LOVE魔王 第24話
第1話http://inove.jp/ivsid1120第2話http://inove.jp/ivsid1121第3話http://inove.jp/ivsid1131
第4話http://inove.jp/ivsid1137第5話http://inove.jp/ivsid1144第6話http://inove.jp/ivsid1145
第7話http://inove.jp/ivsid1160第8話http://inove.jp/ivsid1161第9話http://inove.jp/ivsid1162
第10話http://inove.jp/ivsid1163第11話http://inove.jp/ivsid1166第12話http://inove.jp/ivsid1169
第13話http://inove.jp/ivsid1184第14話http://inove.jp/ivsid1188第15話http://inove.jp/ivsid1189
第16話http://inove.jp/ivsid1190第17話http://inove.jp/ivsid1196第18話http://inove.jp/ivsid1204
第19話http://inove.jp/ivsid1209第20話http://inove.jp/ivsid1211第21話http://inove.jp/ivsid1218
第22話http://inove.jp/ivsid1220第23話http://inove.jp/ivsid1229第24話http://inove.jp/ivsid1235
第25話http://inove.jp/ivsid1237第26話http://inove.jp/ivsid1239第27話http://inove.jp/ivsid1240
最終話 第28話http://inove.jp/ivsid1241
姉妹作:魔王ふたり→http://inove.jp/ivsid958
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どーもー。
うわ!
なんだ、いきなり現れたぞ?!
お初に〜お目にかかります〜。
西の魔王の配下のものです〜。博士です〜。
西の魔王の配下のものです〜。博士です〜。
魔族か!
は〜い〜。
魔族が勇者になんの用だ。
興味深いものがあったので〜取りに来ました〜。
なにい?
それは勇者〜というか「薬」です〜。
!
なにいってんの?
それはあなた〜。
へ?
お前、まさか「数式」を?!
は〜い〜?
(知らんのか。なら、なぜ?!)
世界は〜今、滅亡の危機〜なのです〜。
そりゃ見ればわかる。
それで〜この問題解決に〜勇者を利用〜しようと思い〜まして〜。
はあ?
魔族の言葉に耳を貸すな、勇者よ!
え、ええと?
勇者の命が、世界を〜救うので〜す〜。
なんだって!
出鱈目を!
お前は倒す!
お前は倒す!
あ〜ら〜ら〜!
ちょ、ちょっと待ちなよ!
ねえ、あんた、ソレどういう意味さ!
ねえ、あんた、ソレどういう意味さ!
聞くな!
な、なんでそんなに苛ついてるのさ?
いつも冷静なあなたらしくないよ。
いつも冷静なあなたらしくないよ。
無駄に決まってる!
魔族だぞ、コイツは!
魔族だぞ、コイツは!
いやいや〜、この情勢に〜困ってるのは〜お互いさ〜ま〜。
まあ、そうだろう。
話だけでも聞いてみるべきだよ。
な?
話だけでも聞いてみるべきだよ。
な?
くっ!
おや〜! ほい。
避けたか!
印象に似ず素早い!
印象に似ず素早い!
待って待って!
いきなり攻撃して、なんなの?!
向こうに敵意はなさそうなのに。
いきなり攻撃して、なんなの?!
向こうに敵意はなさそうなのに。
そ〜ですよ〜。
聞いて〜損ないですよ〜?
聞いて〜損ないですよ〜?
黙れ! 今すぐ息の音を止める!
待った待った待った!
なんでよ! あなた、そういうキャラじゃないでしょ!
変だよ、さっきから。
なんでよ! あなた、そういうキャラじゃないでしょ!
変だよ、さっきから。
(もし知れば君は進んで命を投げ出すに違いない。だから……!)
私はこいつが私たちをたぶらかしに来たとお見通しなんだ!
そこをどけっ、勇者よ!
私はこいつが私たちをたぶらかしに来たとお見通しなんだ!
そこをどけっ、勇者よ!
も〜、しょうがないですね〜。
え〜い〜!
え〜い〜!
わっ!
なんだ、これは!
く……動けない!
く……動けない!
こっちも〜魔王さまが行方不明で〜困ってるので〜。
無理にでも〜勇者を、連れて行きますね〜。
無理にでも〜勇者を、連れて行きますね〜。
わ、私をどうしようってんだ!
ま〜、生贄〜というところ〜でしょうか〜。
い、生贄?!
(やはり!)
今〜「世界」は〜病気に〜なってるような〜ものなのです〜。
こ、この変な大勢の子供が、その病気のせいだってのか?
は〜い〜。
聞くな! 聞くんじゃない!
生き物の身体の中には〜「免疫」というのがあって〜、それで〜身体の中に侵入してきた〜異物を〜排除する〜のです〜。
魔王からの「記憶」でもそんな話があったね。
くうっ……!
普通ならその「免疫」は、とても〜役に立つのですが〜、時にそれが、過剰になり〜自分自身を害するようになることが、あるのです〜。
それが今の状況ってわけだね、うん。「記憶」もそうだった。
……。
それを治めるには〜ふたつの〜方法があります〜。
それだ! それを知りたかったんだ!
……。
ひとつは〜異物の完全なる排除〜。
なるほど。当然か。
(こうなれば……!)
ふたつめは〜……。
待て!
な、なんだい?! 大事なとこで!
絶対に聞くな! 勇者!
でなければ私は舌を自ら噛み切って死ぬ!
でなければ私は舌を自ら噛み切って死ぬ!
え、ええ、ええええええ!!
な、なに言い出してるの!
世界を救えるかどうかって時に!
な、なに言い出してるの!
世界を救えるかどうかって時に!
はっきり言おう。
世界を救うには勇者の命を「薬」にすることが必要なのだ。
つまり、君が死ぬということだ。
世界を救うには勇者の命を「薬」にすることが必要なのだ。
つまり、君が死ぬということだ。
な!!!
で、でも、それで世界を救えるのなら……。
で、でも、それで世界を救えるのなら……。
ふざけるな!!!
!
!
冗談じゃない!
なぜ君が死ぬんだ!
嫌だ! 私は絶対に嫌だ!
なぜ君が死ぬんだ!
嫌だ! 私は絶対に嫌だ!
あんた……。
一緒に南の魔王と戦ったのは、君と一緒に死ねると思ったからだ!
君と一緒だったからだ!
そして、命が助かったと思ったら、今度は君が死ぬだと!
やめてくれ! なぜだ! なぜなんだ! なぜ君ばっかり損な役回りを!
君と一緒だったからだ!
そして、命が助かったと思ったら、今度は君が死ぬだと!
やめてくれ! なぜだ! なぜなんだ! なぜ君ばっかり損な役回りを!
それは、私が勇者だから……。
勇者なんてクソ食らえだ! 勇者になって得なことがあったか?!
命がけで戦って戦って戦って、その果てが自分で死ねだと?!
私が君の仲間になったのは、君を助けたかったからだ。
君が死ぬのを見届けるためじゃない!
命がけで戦って戦って戦って、その果てが自分で死ねだと?!
私が君の仲間になったのは、君を助けたかったからだ。
君が死ぬのを見届けるためじゃない!
……。
なあ、やめよう?
もういいだろう? 君は立派に勇者を務めた。私が保証する。
一度は死んだ身だ。これから好きなように生きたっていいじゃないか。
勇者はもうやめて、一緒に普通の人生を歩もうじゃないか。
君がやらなくたって、他の勇者がなんとかしてくれるに決まってる。
な?
もういいだろう? 君は立派に勇者を務めた。私が保証する。
一度は死んだ身だ。これから好きなように生きたっていいじゃないか。
勇者はもうやめて、一緒に普通の人生を歩もうじゃないか。
君がやらなくたって、他の勇者がなんとかしてくれるに決まってる。
な?
わ、私は……。
残念ながら〜それはありえません〜。
え?
なぜだっ!
他の勇者はみなすでに殺されていますから〜。
えっ!
な、なんだと!
だから〜あなたしかいないのです〜。
そう……。……そっか。
わかった。
拘束魔法を解いて。私、あなたと一緒に行く。
わかった。
拘束魔法を解いて。私、あなたと一緒に行く。
待て! 行くな! 私は死ぬぞ! 本当にな!
あなたが死ぬのはイヤ、だな。
なら!
!
!
ふふ……こんな風にあなたを抱きしめたの初めてかも。
ゆ、勇者……勇者よぉ〜、行かないで、行かないでくれ……!
あなたでも泣くことあるんだね。それも、私のために。
嬉しいよ。嬉しい。
嬉しいよ。嬉しい。
うぅ……ひっく…うぅ……勇者。
好きなんだ、本当に好きなんだ。
好きなんだよぉ……!
好きなんだ、本当に好きなんだ。
好きなんだよぉ……!
あなたは世界で一番私のことを知ってるひと。
だから、こういうとき、私がどうするか。
どうしたら私らしいかわかるでしょう?
だから、こういうとき、私がどうするか。
どうしたら私らしいかわかるでしょう?
ああ! だから絶対このことを知らせたくなかった……!
なら、止めても無駄って、わかるよね?
くぅっ……!
ならば私もすぐ後を……!
ならば私もすぐ後を……!
それは駄目。
それをしたら、私がすごく悲しむってわかるでしょ?
あなたはそんな想いを、私にさせたい?
それをしたら、私がすごく悲しむってわかるでしょ?
あなたはそんな想いを、私にさせたい?
お前は……ぐすっ、ズルい……よ。
そうでなきゃ、勇者なんてやってらんないわ、ふふっ。
……ごめんね、あなただけにツラい思いさせて。
……ごめんね、あなただけにツラい思いさせて。
……お前に出会えて幸せだった。
……こちらこそ。
さあ、行きましょ。
さあ、行きましょ。
は〜い〜。
あっという間に到着しますよ〜。
あっという間に到着しますよ〜。
行ってくる。
「移動魔法」!
……行ってしまったか。
……勇者よ、私は……。
……勇者よ、私は……。
続く。