ずんだ餅を首相官邸に落下させれば一気に全国区になるのでは…?――東北ずん子小説・日常編3
何かと規制規制で科学もやりづらい世の中になってきましたが、世の中の科学少年たちにはぜひ、高機能執事・メイドロボを作成していただきたいところですね!
何も人型じゃなくてもいいのです。統計(作者調べ)では、ルンバを購入した人(3人)の実に100%が、家事をこなしてくれるルンバに愛着を感じ、名前をつけるに至ったそうです。
健気さと愛くるしささえあれば、人型をしていなくても人はロボを愛せるのです!
何も人型じゃなくてもいいのです。統計(作者調べ)では、ルンバを購入した人(3人)の実に100%が、家事をこなしてくれるルンバに愛着を感じ、名前をつけるに至ったそうです。
健気さと愛くるしささえあれば、人型をしていなくても人はロボを愛せるのです!
(――とある平日の朝・通学路――)
――ふあぁ……。朝から元気ですね、ずんねえさま……。
そりゃそうだよ!ヽ(´▽`)ノ 家庭科の時間は布教の時間!
もはや私の行動に慣れてきて「あー……またかー……」って顔してくるクラスメイトのみんなにずんだ料理を振る舞わないと……って、うわあ!(ズデーン
もはや私の行動に慣れてきて「あー……またかー……」って顔してくるクラスメイトのみんなにずんだ料理を振る舞わないと……って、うわあ!(ズデーン
ウキウキで登校していたずん子が引っかかったのは、「警視庁」と書かれた黄色いテープでした。
どうやら、学校の周囲に張り巡らされているようです。
どうやら、学校の周囲に張り巡らされているようです。
……………………あ、おはよう。
せっかく登校してきたところ残念だけど、今日、臨時休校って言われた。
せっかく登校してきたところ残念だけど、今日、臨時休校って言われた。
うさぎちゃん!ヽ(^ω^)ノ
……休校って、なにがあったんだろう?
……休校って、なにがあったんだろう?
――……は?
えっ……?
えええええええっ!?∑(゚Д゚; )
えええええええっ!?∑(゚Д゚; )
――東北ずん子小説・日常編 第3話――
(――「ふるさと女学院」から1キロ離れたビル・屋上――)
……………………うーん……。
近くのビルは封鎖されているし、ここからでは何も見えない……。
近くのビルは封鎖されているし、ここからでは何も見えない……。
――任せてください。
そらさんに工面してもらった、この「きりたん砲・望遠鏡モード」を使えば……。
そらさんに工面してもらった、この「きりたん砲・望遠鏡モード」を使えば……。
そう言うと、きりたんは背中の「きりたん砲」の口径を調節して、分厚いレンズを差し込みます。
簡易望遠鏡の完成です。
簡易望遠鏡の完成です。
……………………こ、こんな機能が。
どれどれ……。
どれどれ……。
四つん這いになったきりたんの後ろに回り込んで、ずん子とうさぎがきりたんぽを覗き込みます。
……………………味噌のいい香りがする……。
それはそうと、屋上に何か刺さってるよ?
あれ、何か人の脚が生えてるように見えるけど…………あっ。
あれ、何か人の脚が生えてるように見えるけど…………あっ。
…………そらちゃんだこれ!( ´゚ω゚)・*;'.、
――な、なるほど……。
学校の屋上に落下したドローンとは、そらさんのことだったんですね……。
学校の屋上に落下したドローンとは、そらさんのことだったんですね……。
――(着信音)「ずんだずんだー♪ ずんだずんだずんだー♪」(着信音)
……………………出たら、屋上にいる警察にマークされるのでは?
で、でも出ないわけには……。
……もしもし?(゚∀゚)ノ
……もしもし?(゚∀゚)ノ
『ご主ずんさま~(泣) 助けてください~(泣)』
電話口から聞こえる警察の声「おう!ご主人様とか言ってるぞ!
きっとこのドローンの持ち主だ!
探せ!!」
きっとこのドローンの持ち主だ!
探せ!!」
(うわあ……(゚ω゚; ) まずい声が聞こえる……)
『幸い顔が埋まってますけどぉ、まーくつーだってバレたらただじゃすまないです~(泣)
お願いします~(泣)』
お願いします~(泣)』
……ちなみにこれ、バレたらどうまずいことになるの?(´・ω・`)
――ご時世がご時世ですからね……。
逮捕か、あるいは重要参考人としてしょっぴかれるか……。
逮捕か、あるいは重要参考人としてしょっぴかれるか……。
逮捕!? それは確かにまずい!ヽ(゚`Д´゚)ノ
ど、どうすればいいかな、そらちゃん?
ど、どうすればいいかな、そらちゃん?
『まーくつーの頭にある起動スイッチがぁ、めりこんだ屋上を突き抜けてるのが見えますか~? 最上階の教室の天井に飛び出してるやつです~。
それを押して頂ければぁ、あとはなんとかします~』
それを押して頂ければぁ、あとはなんとかします~』
うわー……。しかし見事に頭から刺さってるね……。
よし、あれを押せばいいんだね!ヽ(´▽`)ノ
……とは言っても、空でも飛べないと、ここからじゃ……。
あ、そうだ!
よし、あれを押せばいいんだね!ヽ(´▽`)ノ
……とは言っても、空でも飛べないと、ここからじゃ……。
あ、そうだ!
……ずんだもん!(`・ω・´)ノ
のだー?
ずんだもん! 頼みがあるの!(ノ∀≦*)ノ
あそこ行ってきて!V(`ゝω・´)
……………………えっ?
警察ヘリ「ズバババババババ!!!!」
報道ヘリ「ズバババババババババ!!!!」
……よ、よく聞こえなかったのだ。
あそこに? これをかいくぐって?
あそこに? これをかいくぐって?
いやいやいや!
無理なのだ! 絶対無理なのだ!
無理なのだ! 絶対無理なのだ!
――お願いします!
ビニール袋が風に煽られて飛んできた風に行ってくれば大丈夫です!
ビニール袋が風に煽られて飛んできた風に行ってくれば大丈夫です!
ずんだもんはそんな演技派じゃないのだー!!
そらちゃんを前科者にしていいの!?ヽ(`Д´)ノ
ここが……えーっと……男? 女? の見せ所だよ、ずんだもん!!
ここが……えーっと……男? 女? の見せ所だよ、ずんだもん!!
ううっ…………。
……こ、こうなりゃヤケなのだ! うらーー!!
ずんだもんはふよふよと漂いながら、しかし一直線にそらの方へと向かっていきます。
残念ながら、どう見ても怪しい物体です。
残念ながら、どう見ても怪しい物体です。
うおっ! 危ないのだ!
ぎゃー! ヘリに当たるかと思ったのだ!
……………………あの子、独り言多くない?
――しかも声でかいですね……。
でも順調だよ!(≧∀≦) いま、最上階の窓を開けたとこ!
……あ( ゚Д゚; )
電話口から聞こえる警察の声「……な、なんか……やたら大声で叫びながら飛んできた謎の生命体確保!」
電話口から聞こえる警察の声「なんだこいつ!? 動くぞ!?」
網みたいなのであっさり捕まったー!?∑(゚Д゚; )
こ、このままじゃ、ずんだもんまで前科者に!
こ、このままじゃ、ずんだもんまで前科者に!
――……あの子って前科つくんでしょうか……。
むしろこれ、ずんねえさまの前k……。
むしろこれ、ずんねえさまの前k……。
戻ってきて、ずんだもん!
来い、「ずんだアロー」!!ヽ(`Д´)ノ
来い、「ずんだアロー」!!ヽ(`Д´)ノ
電話口から聞こえる警察の声「お、おい! こいつ、なんか弓に変形したぞ!?」
電話口から聞こえる警察の声「うわーっ! 飛んでいくー! 追えー! 追えー!」
(……………………なるほど、この手があったか……。しかし……)
キャーッチ! おかえり、ずんだもん!ヽ(´▽`)ノ
(……………………これ、こっちの場所バレたな……)
……………………ずん子。もう猶予はない。奥の手を使おう。
奥の手?(´゚ェ゚`)
――え、ええええ!? 危なくないですか!?
……………………そらの人が再起動さえすれば、たぶん科学の力でわたしたちもまとめて助けてくれるに違いない。
というか、そのくらいやってもらわないと割に合わない。
というか、そのくらいやってもらわないと割に合わない。
――し、しかし……。
……よし! それでいこう!(`・ω・´)
私が飛びます!
私が飛びます!
――ずんねえさま!?
――……わ、分かりました。
では……。
では……。
言い出したら聞かないずん子の性格はきりたんもよく知っています。
彼女は「きりたん砲」からレンズを抜くと、改めて四つん這いで構え直しました。
彼女は「きりたん砲」からレンズを抜くと、改めて四つん這いで構え直しました。
――「きりたん砲」、砲撃モード!
じゃ、ちょっと失礼するね、きりたん(^ω^)ノ
……………………これを額に貼っておくといい。
風神の力を宿した護符で、風を切りながらでも目を開けていられるようになる。
風神の力を宿した護符で、風を切りながらでも目を開けていられるようになる。
……ありがとう、きりたん、うさぎちゃんヽ(゚∀゚)ノ
……じゃあ、行ってきます!(`・ω・´)
……………………っ。
味噌の匂いが辺り一帯を包み、ずん子の身体が一気に射出されます!
うおおおお!(*`皿´*)
警察「……!? み、未確認飛行物体が接近! すごいスピードです!」
警察「……なんで!?」
――いけー!ずんねえさまー!
『……ご主ずんさまー!(涙)』
そらちゃん! 今スイッチを……!ヽ(`Д´)ノ
――と、ずん子が手を伸ばした瞬間でした。
……っ!?(ガクン
――し、失速した!?
わたしの計算では、ずんねえさまの体重に完璧に合わせて出力したはずなのに!!
……まさか、また微妙にずんだ餅食べすぎましたねずんねえさま!?
わたしの計算では、ずんねえさまの体重に完璧に合わせて出力したはずなのに!!
……まさか、また微妙にずんだ餅食べすぎましたねずんねえさま!?
……………………いや、しかし……!
……………………ま、まさか、飛翔しながらずんだアローを射るつもりなのか……?
――い、いくらずんねえさまといえど、あのスイッチにピンポイントで当てるのは……!
いや、当てる!(`・ω・´) 当ててみせます!
落下が始まったずん子。
しかし、彼女は流れるように矢を取り出します。
そして、身体を捻って強引に狙いを定め――。
しかし、彼女は流れるように矢を取り出します。
そして、身体を捻って強引に狙いを定め――。
いっけええええええええ!!ヽ(`Д´)ノ
(――8時間後・警察署内――)
警察官「いい? こういうご時世なんだから、誤解されるような行動は慎んで……」
――サーセンッシタ……。
結局、ずん子たちは見事、警察まで連れて行かれてしまいました。
とはいえ、説教だけで済んだのは幸いでしたが。
とはいえ、説教だけで済んだのは幸いでしたが。
はあ……。長いお説教だった……(´;ω;`)
……………………でも、感動した。
まさか、あの体勢から「ずんだアロー」を命中させるなんて。
まさか、あの体勢から「ずんだアロー」を命中させるなんて。
えへへ……(*´∀`*)
――まるで漫画みたいでした。
めたんさんがいたら……いや、もっとややこしいことになってましたね……。
めたんさんがいたら……いや、もっとややこしいことになってましたね……。
わわっ! そらちゃんもお説教終わったの?ヽ(´▽`)ノ
『おかげさまで~♪ ありがとうございます~!!』
えへへ。いいよいいよ。
めったにできない体験だったし……v(`ゝω・´)
めったにできない体験だったし……v(`ゝω・´)
『ずんだもんもぉ、窓を開けておいてくれてありがとうございます~♪
窓が開いてなかったらぁ、「ずんだアロー」も届きませんでしたからね~♪』
窓が開いてなかったらぁ、「ずんだアロー」も届きませんでしたからね~♪』
『それでぇ、もう一つお願いがあるんですけどぉ……(汗)』
……えっ?( ;・∀・)
……………………嫌な予感がする。
『まーくつーの同型機がぁ、同じように落下したみたいでぇ……。
その救出任務を……』
その救出任務を……』
――……つかぬことを伺いますが、どこに……?
『それがぁ……(汗)』
……………………それが?
『なんとぉ……♪』
……なんと?
む……(゚ω゚; )
――その後、「九州そら首相官邸落下事件」の影響で提出された「九州そら規制法案」によって、そらの露出が一時的に規制されることとなりますが――それはまた、別のお話。
――おわり――
第1話はこちら!→ http://togetter.com/li/320198
前回:日常編第2話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid2010
次回:日常編第4話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid2101
前回:日常編第2話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid2010
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