ギャグ

ノア「三人とも捕まっただと!?」

前作 http://inove.jp/ivsid1635
このシリーズ何気に息が長いね!戦闘描写楽しいからかな!?

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ト書き
前回までのあらすじ。
ト書き
御三家が陥落した。
あ、アオトーッ!?
…………アカ……ネ……?
あ、いや、待った、まだ目え閉じててくれ、ていうか永遠に閉じててくれないか…
?何があったんだ…?
やめろ目を開けるなこっちを見るなーーー!!!!
アカネ、その格好はッ…!?
ウン…ディーネの…コスプ…レ…?
(顔を真っ赤にしてしゃがみこむ)
ト書き
部屋に激しい殴打の音が、小一時間鳴り響いた。
俺を馬鹿にしているのかアカネエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
違う!違うんだ!これはあのようじょの趣味で!!!
ゼェーーーッ…ハァーーーーッ!!
も、もうやめてくれ!脱ぐから!これ、脱ぐから!殴るのはやめろ!
ト書き
アカネはパンツ一丁になった。
これでいいだろ?
…許す。
…アオトも捕まっちまったんだな。
すまない…助けようと思ったら、このザマだ…
汚ねえよな!騙まし討ちとか!ほんと汚ねえわ!
騙まし討ち?
そう!ヴィヴィアンに化けてやがったんだぜ、あいつ!
そんなことをされたのか!
お前は?されなかったのか?
いや、普通に悪戯王と戦った。
ええええ~~…?
倒したと思ったら生きていたんだ…あいつはなかなかにタフだ。いや化け物だ。胸に刀を刺したのに…
す、すげえ、刺したのか…!
そのあと、薬でおかしくなったミドリが襲い掛かってきた。
…何!?ミドリが薬で!?
変わり果てていた…中毒者の目をしていた…
しゃ、シャブか!?あいつが!?…悪戯王がやったんだな…!
ところで、ここはどこだ?
…さあ?気がついたらこの部屋に放り込まれてた。
牢屋か?それにしては…白いな、この部屋は。
壁も床も真っ白だぜ。おまけに広い。
ドライバも置いてある…なぜだ、普通こういうのは没収するんじゃないのか…
さっきイグナイトでそこらじゅう殴ってみたけど、びくともしなかったぜ。シェルターか何かだろうな。
一体何をするつもりなんだ、悪戯王は…!
あー、あー、聞こえるー?
ど、どこだ!どこにいやがる!?
少なくともこの部屋にはいないよ。スピーカーだよスピーカー。
一体何をするつもりだ!
僕は何もしないよー?優しいからね!
優しいからアカネくんに替えの着替えなんて投入しちゃうよ。
うお、何か落ちてきた!
これは……
オノノコマチのコスプレです。
(睨む)
き、着るわけないだろこんなもん!…てか、怒るなら悪戯王に怒れよ!?
パンツ一丁でウロウロされると困るんだけど。絵面最悪なんだけど?
パンツ一丁のほうがマシだっつの!!
いいからTシャツとかまともなやつ寄越せ!!
しょうがないな~。えい。
おお、Tシャツだ。
…でかくね?
1サイズ大きくしてみたよ。こういうの何ていうか知ってる?
何ていうんだ?
彼氏のシャツ、名づけて「彼シャツ」。
……………。
丈が長いからズボンはいらないよね!
よこせよ!!!!!!!
嫌だね。
さて、君たち二人がここに集められた理由は分かるかい?
分からねえよ!教えろよ!
何だと思う?
教えろって言ってるだろ!!!
あーあー叫ばない叫ばないー。
ったくうるさいガキだねえ…
いいから早く目的を言え!
あー、じゃあ単刀直入に言うね。殺し合いして。
は?
殺し合いして。
え?
こーーーろーーーしーーーあーーー…
ゆっくり言えってことじゃねえよ!
殺し合いだあ!?ふざけんな!
勝ったほうが出られるよ〜☆
そんなことぐらい分かる!
はいじゃあ始め!
誰が殺し合いなんかするかよ!俺らは絶対応じないからな!
友達を殺すくらいなら餓死したほうがマシだ!
おう!
こっちには人質がいるんだけどなあ〜。
ですよねー…
よーしドブ妖精。思いっきり喚いてごらーん。
誰がドブ妖精だっ!
ヴィヴィアン!
何、彼女も捕まっていたのか!?
私のことはどうでもいいから二人とも逃げ……ッ……!
おいおい、台詞が違うだろ〜?
おい!ヴィヴィアンに何をした!?
イ、イヤアアー、タ、タスケテー!
棒読みだと迫力ないじゃないか。
大根役者で悪かったですねッ!
…キャーッ!?
ヴィヴィアン!
今彼女の足元ではエロ同人用触手モンスターが蠢いているよ。
え、エロ同人……!?
君たちが逆らえば触手の餌食になりかねないけど、それでもいいのかな?
(わ、悪くない)
(悪くはないかも……?)
アオトのバカ!
!?い、今、誰か何か言ったか!?
え、な、何も?
そ、そうか……
俺たちが逆らえば、ヴィヴィアンがエロ同人だと……ふざけんな!
女の子にそういうことして喜ぶとか変態かよ!
黙れスカート覗き!
うるせえ変態仮面!
ト書き
変態と変態の応酬!
さっさと殺し合い始めないとドブ妖精が大変なことになるよ?
今やってるだろ!
間合い取ってるだけじゃないか!そういうのナシ!
間合いを取るのも戦いだぞ!
はー……しょうがないなあ。じゃあきっかけをあげるよ。きっかけ。
きっかけ?
アチョーーーッッッッ!
上から来るぞ!気をつけろ!
あへぇぇぇぇぇ♥♥♥
み、ミドリ……!アオトの言う通り目が………目が逝ってる……!
ほあちょーーーー♥♥♥
ト書き
ミドリのカンフーキックを躱す。
うおーっ!?俺たちのこと分かってないのか!?
分かってないな。
こ、これ、どうしたらいいんだ…?
俺のアブソリュート・シンで、もしかしたら治るかもしれない。
シャブにも有効なのか、それ?
…やったことはないが、試してみるしかない!
俺がミドリの動きを止めるから、その隙に俺ごとやれ!
分かった!頼んだぞ!
ト書き
一方その頃外では…
ここが悪戯王のアジトか…一件ボロアパートだが、あいつのことだ。罠がたくさん仕掛けてあったりとかするんだろうな。
罠なら俺に任せろ。解除してやる。
改めて礼を言うぞ、天上獣。忙しいのに手伝ってもらって。
いや、忙しくないから全然構わねえよ。
…最近俺のポジションがコラボキャラとかに奪われたりしてて、さ…仕事が…ないのさ…
四位の悲しみがわかるか…?
(よ、四位?何の話だ?)……つらいだろうな…
…ひどい荒れ様だな。
誰かがここで交戦したみたいだな。
焦げ跡があるから…たぶんあの、炎のアイツじゃないか?
ここには氷があるな。水刀士も戦ったみたいだ。
敵を倒して、救出に向かったんだろうな…
あの二人、大丈夫だろうか。まさか捕えられてたりは…
しねえだろ。だって主人公だぞ?
だがミドリは捕まったじゃないか!私は心配なんだ!
心配しなくても、三人とも今は仲よく牢屋だよ~。
! 誰だ!出てこい!
出てきたよ☆
よ、ようじょだ!ようじょがいる!
この子もきっと悪戯王の魔の手にかかっているに違いない!保護しよう!
ほらー、おいでー。
やだよー。(ビンタ)
ぶ、ぶたれた…!?孫にもぶたれたことが無いのに…!
お、おい、ようじょ。俺たちは怪しい大人じゃない。むしろ正義の味方だ。怯えなくてもいいんだぞ。
私の正義はお兄さんたちじゃないんだよ。だから、保護される必要なんてないの。
? ? よ、ようじょ…?いったい何を…?
私にとってお兄さんたちは、悪の組織の幹部だってこと。分かる?
ようじょ、それは勘違いだ。悪戯王に洗脳されているにすぎない。あいつは悪い奴なんだ、世界を危機に陥れようとしているんだぞ!
だから何?私はそんなこと知ったこっちゃないんだよ。洗脳だったとしても別に構わないし。私はロキの味方。あなたたちは敵。
あなたたちのいう「保護」は、私にとっては「誘拐」なんだよね?
こ、このようじょ、ようじょなのにすごく頭がいい系だぞ…!
物書きしてるから、多少はね?
今こうしてあなたたちの前に立ってるのは、あなたたちを追い払うためなんだよね。
わ、悪いことは言わない。それはやめておけ。私たちは強いぞ。自惚れでも何でもなく。
大の大人二人に立ち向かう勇気は評価するけどな。やめとけやめとけ。
別に、1対2で戦うとか言ってないじゃん。
レプリカー!
竜王、右だ!
テラ・アーク!
ト書き
物陰から何かが飛んでくる。ノアはテラ・アークを操り、その「何か」を防いだ。
攻撃、命中せず。
レプリカ、だと…!?故障中じゃなかったのか!?
今、破要塞で修理中じゃ…
実はね。ハサウェイで作ったコピーなんだよ。レプリカのレプリカって感じ?
あの羽ペンは…何だ?
おそらくドライバだろうな。…しかし、ペン型のドライバって変わってるな…
変わってるのは見た目だけじゃないんだよー、っと!
ト書き
ハサウェイは次の文を書き綴った。
ト書き
「竜王は何もない所で転んだ。」
まずはレプリカを何とかしy…うわあっ!?
お、おい、大丈夫か?何もない所でコケるとからしくないぞ?
お、おかしい、急にバランスを崩すなんて…
書いたことが現実になるんだよ~。
な、何だと!?
こういうことだって出来ちゃう!
ト書き
「天が崩れ、獣と竜を押しつぶす。」
ト書き
書き終えた瞬間に、天井に亀裂が入る。
まずい!逃げるぞ!
ト書き
グリュプスはノアの手を引き、飛んだ。
ト書き
轟音が鳴り響く。
ト書き
レプリカに抱きかかえられ、瓦礫を避けたシェイクスピアは、書き綴る。
ト書き
「獣は翼をもがれた」
うおっ!?翼が!
ト書き
天上獣の翼が消え去り、残ったのは猫耳と猫尻尾だけになってしまった。
飛べない天上獣は、ただの子猫ちゃん!
ト書き
二人は真っ逆さまに落下。
やべえ、このままだと死…にはしないが大怪我だぞ!
任せろ!
ト書き
竜王は口に手をやり、口笛を吹いた。
ト書き
瓦礫の山からテラ・アークが飛び出し、二人の足元へと駆ける。
ト書き
二人はテラ・アークの上に着地した。
クッションありがとうよ。
さっきの礼は返したぞ。
うーん、あの機械の竜、邪魔だね。レプリカ!あれ、なんとかして!
了解。
あのようじょ、手強そうだ…まずはようじょをどうにかしたほうがよさそうだ。
俺に任せろ!…俺、あの機械みたいなゴリラパンチできそうにないし…
分かった。頼んだぞ!
すまないなようじょ、大人しくしてもらうぜ!
キャーッ!不審者!
最優先事項。マスターを保護する。
ト書き
レプリカはシェイクスピアとグリュプスの間に割り込もうとする。
させるか!
ト書き
テラ・アークはレプリカの腕に噛り付き、それを阻止する。
リメイク・ガード発動。
ト書き
しかし、それも叶わず。レプリカは絶対防御のバリアを、シェイクスピアの周囲に張った。
ト書き
ようじょに突撃した不審者は、バリアに激突し、気を失った。
ヘブッ…!?
天上獣ーーーーーッ!!
攻撃行動を再開。
ト書き
レプリカは噛り付いたテラ・アークに、裏拳をぶつけた。
ト書き
テラ・アークは呻き、フラフラと地に落ちる。
ハァーーーッ!!
ト書き
レプリカの顔面に、ノアのドロップキックが命中する!
!!
竜王を舐めるな!素手でも強いんだ…ぞッ!
ト書き
転倒したレプリカの腕を掴み、背負い投げするノア。
ト書き
しかし、その瞬間、ハサウェイは書き綴る。
ト書き
「機械は華麗に空中で受け身を取る」
着地。
ト書き
レプリカは空中で体を捻り、体勢を立て直し、着地した。新体操のオリンピックメダリスト並みの華麗さ。
10点満点。
ト書き
ハサウェイは続けて書き綴る。
ト書き
「機械に力が漲る」
破壊する。
ト書き
レプリカは拳を振り上げ、ノアへと振り下ろす。
ト書き
ノアはそれを避ける。壁に穴が開いた。
凄まじいパワーだな…!
ほらほら、頑張れレプリカー!
ト書き
ようじょ、高みの見物。
(しかし、マズいぞこの状況…テラ・アークは故障したんだろうか…動かない…)
(天上獣はバリアに激突して気を失っているようだ…)
(レプリカだけなら、まだ何とかなりそうだが…問題はあのようじょだ。あのようじょが上手いこと妨害してくる…)
(どうする…ここは一旦退くか?あまりにも不利すぎる!)
逃げるつもり?
よ、ようじょ…貴様エスパーか!?
カマかけただけなのに図星だったんだ…
逃げてもいいよ?私たち的には何の害もないし。
でも、主人公三人組は今、牢屋で拷問中だよ。見捨てて行くのかな?
な、何!拷問…だと!?三人とも捕まってしまったのか!?
最初に言ったと思うんだけど…人の話聞いてた?大丈夫おばちゃん?
おばちゃんじゃない、おばあちゃんと呼べ!
(本当は何してるのか知らないんだけど適当に言ってみよ)
結構キツめにやってるから、あと15分もしないうちに死んじゃうと思うなあ~?
き、貴様らッ…血も涙もないのか!
あるよ?でも、あなたたちの為に流さないだけだも~ん。
隙あり。
しまっ…
ト書き
ノアはレプリカの拳を真正面から受けた。吹き飛び、壁に激突する。
グアッ…!
追いうち。
ト書き
レプリカは馬乗りになり、ノアの顔面目がけて六つの腕で続けざまに、殴る。殴る。殴る。
ぐうっ、があっ、うああっ…!!
ト書き
両腕を交差し必死に耐えるノア。しかし、いくら体が丈夫とはいえ、限界はある。
(くそっ、このまま、では、死ぬッ…!)
(誰かッ…)
ト書き
その時、咆哮が轟いた!
あうっ…!!
ト書き
レプリカの胴体に、鋼鉄の塊が激突した!
ト書き
機械の竜、テラ・アークだ。
お、おお…!テラ・アーク!私を助けてくれたのかッ…!いい子だッ…!!よしよしよしよし!今日は帰ったらご飯3倍だぞ!
(機械竜ってご飯食べるの…?)
いいぞ、そのまま、あいつをやっつけるんだ!
ト書き
テラ・アークは咆哮を轟かせ、レプリカへと襲い掛かる。
リメイク・ガーd
ト書き
レプリカはバリアを張ろうとしたが、遅かった。
ト書き
テラ・アークはレプリカの頭に、…噛り付いた。
あああーーーー!!!!レプリカがーーーー!!!!頭からーーーー!!!!
(流石に頭からはマズ…いや、今はそんなことを言っていられない!)やれ!テラ・アーク!
ト書き
ガブリ。
ト書き
レプリカの首から上と、首から下が、分離した。
ト書き
その瞬間、レプリカの体はバラバラに砕け、無数の紙切れと化した。
あーーー…やられちゃった…
ト書き
舞い散る紙切れの中、落胆するシェイクスピア。
さあ、頼れる大人はもういないみたいだぞ。観念しろ、ようじょ!
べ、別に、私一人でも平気だもん。ハサウェイがあるし。
ト書き
シェイクスピアは新たな文を書き綴ろうとしたが…
(…やば。インク切れた!)
ト書き
すぐにポケットに手を突っ込み、インク瓶を取り出す。
竜王チョップ!
ト書き
しかし、手から叩き落された。瓶は地面に落ち、砕かれ、中身を漏らす。
あああああ~~~!!!
どうやらインクがないと、そのドライバは使えないようだな。
ようじょ、詰みだぞ。チェックメイトだぞ。大人しく保護されるんだ!
ト書き
掴まれる腕。
いやだあああ~~~~!!やめてええええ~~~~!!!痛くするのはやめてよおお~~~!!!
いや、別に痛くはしないから、安心しろ…?
保護だ、保護。痛くしないから安心し…ああああ、泣かないでくれ…!よしよし、よしよし…ひどくしないから…!
うえええええ~~~~ん!!!!!!
こ、困ったな…まるで私が悪者じゃないか…
……すまん竜王。
おお、目が覚めたか、天上獣。翼は元に戻ったようだな。
ああ。…よかった…このまま羽なしになったらどうしようかと…
せめてもの詫びに、ようじょは俺が責任を持ってお持ち帰りしよう。
ああ、頼む。傷つけないように丁重にお持ち帰りしてくれ。
やだやだやだやだ~~~~!!!
こ、こら暴れんな!怪我するぞ!
ガブッ!!!!
ギャーーーッ!
ト書き
天上獣の腕を噛み、逃走する幼女!
こらー!待てー!
ト書き
後ろから追いかけるおばあちゃん!
いやだああああああああッ、キャッ!!
ト書き
石に躓き、転ぶ幼女!
ト書き
顔面から地面に激突!
…………うえええええ~~~~ん!!
ほら、走り回ると危ないって言ったじゃないか…!
ト書き
言ってはいないが正論である。
ああ、かわいそうに…すりむいちゃっているじゃないか…
天上獣!お持ち帰りしたら、至急ようじょを手当てしてやってくれ!
任せろ!
うわああああ~~~~んん!!!!!!
ト書き
泣き叫ぶ幼女を優しく抱きかかえ、天へと昇る天上獣。
家に着いたら、怪我も治すし、悪戯王の洗脳も解いてやるからな!
うわああああああ~~~~ん!!!!たすけてえええええ~~~~!!!!!
た、頼むから叫ぶのはやめてくれ、まるで俺が不審者じゃねえか…!
うちの子に何をしてくれたのかな、君は?
…ッ!?
ト書き
グリュプスが振り返ると同時に、悪戯王の右ストレートが命中した。
フガッ…!?
ト書き
グリュプスの腕からシェイクスピアが落ちる。
ト書き
悪戯王は華麗にキャッチした。
はーいよしよし、もう大丈夫だからね~。
……ロキ~~~!!!!!
ト書き
悪戯王に抱き着き、泣きじゃくる幼女のポケットから、一枚の紙切れが落ちた。
ト書き
「ピンチになったらロキが助けに来てくれる」
危ないから出歩いちゃダメだって言ったじゃないか。めっ!
ごめんなさい…
まあ、無事で何よりだ。…鼻水で顔がぐちゃぐちゃじゃないか。はい、ハンカチ。
あー、演技で泣くのも大変だわ~。
……演技だったの…?
泣いたほうが敵の同情も買えるじゃん?
………末恐ろしい幼女だね……君は……
コラ!幼女に汚い手で触れるな!
汚いのは君の手のほうじゃないか!
この怪我、あのお兄さんにやられたんだよ!
何だって!?
それ、自分で転んでやったやつだろ!
…嘘だね?
…バレた?
でも天上獣のせいにしてしまえ。成敗!
俺じゃねえっての!
天上獣!無事か!
ト書き
地上から異変を察知したノアが、テラ・アークに乗り空へ昇る。
ようじょを奪われた…
貴様!汚い手でようじょに触れるな!
汚いのは君たちのほうだってば…
大丈夫?ロキ、勝てる?
本気を出せば一捻りさ。
…嘘でしょ?
…見栄張った。ちょっとマズいかも。
ロキ、インクちょうだい。
はいどうぞ。
いかん!あのようじょに文を書かせるな!
ソロウ・セカンド!
ト書き
風の爪痕が届くより早く、ハサウェイは書き綴った。
ト書き
「竜と獣は最果ての地へ」
ト書き
その瞬間、グリュプスとノアの姿が、消えた。
消えたね。
ちょっと地球の裏側まで飛んでもらっただけだよ。
どうせなら宇宙にでも放り出せばよかったのに。
宇宙は流石に無理だよ。
ああ、そうなの?
ねえ、さっきまで何してたの?
御三家を戦わせてそれを眺めてたよ。
例の殺し合いデスマッチ部屋を使ってるんだね?いい画撮れた?
いやあ、それが、なかなかうまく行かなくてねえ…
…それにしても、派手に壊れたねえ…
アジトの八割は地下にあるから別に平気でしょ?
まあ、そうなんだけどさ…修理代が無いよ、もう…
お金ならハサウェイで量産してあげるから。
引き換えに僕の貞操を捧げろとか言ってたじゃないか、この前!
いいじゃん別に。
よくない!僕の初めては愛する人に捧げるんだ!
恋人いないでしょ?
そうなんだけどね…
…いや、そんなことはいいから、早く家に帰ろう。テレポートして。
書くの面倒だから自分で歩いて帰って~。
………落とすよ?
うわあ急に真顔になるのやめて!怖い!書くから!ちゃんと書くから!
ト書き
「悪戯王と筆者は家の中にテレポートした」
ト書き
悪戯王と幼女の姿は、消えた。
ト書き
残ったのは、ほぼ瓦礫と化したボロアパートと、昇り始めた満月と夜空のみ…
ト書き
つづくかも。