【アンケート】スケスケ網タイツとチラチラ和服、眺めていて幸せになれるのはどっち?
「隠れているからこそそそられる」という人もいれば、「綺麗事を言うな、見れるもんは見せろ」という人もいるでしょう。また、ブルマが廃止されてショーパンになったり、スクール水着の布面積がどんどん増えてきていたり、思春期でどのような服装に接しているかという点も、どの程度の露出に魅力を感じるかという至上の命題の解に繋がるのかもしれません。コメントにて多数決を実施しましょう。お待ちしております。
(――お盆休み、徳島上空――)
『――だ、ダメです! 巨大隕石、速度緩みません!』(ピーガガ
『進路変更も不可能ですわ!( ;∀;) このままでは、四国に直撃しますわ!』(ガガピー
……『終わり』ね……。
徳島県、山頂。地球へ向かって落ちてくる隕石の侵攻をなんとか防ごうとしていた面々から、絶望的な通信が飛び交います。天球を覆いつくさんとする巨大な隕石を見て、めたんが、諦めたようにぼそっと呟きました。
そんなあああああああああっ!?(ガバッ
(――サンライズ瀬戸、車内――)
……はっ!?∑(゚◇゚ノ)ノ
……五月蠅いわね、ずん子。もうすぐ高松に着くから、ちょうどいい目覚ましになったけど。
ゆ、夢か……∑(゚д゚;) あー、びっくりした。
――ずんねえさま、お手ふきをどうぞ。拭き終わったら返してくださいね。保存しますので。
何か嫌な夢でも見たんですの?(゚´ω`゚) 寝台列車は初めてですから、あたしもよく眠れなかったですわ。
きりたんの言葉はスルーして、ずん子はイタコ姉さまに「なんでもない」と答えます。一行は、寝台列車に乗ってめたんの故郷、四国へと向かっていました。せっかくの旅行ですから、不吉な夢なんてさっさと忘れて、楽しむのが一番です。
いい宿を知ってるし、今夜はよく眠れるわ。四国のことなら、この『漆黒の』めたんに任せなさい。わたくしは野宿するけど。お金無いから。
「生活リズムの問題」って分かってるなら直そうね(#゚Д゚) コミケが終わったとたん、また元に戻っちゃうんだから……。
でも、今夜は眠れるに違いありませんわ(o'∀'人) 阿波踊りすれば、運動不足のきりちゃんの身体はひとたまりもないでしょうし。
そう。彼女ら一行は、めたんの紹介を受けて徳島の名物「阿波踊り」を体験しにやってきたのでした。皆さんご存知のとおり、「阿波踊り」は日本三大盆踊りの一つ。夏休みに大きなお祭りが催されるのです。
ちなみに、「西馬音内(にしもない)の盆踊り」も日本三大盆踊りの一つです。日本人は踊りが好きですね。インド映画ほどではないかもしれませんが。
……ま、せいぜい楽しんでいきやがれ、ってとこね。
(――数時間後、徳島県・ホテル内――)
(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノヨヨイノヨイ
……ずん子、それ……踊ってるつもり?
そうだよー!O(*>▽<*)o 『ずんだ招来・よさこいずんだの節』(自作)!(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノヨヨイノヨイ
※「よさこい」も四国は高知の踊りですが、ずんだとは関係ないと思います。たぶん。
――四国の人ってよく踊りますよね。こういう言い方は変かもしれませんけど(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノア、ソレソレソレソレ
そうですわね。やはり古都・京都に近かったぶん、念仏踊りとかが発展したんでしょうか? (=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノホワタァ
……一家揃って踊れるのね、その踊り……。ま、確かに、なにか特定の目的(※ずんだ招来とか)があると、踊りを『創造――うみだし――』やすいのかもしれないわね。
でも、順番が逆なのよ――って。
(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノア、ソレソレソレソレ
……聞きなさいよ!
※もともと、四国で行われていた「雨乞いの踊り」が「念仏踊り」に接続したそうですよ。四国はあまり雨が降らない地域ですが、水は生活(と讃岐うどんの製造)に欠かせない資源です。
「雨乞いの踊り」かあ……(`・ω・´) これは、やってみたいかも……。ほら、ちょっとアレンジすれば「ずんだ乞いの踊り」になりそうだし!
……ずん子、なんか変なこと考えてない?
え(´゚Д゚`)ンマッ!! いやいや、うどんも白いし、お餅みたいだなーなんて考えてないよ!? ただ、ちょっと踊ってみたいなーって。
ちょっと試してみます?(o'∀'人) ずんちゃん。
うん!ヽ(*^ω^*)ノ やってみたーい!
――いいですよ。夜に向けて、準備運動ですね。
……まあ、確かに興味深いわね。なんか変な『力』を持った人たちの集合体だし……。やってみる価値はありそうね。
ずん子の無邪気な提案を受けて、他の三人も同意します。そして、めたんが携帯プレイヤーに入れていた郷土音楽に合わせて、それぞれの振付けで、ステップを踏み始めるのでした。
(ふふっ……。『漆黒』を司るわたくしが真面目に踊れば、雨を降らすなんてわけもないことよね……)(エイヤコーラ
(イタコって天気予知の役目も兼ねていましたし(´・_・`)、まあ修行だと思って真面目にやりますわ……)(セイヤセイヤセイヤセイヤッ
(――ずんねえさま! ずんねえさまの着物からチラチラ! チラチラ! うふふふふふ……)(ヨーイヨーイヨーイヨーイ
(あっめあっめ降れ降れ! ついでに(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノずんだ餅も降れ~♪)(ワッセワッセワッセワッセ
約二名、雑念を交えた人がいるようですが、四人は結構まじめに踊ってみました。すると、彼女らの真摯な思いが通じたのか、ひゅるるる~んという強風とともに、太陽光が遮られ始めたのです。
――タコねえさま! 踊りをやめたらチラチラが見れな……もとい、あともう少しなんですから、踊りを続けてください! 空が暗くなったと言っても、雨雲に覆われたわけでは…………!?
って、きりたんも踊るのやめたら意味ないやないかーい!(*ノε` )σ イタコ姉さまも、揃って空を見上げて、どうしたんです? 確かに風は強くなりましたけど。
……ずん子、アレを見なさい。あなたが『犯人――げんいん――』ね……。
気付けば、めたんも足を止めて、険しい顔で空を見上げていました。何のことか分からないずん子は、彼女の視線の先を追うようにして、夕暮れにさしかかった空を見上げます。なんと、そこには――橙色の太陽を半分以上覆いつくす、白と黄緑の巨大な物体の影。
ず……(;゚д゚)ェ……………….
――ZUNDA-MOCHI……。
そう――巨大なずんだ餅が、地球に、もっと言うとこの四国めがけて、「宇宙――そら――から」降ってきているのです。
な……なぜずんだ餅を地球に落とす!? これでは、地球が美味くなって人が痩せなくなる! ずんだの冬が来るぞ!
(正夢……(;゚∀゚)なのだろうか……。 ……ずんだ招来の踊りと雨乞いの踊りが混じっちゃったのかな……)
こんな現象を引き起こす原因はずん子以外考えられませんが――さすがに、本人にとっても想定外の事態ですし、責められません。それほどまでに、巨大なずんだ餅が太陽の半分を覆い隠している光景というのは非現実的なのです。
う……うーん……。いちおう、何とかした方がいいかもしれないわね。押し返すなり、消滅させるなり……。非現実的な存在なら、非現実的な方法を使うのが一番かも。
――ええい! たかがずんだ餅一つ! きりたん砲で押し出してやる!(ゴオオオォォォォ
そう叫ぶと、きりたんは背中のきりたん砲を地面に向けて反転させ、味噌の香りを振りまきながら、夕日に向かって飛び立ち――落ちてくるずんだ餅を両手で支えるようにして、押し返し始めました。彼我の戦力差は圧倒的ですが、そんな彼女を援護するように、イタコ姉さまも念じ始めます。
かっとばせー! き・り・ちゃん!V(`ゝω・´)キャピィ☆ ずんだもっちた・お・せー! おー!
(そんなノリでいいの!?( ゚ω゚;) 確かに今はシーズンだけど!?)
急にキャラが変わったように――まあ、イタコなのでそこまで不思議なことではありませんが――チアリーダーを始めたイタコ姉さまを見て、ずん子はツッコミを入れます。とはいえ、何もしないよりはマシですから、決して口には出しませんでしたが。
(わ、私はどうすれば……(´ω`;) 私もチアになった方がいいかな……? スケスケの服とか着れば、きりたんも元気になるかも……)
……ずん子。網タイツ持ってる場合じゃないわよ。
自分の名前を呼ばれて、途方に暮れていたずん子はそちらへと振り向きます。そこには、腕組みをして思索にふけりながら、しかし何かを思い付いた様子の、めたんが立っていました。
わたくしにいいアイデアがあるんだけど。あのずんだ餅に向かって、ずんだアローを三発、撃ってみてくれない? このずんだ餅つけて。
さ、三発も!?∑(゚◇゚ノ)ノ そのずんだ餅、私のお弁当なんだけど……。それに、たぶんここからじゃ届かないよ……(゚´ω`゚) 私の弓って10kgだから、実はそんなに強くないやつなんだよね。
『力――キス――』なら、わたくしが与えてあげるわ。ほら、頬を出しなさい。
わわっ( ゚ω゚;) ま、待って!? まだ心の準備が……。
はいはい、今はそれどころじゃないでしょ。じゃ、キスするわね(チュ
いつもどおり「メタンハイドレード」充填のため――と言うと、きりたんが怒り出してしまうかもしれませんが――めたんは、ずん子の頬にキスをしました。ただ、今回はいつもとは異なり、数秒もの間、じっくりと頬に唇を沿わせます。
そして、時間が経つにつれて、ずん子の身体から、スーパー○イヤ人のような激しいオーラが溢れだしてきます。(※彼らのようにムキムキになったりはしませんが) めたんが唇を離すころには、風も吹いていないのに自身のオーラで髪の毛がはためくほどの、強大な力が宿っていました。
わ!ヽ(≧▽≦)ノ すごいパワーが流れ込んでくる! これなら、空のずんだ餅に届くかもしれない……けど、ちっぽけな弓矢を当てたところで、どうするの?(;´・ω・)
……いいから、構えてみなさい(お……おにゃかしゅいた……)
う、うん。よーし!(σ゚∀゚)σ とりあえず、撃ってみるよ!(キリキリ きりたん、巻き込まれないように気をつけてね!
――了解です。伊達じゃないきりたん、いったん離れます。あとめたんさん、あとで覚えておいてくださいね。ずんねえさまの頬の件で。うふふふふふふ。
ダメで元々とばかりに、ずん子は落ちてくるずんだ餅に向かって弓矢を掲げます。今回はめたんの指示を受けて、矢尻には「ずんだペースト」ではなく「ずんだ餅」そのものを刺してありますが。
しかし、いつもの調子で弦を引いたずん子は、すぐに、めたんからの「キス」の意味に気付くのでした。
わっ! 重っ!?( ゚∀゚)・;'.、グハッ!!
なんと、ぶにょん、という鈍い音を立てて、いつもの「ずんだペースト」の代わりに矢尻につけた「ずんだ餅」が巨大化したのです。
な、なんか風船みたいなサイズになりましたわ!?∑(゚д゚*) どういう理屈ですの!?
……『漆黒』をも司るわたくしのエネルギーなんだから、当然でしょう。それより、そのまま弦を弾いた姿勢で待ってること。わたくしが指示したら、頑張って三連射してね。
めたんの指示どおりに、ずん子は弦を引いたまま、離さずに姿勢を保持します。すると、矢尻にくっつけられた「ずんだ餅」に向かって、さらにエネルギーが注ぎ込まれ――どんどんと、大きくなっていきました。
――そして。
……発射! てーっ!
えいっ! やぁっ! とうっ!(`・д・´)
ずん子の掛け声に応えるように、巨大なずんだ餅をその先端につけた矢が、緩やかな放物線を描きながら天空へと舞い上がります。そして、大気圏に突入して真っ赤に燃えさかっている隕石ずんだ餅に、見事、ぱしゅ、ぽよん、ぶにょん、と、三つの巨大ずんだ餅が相次いで命中したのでした。
おおっ! すごいですわ! 全弾命中ですわ!ヽ(*^ω^*)ノ ロンギ○スの槍ですわ! きりちゃん、何か変化はありました?
――しばらく様子見ですね。わたしもそろそろ燃料切れなので、いったん地表に戻ります。
はあ……はあ……(;´Д`) すごく疲れた……。オリンピックでドーピングが禁止されてる理由が分かったような気がする……。
自業自得でしょう。まあ、とはいえ、よくやったわ。これで恐らく……。
力を使い果たして肩で息をしているずん子を尻目に、めたんは自信満々に胸を反らします。地上から見ると、どうなっているのかよく分かりませんが――横から見ると、まるで串団子のように、ずんだ餅が四つ連なっている格好です。
ら、落下が止まりましたわ!(;゚∀゚)
(――「落下してくる」「丸い、ぷにぷにした物体」を「四つ連ねる」……。と、いうことは、まさか……)
すると、どうしたことでしょう。四つ連なったずんだ餅は、点いたり消えたり、ゆっくりと点滅し始めたかと思うと、徐々にそのペースが早まっていき――。
――やっぱり!?(ファイヤー!
ぽきゅる、という感じのかわいらしい爆発音を残して、対消滅しました。
よし! わたくしの見込みどおり! ばよえ~んすると思ったのよね!
(――フィーバー……! ぷ○ぷ○じゃないんですから……)(ボソッ
(弓矢で消すならどっちかというとPUZZLE B○BBLEの方が近いような……)
見事、消滅したずんだ餅を見て、各人が年の差も露骨な感想を漏らします。――一方、見事巨大ずんだ隕石を消滅させ、正夢を回避したずん子は、大はしゃぎしていました。
やったー!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! すごい! すごいよめたんちゃん!(´>∀<`)ゝ 私のずんだアローにこんな使い道があったなんて…………って∑(゚◇゚ノ)ノ、なんだ!? この『プレッシャー:』は!?
ずんだ餅が消滅したことで、綺麗な夕焼けが戻ってきました。空を見上げて無邪気にはしゃぐずん子でしたが、背後から、えもいわれぬプレッシャーを感じて振り返ります。そこには――静かな怒りをたたえるイタコ姉さま、きりたん、めたんの瞳がありました。
そうにぇ。雨乞いのしゃいちゅうにじゃちゅ念と煩にょうを差しはしゃんだ「誰かしゃん」に『断罪――おしおき――』を下しゃないとね……。おにゃかへった……。
イタコ姉さま、それにめたんが冷たい目でずん子を睨みます。ずんだ餅を対消滅させてホッとしていたずん子も、さすがに「責任」を取らざるをえない現状に、嫌な汗が浮かんできました。そして、イタコ姉さまとめたんの間を割るようにして、一人の少女が、恍惚とした表情で歩み寄ってきます。
――さあ、ずんねえさま。「いつもの」おしおきでもしましょうか。三日間ほどずんだ餅のことが頭に浮かばなくなるくらいがちょうどいいかもしれませんね……(チャキ
ヒィ────(ノ)゚Д゚(ヽ)────!! な、なにはともあれ、世界は救われました! 完!Ε=ε=ε= ┌(;´゚ェ゚)┘
――その後、「救国の英雄」としてあまりに目立ちすぎた四人はパパラッチから逃れるため、大盛況の阿波踊り会場に逃げ込み、お祭りを存分に堪能しましたが――それはまた、別のお話。
――おわり――
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1405












