【炎上速報】また冷蔵庫に入った奴が現れたぞ!
いくら花火のシーズンだからって自分まで打ち上がらなくてもいいのに……。そういえば今期やってる某クラウドネットワークアニメ面白いですね!
(――東北地方・某所――)
大きな荷物を引きずって、あわもが帰省から戻ってきました。沖縄での生活をエンジョイしたのか、そのスレンダーな身体は一段と日に焼けています。
彼女の机の上には、「ふるさと女学院」からから課された夏休みの宿題が山のように積まれています。それを眺めてガックリと肩を落としたあわもでしたが、すぐに気を取り直すと、
と、自分に喝を入れて机へと向かいます。
――が、その時。
――……失礼(キラーン
……………………だいじょうぶ。少し眠くなるだけだから……。
どこに隠れていたのか、あわもの背後から二つの影が襲いかかり――、彼女の口に、お札のようなものをあてがったのです。一瞬だけ抵抗しようとしたあわもでしたが、すぐにその力は抜けていき、
――ぐっすりと、眠り込んでしまったのでした。
(――東北家・居間――)
……「『紅芋あん』の冷蔵庫にアルバイト侵入で大炎上――沖縄」、ですか……(´・ω・`) http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
――おバカな人もいるもんですねえ。わざわざ写メをネットにアップしてアピールしなくても……。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
と! 思っていましたが!ヽ(`Д´)ノ http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
ビシィ! と振り返って、ずん子がみの巻きにされた少女を指差しました。そう、あわもです。
……………………ではここで。アップされたこの写真のアルバイトさんの背中をご覧ください。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-46.html
みの巻きにされている割には丁重に寝かされているあわもに向かって、うさぎが雑誌の写真を引き伸ばした紙を提示すると――、不満そうに暴れていたあわもは、とたんに静かになってしまいました。
『引き続きぃ、つい先刻ネットに乱立したとある記事をご覧ください~♪』 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-45.html
スカウターの先端をピカピカと光らせながら、そらさんがリアルタイムでプリンタと連動しています。絶え間なく吐き出されている印刷物の中から、ずん子が適当なものを見繕って、再びあわもに提示しました。
ずん子がしっかりと読み上げたのを見届けて、うさぎが、あわもの口を封じていたお札をペリペリとはがしました。
これ……、貴女の『師匠――暗黒大将軍――』の仕業よね?(モグモグ http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-44.html
ちなみに、めたんは今だとばかりに価格が暴落した紅いもスイーツを買い占めています。
つい、と顔を背けるあわもは、思い切り開き直っていました。
イタコ姉さまときりたん。東北地方二大セクハラオヤジの瞳が光ります。彼女らは嬉々としてあわもの縄を緩め、彼女の両腕を取り出しました。
あわもが、恐怖に両眼を閉じます。
――しかし、一向になんの刺激もやってきません。腕が掴まれている気配はあるのですが、くすぐられることも、なにかセクハラまがいのことをされるこもないのです。
不審に思ったあわもが目を開けると――、
――ペリペリ。ペリペリ。
なんと、日焼けして向けてきたあわもの腕の皮を、二人して丁寧に剥いているではありませんか!
珍しく、あわもが動揺します。
「諦めなされー!」と叫んで、あわもが両腕をばたつかせます。その細腕からは想像できないような力に振り回されて、イタコ姉さまときりたんは、思わず手を放し、尻餅をついてしまいました。
あわもはみの巻きにされた身体を何度かよじりながら、不敵に笑います。
あわもの一言に、居間が騒然とします。あわもは、ずん子たちがお互いに顔を見合わせた隙を見逃さず――、
緩んだ縄を引き千切って――、あっという間に、姿を消してしまいました。
(――同時刻・東北地方北端――)
へー。日本海って、太平洋とは全然雰囲気違うねえ☆ なんか、ちょっと暗い感じ? http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
ええ。……それにしても、わざわざ総帥を呼び出すとは、奴もなかなかの根性をしている。ご足労、申し訳ございません。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
津軽海峡からの海風を浴びながら話すつるぎが、近づいてくる気配に気付きます。「偵察」の少女が戻ってきたようです。
――が。彼女の横には、「もう一人」の姿がありました。
ひぃーーーーー!? 速っ!? コイツ速っ!?(ダダダダダダ http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-47.html
うふふふふふふ♪ 忍者さ~ん! お待ちになって~♪(ズドドドドド
ゴツくてかっこいいバイク、全身を覆うライダースーツ、そしてメットから後ろにたなびく長い癖っ毛。機体に見劣りしないモデルのような肢体の胸元には、そらさんに負けず劣らずの果実がたわわに実っています。
粉雪のような排気を撒き散らしてこちらへ突進してくるバイクの女性は、崖っぷちだというのに、一向に速度を緩める様子がありません。つるぎはそんな彼女からちゃんこを守るように移動すると、居合いの姿勢へとその身を低くし――、
彼女の前方を狙って、衝撃波を放ちました。
……きゃっ!? ……っとっ、とっ、とっ、と……!
目の前の大地がえぐれたのを見て、バイクの女性が急ブレーキをかけます。グリップを思い切り効かせたあと、後輪を滑らせてその場で90度回転。横向きになることで、見事、車体を停止させました。
……ふふっ。
その場に座り込むしのびを横目に、女性はくすりと微笑みます。
……うふふ。さすがね、つるちゃん!
メットを被ったままの女性が、悠然とした足取りでつるぎへと近寄り――、彼女のふとももを、その人差し指でつつっと撫でます。
あはっ! だーいじょうぶよ! あたし、脚フェチですから~♪
……忍者さんもごめんなさいねー♪ あなたの脚を追いかけてたら、つい我を見失っちゃってぇ……(クネクネ
狙いを隠そうともしない女性からの艶めかしい視線がメット越しにしのびを襲います。両脚を放り出してへたばっていたしのびは慌てて立ち上がると、なんとか脚を隠そうと着物を伸ばすなどし始めました。
それにしても、つるちゃんたちも「あの人」の動きを掴んでたのね。頼もしいわぁ。
でも、もうちょーっと早く気付いてくれればぁ、あたしの故郷は「あの人」に乗っ取られなくて済んだんだけど……ね。
言葉通りの意味よ、総帥さん。あたしのふるさとは……、もう、あの「暗黒大将軍」によって支配されてしまっているの。
つるぎが、驚いたように目を見開きます。ライダースーツの女性は、そんな彼女を励ますようにふとももを突っつくと、「……取り戻せばいいのよ」と、微笑みました。
荒っぽい運転のせいで見紛っていましたが、その余裕、そして気品のある立ち居振る舞いは、まさに亡国の姫君のよう。
女性はそう呟いて、その顔を覆っていたヘルメットを脱ぎ去りました。
――つづく―― 「東北ずん子」は東北とずんだを応援する版権フリーのキャラクターです! 詳しくは( http://zunko.jp/ )までどうぞ!
(第1話はこちら!→ http://togetter.com/li/320198 )(前回:第57話はこちら!→ )(次回:第59話はこちら!→ http://togetter.com/li/558926 )
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1452













































