夏コミ直前!同人ゴロの見分け方!
いよいよコミケ!猛暑が予想されているので体調管理にお気をつけくださいね!あとつい最近登場したばっかりのキャラの同人には要注意ですぞ!例年のプリキ○アの追加戦士本とか!
(――コミケ三日目・サークル「ずんだもっ家」スペース――)
あーーーーーーーーーーーーー( ´Д` ) http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
時計の長針と短針がそろって真上を指しているのを眺めながら、ずん子が死にそうな声で呻いています。12時になって、ようやくスペース前のお客さんもまばらになってきました。
――ずんねえさま、お疲れさまです。売れ行きはどうですか? http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
『交代――クロスソウル――』するわよ、ずん子。朝から自分で自分の写真集を売るの、大変だったでしょう。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-44.html
大量の同人誌を小脇に抱えたきりたんと、某吸血鬼アイドルのコスプレをしためたんが、足取りも軽く帰ってきました。満足げな彼女たちとは正反対に――、ずん子は、虚ろな目で東京ビッグサイトの高い天井を見上げています。
東京に出てくる前に行った賭けバスケに敗北したずん子たちは、それぞれ交代で、一番忙しい朝の時間帯のサークルの店番をやらされることになったのでした。ずん子が担当しているのは、三日目に配置されたイタコ姉さまのサークル「ずんだもっ家」です。
――まあ、確かに。朝の店番の何が辛いって、欲しかった同人誌が売り切れてしまう可能性があるってところですからね……。ふふふ……。
スペースに用意しておいたバッグに同人誌を詰め込みながら、きりたんがほくそ笑みます。彼女の笑い方を見るに、欲しかった本はおおかたゲットできたようです。
どうやら、ずん子が虚脱状態なのは売り子に疲れただけではないようで――、今年は、買ってみたい本があったようです。彼女は空しそうに微笑むと、手元にあったコミケカタログの一角を指し示しました。
涙に暮れるずん子の予想を、めたんときりたんがにべもなく切り捨てます。
諦めかけていたずん子の表情に、希望の光が灯りました。そして、彼女はめたんときりたんに店番を任せると、鍛えてきた競歩で会場を移動し始めたのでした。
(――東ホール内・某所――)
……で、迷ったと。さすが先輩、コミケでもバッチリオチをつけるんやな! http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-47.html
まったく、二度目なんだから……(ノ∀`;) まあ、コミケに精通してバンバン会場を駆け巡るずんちゃんというのは、それはそれで見たくありませんけれど……。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
相変わらず、ずん子は「島」の読み取り方に慣れないようです。あっという間に迷ったずん子は、たまたま出会ったしのび、イタコ、ちゃんこ、うさぎに救われて、焦りの表情で歩いています。
はー☆ やっぱ東京はいいね! このコンクリ特有の暑さすら懐かしく感じるよー。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
……………………わたしは苦手。騒がしいし。「巫女みこ新聞」の売り子を任されなければ、来てなかったのに。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-46.html
懐かしい地元に目を細めているちゃんこ先頭に、五人で連れ立って、やけにマニアックなエリアを闊歩します。コミケの醍醐味とも言えるマイナージャンルの島。その一角に、目当てのブースはありました。
思わず駆け寄ってしまうずん子でしたが、サークルの売り子さんを目にした瞬間に急ブレーキをかけ――、鳩が豆鉄砲を食ったように、大きく両眼を見開きます。
そう。なんと、目当てのサークルの売り子はあわもだったのです。
「観賞用、保存用、布教用」の三冊を買うべく近寄ろうとしたずん子の前に、うさぎが幣(ぬさ)を持って立ちはだかります。長い前髪にほとんど隠れたその瞳が鋭く光って――、あわもの姿を、睨み付けていました。
確かに、いつものあわちゃんとは違う「妖気」を感じますわ(;-ω-)ゞ それに、あわちゃんは「ずん子ちん」と呼ぶはずですが。これではまるで……、
相手の些細な変化には敏感な三人が、ずん子を守りながら、あわもににじり寄ります。彼女らのプレッシャーを受けて、「あわも」はその無邪気な顔を歪ませたかと思うと――、
ま、まさか……!(`・д・´)
「あわも」の背中から、黒い塊が顔を覗かせます。すっかり音沙汰がないので忘れかけていましたが、この口調、このオーラ。間違いありません。
そう。「アンコ食う大将軍」こと、暗黒大将軍です。
一足先に新刊に飛びついたずん子が、驚愕の声を上げます。
そ、それだけじゃありませんわ!ヽ(`Д´)ノ ここのあんこ漫画! 見てくださいな!(`・д・´)
キュア安倍川餅「キュアおはぎちゃん! 二人でチカラを合わせよう!」
キュアおはぎ「分かったよキュア安倍川餅ちゃん! 私たちは絶対に負けない!」
同人ゴロですわ! 同人ゴロですわ!ヽ(`Д´)ノ
いや、別にそれ自体は悪いことではないのですが。とにかく暗黒大将軍の新刊には突っ込みどころが多すぎるのです。
二万部!? なんでそんな売れると思っちゃったんですの!? いや売れてますけど! うちの写真集より売れてますけど!。・ ゚・。* 。 +゚。・。* ゚ + 。・゚・(ノД`)
そう言うと、黒い影は高笑いをしながらあわもの背中を離れ――、コミケの雑踏の合間を縫うようにして、彼方へと消えていきました。
肩をほぐしながら、あわもがさらっと重要なことを口にします。しかし、ずん子にとっては――、なんだか他人事のような彼女の言葉よりも、目の前の同人誌の方が興味深い存在です。
と、ずん子が購入した「あんこ15禁本」に軽く目を通し始めた、その時。彼女の背後に、巨大な「力士ロボ」がぬっと移動してきました。
ずん子の制止も聞かず、ちゃんこは「力士ロボ」越しに、暗黒大将軍の同人誌を覗き見たかと思うと――、
……!?(*`ロ´ノ)ノ
という一言で、会場に静寂をもたらしました。
うふふ(ノ▽〃) やはり巫女はダメですわね! 「おやき」に決まってますわ!
通行人A「なあ。あのお菓子って正式名称『パンセポンセ』だろ?」
通行人B「は? そんな名前聞いたことねーよ! 『大判焼き』に決まってんだろ!?」
些細な呼び名の違いから始まった諍いが、見る見るうちに和気あいあいとしていたコミケ参加者へと広がっていきます。会場には\御座候!/\あじまん!/\びっくり饅頭/など、各種名称が入り乱れ――とても、収拾が付きそうにありません。
喧騒。不和。矜持。相互不信。
一瞬で仲間内に広がった争いの火種を見せつけられて、ずん子は、叫ばずにはいられませんでした。
――その後、帰りのバスであんこ本を読みふけっていたずん子が「15禁」のページで鼻血を噴いて昏倒。同行者一同が総力を挙げて「どのあんこ餅が扇情的だったのか」を探り当てようと試み頭を悩ませますが――それはまた、別のお話。
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1450






































