教養

ぶらりと食べ歩く<昔懐かし?中華そば編>

炭火の匂いとか、スープの匂いとか、ソースの匂いとか反則だと思うんですよね。

タグ:グルメ 旅行

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さて、何を食べようか。
出張で、見知らぬ街へと来ていた私は、ホテルの入り口で軽く考えた。
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当然ホテルには店舗は併設されているが、私は基本夜はそこで食べないタイプだ。

せっかく見知らぬ街にいるのだ。散歩しつつ面構えの良い所にふらっと入る、街の空気を感じつつ一人ゆっくりするのが好きなのだ。
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とはいえ、都会であれば、適当に歩いても棒に当たるくらいには、飲食店はあるが、田舎に片足突っ込んでいる場所では、適当に歩くと住宅街の中を彷徨うハメになる。
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あたりをつけよう。

スマホの食べ物系アプリを開き、条件を指定せず現在地で検索。
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やはり駅前近辺か

おおよそ、どんな田舎でも、ある程度飯食店の密集するところがある。

とりあえず、その方向に向かって歩いて後はフィーリングで決める。
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駅前にいくと、居酒屋をぽつぽつと見かける。焼肉屋もあるな。

しかし、最近焼肉屋とホルモン屋の比率が5:5くらいになってきた感があるけど、ほとんど売ってるもの同じだし、どっちでもいいような気がするんだよなぁ。

とりあえず、しばらく歩いてみるか。
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居酒屋、食堂、焼肉屋、ラーメン屋、ラーメン屋、相変わらずラーメン屋は多いな。

まぁ、今日はラーメンという気分ではないし、居酒屋あたりで適当に

そんなことを考えながら歩いていると、匂いがした。
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これはラーメン、いや、中華そばの匂いだな。

しかも、昔懐かしの煮干しと鶏がらスープっぽい匂いだ。
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近年ぎっとり、どっさりが大勢をなしてしまって、こういうあっさり系の匂いを嗅ぐ機会はめっきり減ったように思える。
その為、あっさりでおいしい店というのは中々巡り合えない。

あ、ダメだ、匂いに負けそうだ。

つい数分前までラーメンいいやって気分だったけど、

いや、ラーメンではない、中華そばだからOKなのだ。と思う事にした。
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中に入ると、狭い店内にコの字のカウンターが目いっぱいの大きさであり、

何故かキッチンとカウンターの間でやすいガラスの引き戸で区切られている。

お茶とか食器を入れる戸棚に使われる、透明なアレだ。
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チャーシュー(もも)と豚バラと、分かれているのか、随分こだわるな。

ただ、わたしは昔ながらの中華そばを食べたいのだ。

今日は余計なものはいらない。

中華そばを頼む。
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テーブルを見ると、黒コショウと白コショウが2つ分かれておいてある。随分こだわるな。

ただ、私あんまりどっちがどう合うのかとか、違いが分からないので、首をかしげるだけだが
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恐らく、中央のキッチンで湯気が凄いからガラス戸で区切っているんだろうなぁ。
実際かなり、もくもくだ。
そうこうしているうちに引き戸が空いて、ラーメンが出てきた。
顔が隠れている某おひとり様専用ラーメン屋を一瞬思い出すな。
顔は隠れてないで、ガラス戸で丸見えだけどさ。
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うん、なんというか、表面張力ばりに並々とスープが盛られている。
一口飲むと、熱い。店員さんがテーブルまでおろしてくれたけど
これこぼしたら大惨事だな。
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麺は細いし、ちぢれも少ないから、九州とか、あっちの感じかと思ったら、意外にももちっとして、コシがある。
スープがおいしいなぁ。鶏がらと何か混ぜたっぽい感じはするんだけど。
あっさり透き通った見た目に対して、一口飲むと、ガツンとコクがある。あっさりなのにどっしりした味という感じ。
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匂いに反し、昔懐かしというには、結構キャラが強いな君は。

なんか、懐かしさ4割、インパクト6割くらいで、ちょっと意表を突かれた。

とはいえ、おいしいことには変わりはない。目や情報以上に鼻は、うまい店を教えてくれるなぁ。

そんなことをぼんやりと考えていた。