もう外に出ないか? こんな辛気臭いところで唸っていてもしょうがない。
もう外に出ないか? こんな辛気臭いところで唸っていてもしょうがない。
あ、ああ。そうしよう。
よし、行こう。
(すまん! 私は世界より君が大切なんだ、勇者よ!)
ここは多分、城なんだろうけどずいぶんあちこち傷んでいるな。
大きな戦いでもあったんじゃないか?
すさまじいものだったんだろうな。
外の光だ! おお、バルコニーに出たみたいだ。
外の光だ! おお、バルコニーに出たみたいだ。
しかしこのざわめき……ひどく耳障りだ。
な、なんだこの光景!
な、なんだこの光景!
小さな女の子がたくさん……あっちにもこっちにも!
ぜ、ぜんぶ同じ姿をしているぞ。
まさか、これが!
まさか、これが!
「世界」の暴走した姿……!
ぎゃっぎゃっぎゃっ!
お腹空いた!
ひゅひゅひゅひゅひゅっ!
うひひひひ!
うひひひひ!
ご飯! ご飯!
きゃはーはっはっはっ、はははははっ!
うまうま!
うほほほほほほっ、しーしっしっし!
お腹ペコペコ!
もー食べちゃう!
なんでも食べちゃう!
全部食べちゃう!
すべて、みんな、どれでも、なんでもかんでも、どれもこれも!
食べちゃうぞーーーーー!!!
う、うあ……!
これは、まさに……!
「世界」が「狂ってる」!!
続く。