ずん子ちゃん、コーヒーを飲む。
ずん子ちゃんの住む部屋。
へー、コーヒーとのコラボ商品ですか。
そうなのです。
ありがたいことです。
ありがたいことです。
こうしてどんどんずん子ちゃんが広まってくのですねぇ。
がんばらないとね。
それにしては浮かない顔ですが?
うん……ほら、私ってコーヒー飲めないから……。
苦いの苦手でしたからね。
そうなの。製品の見本がたくさん送られてきたんだけど……。
缶にイラストがプリントされてるわけですか。
飲まないと……ダメだよね?
まあ、味の感想ぐらいはいわないと先方に悪いでしょうし。
私の黒髪をイメージしてブラックって……!
ハードル高すぎ! せめてコーヒー牛乳にして!
ハードル高すぎ! せめてコーヒー牛乳にして!
コーヒー牛乳は「乳飲料」。「コーヒー」じゃありません。
別の飲み物ですよ?
別の飲み物ですよ?
そういう話じゃないよぉ!
苦いのはダメなんだってば!
苦いのはダメなんだってば!
ひとついただきますね。
(こくこく)……うん、香り高くていい味です。
(こくこく)……うん、香り高くていい味です。
よく飲めるね〜。
美味しいのに。
高校生にもなってコーヒーが苦手とはどうかと思いますよ?
高校生にもなってコーヒーが苦手とはどうかと思いますよ?
そりゃちょっとは恥ずかしいけど……苦いもん。
でもこの製品は飲んでおかないと。
さっきのきりたんちゃんの感想そのままいおうかな。
目の前で飲む状況になったらどうするんです?
う……やっぱまずいよね。
これを機会に改めてコーヒーに挑戦してみては?
そ、そうだね、大人の女にジョブチェンジしないとね。
コーヒーくらいで。
では、砂糖とミルクを多めに入れてみれば大丈夫じゃないですか?
では、砂糖とミルクを多めに入れてみれば大丈夫じゃないですか?
まずはそこからだね。
コーヒーをカップに入れて……砂糖、ミルクをと。
コーヒーをカップに入れて……砂糖、ミルクをと。
私はブラックが一番美味しいと思いますがね。
そういう上級者コースは早過ぎるの。
(ごく)……苦い。
(ごく)……苦い。
もっと入れてみては?
うん……。
(ごく)……苦い。
(ごく)……苦い。
さすがにこれ以上砂糖とか入れたら……。
いいえ、まだまだ! もう1杯砂糖入れて……。
(ごく)甘いけど苦い。
(ごく)甘いけど苦い。
入れ過ぎると……。
なんの! 砂糖もう1杯!
(ごく)甘い! 苦い!
(ごく)甘い! 苦い!
いわんこっちゃない。
気持ち悪くなるほど甘いのに苦いってどういうこと?!
ホントに苦味が緩和されてるの?!
ホントに苦味が緩和されてるの?!
そんなにしたら風味もなにもあったもんじゃないですよ。
ミルクを追加すればコーヒー牛乳みたいにならないかな。
あらららら。
(ごく)
……甘くて苦くてぬるっとした口当たり……!
……甘くて苦くてぬるっとした口当たり……!
あー、もはや完全に飲めませんね、それ。
うう、スポンサーさんごめんなさい……!
まったく。入れ過ぎだっていったのに。
コーヒーがトラウマになりそうだよ……。
口の中、気持ち悪い……!
口の中、気持ち悪い……!
水持ってきましょうか?
もうやけよ!
この缶コーヒーを無理やり一気飲みしてみせる!
この缶コーヒーを無理やり一気飲みしてみせる!
それ大丈夫なんですか?
こうなったら荒療治よ!
えい! (ごくごくごく……)
えい! (ごくごくごく……)
どうです?
……あれ?
美味しい!
美味しい!
え?!
苦いんだけど、それだけじゃなくて……。
酸味の刺激や香ばしさやコーヒーの香りが合わさって……。
なにより口の中がさっぱりして……美味しいじゃないですか!
酸味の刺激や香ばしさやコーヒーの香りが合わさって……。
なにより口の中がさっぱりして……美味しいじゃないですか!
あら〜意外な結果でしたね。
うわ〜ハマっちゃいそうですよ、これ。
スポンサーさん、ありがとうございます!
スポンサーさん、ありがとうございます!
見事コーヒーの苦手を克服しましたね。
うふ、これで大人の女への階段をひとつ昇ったね!
コーヒーくらいで威張られても。
ふふ、今日の私は一味違うのです!
なら、今夜は沖縄あわもさんから送っていただいたゴーヤで、ゴーヤチャンプルといきましょうか。
あの、それはまだレベルが高すぎて……。
終わり。