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兼業作家さんとライターちゃんと同人作家ちゃん  第十九話 プリンセス☆ストーリー②

★作:朱鴉更紗  画:萩茶漬
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★内容は美少女ラノベ作家達が出版業界の裏側をゆるふわに紹介していくものです。
 が、約一名がナチュラルボーン・クレイジー・サイコレズだったことから、物語は一変。
幕間→http://inove.jp/ivsid1075
十三話→http://inove.jp/ivsid1065
十二話→http://inove.jp/ivsid878
十一話→http://inove.jp/ivsid1002
十話以前はこちら→http://inove.jp/ivsid701
ト書き
【前回までのあらすじ】
 前回→http://inove.jp/ivsid1577
 →第一話 http://inove.jp/ivsid563
 クソ過ぎる家庭環境!
兼作さんの過去があきらかに!


これまでのあらすじがわかる、総集編はこちら
http://inove.jp/ivsid2190
ト書き
母「たとえ、家事用に”教育”した人間でも、わたしのDNAを受け継ぐ子供の心が、綺麗なはずなどなかったのです。
 彼女の心は……わたしなんかよりも遥かに汚かったッ!」
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im4373957
「ふふふふふ……。
 家事ロドイドに甘んじて、人間としてのあらゆる権利を剥奪され、
”外”の世界を知らずに生きるのは興味深い二十年間でした」
兼作さん温泉2
「わたしは二十年間、気の弱く意志薄弱なロボットのような人間を、
 演じてきました」
「すべては、わたしに叛逆され、恐れおののく、
 お母様とお姉様の吠え面を眺めて楽しむため!!」

兼作さん
「超ドMで超ドSなんだよね~~。わたしは……」
ト書き
母「あの子の二十歳の誕生日に、すべてが逆転されました。
  わたしと長女は家の奥深くに軟禁され、
  長く辛い拷問にかけられたのです」
兼作さん
「お母様はこれまで働いてきた財産と、
 今後もらう年金は残らず私に貢いでもらうから、よろしくね!」
「お金なんて、なくなったら人からいくらでも奪えるんだし、簡単だよね?」
ト書き
母「はい……是非とも貢がせてくださいまし」
兼作さん温泉1
「警察や他人に話したら、どうなるかわかってるよね?」
ト書き
母「はい……」
兼作さん
「たとえ警察に捕まっても、女性刑務所の警備なんてぬるいから、
 すぐ破ってくるからね。
 そうなったら、あなたもどうなるかわかってるよね?」
ト書き
母「糞肉蟲だけは……! 糞肉蟲だけはご勘弁を! 
  ご勘弁下さい!」
イメージ。


http://www.amazon.co.jp/%E8%8A%8B%E8%99%AB-BEAM-COMIX-%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B7%9D-%E4%B9%B1%E6%AD%A9/dp/4047260851
兼作さん
「あらら。実の娘であるお姉様と一緒の身体になるのは、厭なのかな?」
ト書き
母「あんな体になるのはだけは死んでも厭です……」
ト書き
母「お願いです……あの娘はいくらでも痛めつけても……。
   殺しても構わないからッ!!
   どうか、わたしだけは……わたしだけは助けて……!」
兼作さん驚き(反)
「わぁ、人として最低発言!」
ト書き
母「なんなら埋めるのも手伝います。
  殺すのもわたしがやりますから……。
  どうか……わたしの命と安全だけは保証してくださいまし……」
兼作さん
「じゃあ、今後もお金を全部、よこしてね」
「水道代だけは面倒だけど入れといてあげるから。
  残ってる塩でも舐めて何とかしてね」
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im4373962
ト書き
「   ――イメージおわり――   」
おに1
「そんな感じで、あの百合豚野郎は東京に出てきたのじゃ。
 一流企業の社員の振りをして高級マンションを借りる」
おに1
「特殊な環境で育っても、元からの悪人だけあって知能は高かった。
 一般的な常識や立ち振る舞い、
 学校教育は普通の子供として育てられた姉の教材から学んだ」
おに1
「作家としての素養も元々あった。
 過酷な少女時代を過ごしたからストイックでもあった。
 外の世界に出て、初めて自由に振る舞えるようになった彼女は、
 ”小説”それもきらびやかな絵のライトノベルに興味を持つようになった」
オタ作まじめ
「なるほど」
三吉さま(1)
「監禁されて育てられながらも、逆に監禁者たちに復讐をし、
 調教してしまえるほどの不屈な精神力と計画力を持った人間じゃ。
 新人賞など、たちまち突破できてしまうかもな?」
オタ作たん
「兼作さんはサイコパスでも、
 作家としての実力は本物だったってことだね」
オタ作たん しょぼん
「だから、初めて会ったとき、親近感を覚えたのかぁ」
おに2
「ひきこもり同士、惹かれ合うものがあったのだろう」
オタ作たん しょぼん
「うん、ボクも自慢じゃないけど小学校からずっと、
 学校には行けなかったからね」
三吉さま(1)
「ホントに自慢じゃないな?」
オタ作たん
「(ガン無視)……でも、どんなに立派に社会人を演じていても、あの人、
 なんか変だったからなぁ。
 みんなにはわからなかったみたいだけど」
オタ作まじめ
「なんかいかにも、典型的な会社勤めのキャリアみたいなのを、
 演じていたから、かえってわざとらしかった」
おに1
「うむ、神通力で覗いてみたところ、
 毎朝、会社に通っているふりをしているようじゃな」
オタ作たん
「……え? そうなんだ?」
ト書き
母「あの子は思い込んだら、自分自身でそう信じ込んでしまうところが
  あるんです」
三吉さま(1)
「そうなのじゃ。近所の人の手前もあるが、毎朝、出勤するときは、
 自分でも自分が会社員だと思い込んでいるようなのじゃ」
オタ作たん しょぼん
「えぇ~~~~(ドン引き)」
おに1
「じゃが、本当は出勤すべき会社には行ったことすらない。
 当然じゃな。
 勝手に自分がそこの会社の社員だと名乗ってをおるだけなのじゃから」
オタ作たん
「じゃあ、兼作さんは毎日、家を出てどうしてるの?」
三吉さま(1)
「公園で弁当食べながら一人、夕暮れまでぼーっとしておる」
オタ作たん しょぼん
「えぇ……!?」
オタ作まじめ
「小説家だってきちんとした職業なんだから、
 せめて小説を書いてればいいのに」
三吉さま(1)
「彼女の中では自分が会社の仕事もきちんとこなしている。
 兼業作家なのじゃ。そのイメージは絶対に崩さないようじゃの?」
オタ作たん
「意外にめんどくさい人だなッ!」
おに1
「ところで、あの女がなんでライにあそこまで執着しているのか、
 わかったぞよ?」
オタ作まじめ
「……え?」
おに1
「これまでの話を聞いて、なにか南蛮”ばてれん”の有名な話に似ておる
 とは考えなかったかや?」
オタ作たん
「南蛮ばてれんの有名な話?」
おに2
「それまでの人生で姉と母親にいじめられ、
 家事しかしてこなかった孤独な人間のもとに、一通の招待状が届くのじゃ」
ト書き


  ――回想――


兼作さん
「なんだこれ? 出版社から……」
おに1
「出版社からのパーティー……いわば、舞踏会の招待状」
オタ作たん
「!?」
オタ作まじめ
「それって、あの……は、灰かぶり姫……」
ト書き
母「……?」
おに1
「そうじゃ。
 生まれてから家事しかしてこなかった、灰かぶり姫はある日、
 きらびやかな夜会を目にする」
兼作さん
「初めて出版社のパーティーにやってきたぞ。
 ……緊張するなぁ。会社帰りの格好できちゃったけどいいのかなぁ?」
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3965911
おに1
「彼女は外の世界を知らなかったから、
 どんな格好でパーティーに行っていいのかもわからない」
ライちゃん
「こんにちは!」
兼作さん驚き(反)
「あ、どどどどどうも、こんにちは」
おに1
「家事ロドイドの彼女には、見知らぬ他人から声をかけてもらったのは、
 生まれて初めての経験だった」
ライちゃん
「名刺交換させていただいて、よろしいですか?」
兼作さん驚き(反)
「会社の名刺しかないんですが……」
ライちゃん
「会社の?」
兼作さん
「この番号、職場なんで、電話されちゃうと、非常にまずいんです……」
ライちゃん
「???」
おに1
「まずいはずだろぅ。その職場には、
 彼女の席など最初からないのだから……」
おに1
「あの女はきっと天にも昇る心地だったろう……。
 生まれて初めてのきらびやかな世界で……
 自分と同じ年代の、美しい金髪の少女が、向こうから声をかけてきてくれたのだから」
オタ作たん しょぼん
「じゃぁ……ライちゃんは……兼作さんにとっての……」
オタ作まじめ
「お、王子さまぁ!?」
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3965914
おに1
「……うむ、それがすべての惨劇の始まりだったのじゃ」
ト書き

 ―― 一方、その頃。
     ロイホ裏の公園では。
ト書き
ゴスッ! ゴスッ! ゴスッ!
同作ちゃん
「…………」
兼作さん温泉2
「悪いね、同作ちゃん。
 いい友達になれると思ったんだけどねー」
同作ちゃん
「…………ドクドクドク。……ドクドクドク」
「ごめんうそ。
 あなたのことは、最初から、なんか気に入らなかったの。
 どっちに転んでも殺そうと思ってた」
兼作さん温泉2
「わたしはライちゃんと二人っきりがいいの♡」
兼作さん
「そのあたり、ちゃんと空気読んでね。天然ボケさん」
同作ちゃん(泣)
「……ちが………あた……は……ちが……」
「トロトロの脳みそはみ出して何、しゃべってるんですか?
 バーーーーーカ」
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im4373962
ト書き


 ――ボク達は、まだ知らなかった。
    すでに最終章の幕が、切って落とされていたことに――


兼作さん温泉1
「あーーー。ライちゃんが売れてきたとはいえ、
 明日からわたしがレーベル一位か。やだなぁ。プレッシャーだなぁ」
ト書き
続きます!
 次話→http://inove.jp/ivsid2292
オタ作たん
「どうでもいいけど、プリンセス☆ストーリーじゃなくて、
 シンデレラ☆ストーリーじゃないの?」
ライちゃん しょぼん
「シンデレラ☆ストーリーにしたら、サブタイトルでネタバレだからね」
同作ちゃん(泣)
「どうでもいいですわ!
 それより、久々に出番があったと思ったら、また殺されましたわよ!?
 わたくし!?」
オタ作たん
「まぁ、ホラ、この作品、予知夢とかいって時間だって巻き戻せるから」
同作ちゃん(泣)
「死亡確定!? ぎゃふん!」