「アダルト雑誌はベッドの下に隠す!」というネタが通用しなくなるまであと…――東北ずん子小説日常編10
「MD(音楽入れるやつ)を知らない若者」というのが話題になっていましたが、デジタル化の進展による影響が最も顕著に現れているのはアダルト業界かもしれません。
携帯やスマホはパーソナルメディア。こっそり何かを溜め込むのに最適なデバイスですからね。
もう色々とお構いなしに表示されまくるアダルトソシャゲやアダルトマンガアプリの広告も、おおっぴらにはそういう情報にアクセスしにくい人たちをターゲットに収益を上げているらしいですよ。
「ベッドの下に隠していたエロ本がヒロインに見つかってキャー!」みたいな定番のイベントは描写されなくなって行くのかもしれませんね……。
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もう色々とお構いなしに表示されまくるアダルトソシャゲやアダルトマンガアプリの広告も、おおっぴらにはそういう情報にアクセスしにくい人たちをターゲットに収益を上げているらしいですよ。
「ベッドの下に隠していたエロ本がヒロインに見つかってキャー!」みたいな定番のイベントは描写されなくなって行くのかもしれませんね……。
(――東北家・客間――)
それぞれ赤と黄土色の毛布2枚を前に、ずん子、イタコ、きりたんが首を傾げています。
こんにちは。
この「漆黒のめたん」が貴女の『召喚―アルバイト―』に応じてあげたわよ。
……って、どうしたの? 難しい顔して。
この「漆黒のめたん」が貴女の『召喚―アルバイト―』に応じてあげたわよ。
……って、どうしたの? 難しい顔して。
あ、めたんちゃん。わざわざありがとうヽ(゚∀゚)ノ
――でも、2枚しかないんです……。
具体的には、ずんちゃんのずんだ色の毛布がどこかへ行ってしまったんですわ(゚うェ´゚)
みんな同じ場所に保管しておいたはずなのですが……。
みんな同じ場所に保管しておいたはずなのですが……。
なるほど……(チラッ
――な、なんでわたしたちを見るんですか。
た、確かに怪しいのだ……。
なにせ「ずん子の布団だけ」がなくなってるわけなのだー……。
なにせ「ずん子の布団だけ」がなくなってるわけなのだー……。
――そ、そういうずんだもんはどうなんですか!?
ずんだもんは大丈夫だと思うよー。
妖精みたいな存在だし、普段は浮いたまま寝てるんだって!(≧∀≦)ノ
妖精みたいな存在だし、普段は浮いたまま寝てるんだって!(≧∀≦)ノ
まあ、二人の部屋にひょんなことから紛れ込むってことも……ないような気がするけど……ありそうだし?
二人の部屋も見てみていい?ヽ(´▽`)ノ
二人の部屋も見てみていい?ヽ(´▽`)ノ
――うっ……。へ、部屋ですか。
じ、自分の部屋くらいは自分で探しますわ!(゚ω゚; )
怪しいわね……。
そういえば、姉さまときりたんの部屋にはあんまり入らないなあ……。
いい機会だから、お部屋はいけーん♪
いい機会だから、お部屋はいけーん♪
――東北ずん子小説・日常編 第10話――
(――きりたんの部屋――)
そういえば、海外の人が日本の空港に来て感じるのは味噌の香りらしいのだ。
きりたんぽ鍋が食べたくなる部屋なのだー……。
きりたんぽ鍋が食べたくなる部屋なのだー……。
で、家具は……PCのモニター、携帯ゲーム機、据え置きゲーム機、ブラウジング用のタブレット、テレビとレコーダーのリモコン……( ゚∀゚; )
……すべてのものがベッドから手の届く場所にあるのだー……。
な、なんという怠慢部屋……( ;^ω^)
というわけで、きりちゃんの毛布を持ってきましたわヽ(´ー`)ノ
このお味噌の色のやつです。
このお味噌の色のやつです。
はいはい。『儀式―お仕事―』の時間ね。
そう言って、めたんは掛け布団と毛布の間に挟まりました。
そして、お得意の温度調節機能を使って――約70℃の温度で、布団を暖め始めたのです。
そして、お得意の温度調節機能を使って――約70℃の温度で、布団を暖め始めたのです。
じ、人力布団乾燥機なのだ……。
これでダニも撲滅!(`・ω・´) ありがとう、めたんちゃん!
――……あー、実はですね。一度買ったんです。
え、そうなの?
でも、布団乾燥機って、ほら、専用の袋に熱風送り込むことで布団を殺菌するじゃないですか……(´-_-`)
――そのときに膨らむ袋がお餅みたいに見えるということで、「ずんだアロー」の餌食に……。
…………。
毛布が隠せそうな場所は……っと。
この裏でしょうか?(´・д・`)
この裏でしょうか?(´・д・`)
……配線だらけなのだー。
じゃあ、こっちは?ヽ(゚∀゚)ノ
うわっ、ヤバいタコ足配線なのだ……。
……えっ、もしかしてこの部屋、ベッドの周辺以外に何もないの!?∑(゚ω゚; )
意外ですわ……。
きりちゃんの部屋なら、ずんちゃんグッズで溢れていてもおかしくないのに……(´・ω・`)
きりちゃんの部屋なら、ずんちゃんグッズで溢れていてもおかしくないのに……(´・ω・`)
――しかし、それはずんねえさまへの愛が足りないこととイコールではありません!
なぜなら、この部屋にあるずんねえさまグッズは……!
なぜなら、この部屋にあるずんねえさまグッズは……!
……?
――ぜんぶデジタルだから!
…………。
…………。
……パソコンちぇーっく!ヽ(`Д´)ノ
ありましたわ!(`・ω・´)
「ずんねえさま」フォルダ……2テラ!?
「ずんねえさま」フォルダ……2テラ!?
よし! とにかく消去してから考えよう!O(*`ω´*)o
――待って待って! 待ってください! 何でもしますから!
ん? いま何でもするって言ったね?(´-_-`)
――……え?
前から思ってたんだけど、きりたんくらいの歳のときはもっと運動して足腰を作るべきだよ!
というわけで、きりたんが保有しているずん子コンテンツ、略してずんコンのぶんだけ運動するってのはどうかな?
というわけで、きりたんが保有しているずん子コンテンツ、略してずんコンのぶんだけ運動するってのはどうかな?
――マジですか。
マジです!
ウォーキングでも腕立てでも腹筋でも、なんでもいいよ!V(`ゝω・´)
ウォーキングでも腕立てでも腹筋でも、なんでもいいよ!V(`ゝω・´)
で、いくつかな?(´∀`) ずんコン。
――五……。
五十?
……( ´゚ω゚)・*;'.、
(――イタコの部屋――)
なんかよく分からない魂「――そう、ZUNDAならね。」
うわっ!?∑(゚Д゚; )
なんか色んな光が浮遊してる!?
なんか色んな光が浮遊してる!?
――はい。というわけで、タコねえさまのリンゴ色の毛布です。
えー、では。『儀式―お仕事―』を始めるわ。
そう言って、めたんが再び毛布の殺菌を始めた、その時でした。
布団から出てきた魂「アチチ、アチ!!」
布団から出てきた魂「燃えているんだろうか!?」
ひゃああああ!? なんか布団からポコポコ出てきたよ!?∑(゚ω゚; )
……って、なんだ。霊じゃない……。
あ、ホントだ。
さすがお寺の近くで野宿してるめたんちゃん。
オカルトからの立ち直りが早い!ヽ(´▽`)ノ
さすがお寺の近くで野宿してるめたんちゃん。
オカルトからの立ち直りが早い!ヽ(´▽`)ノ
――「」
きりたんは平気じゃないよね、オカルト……(´;ω;`)
でも、何でこんなに霊だらけなのよ。もはやイタコさんの部屋じゃなくて霊の部屋よ。
安眠のためですわ(^ω^)ノ
?
な、なるほど……。肉襦袢みたいなものかな?(´д`)
全然違いますわ!?∑(`Д´)
と、とにかく、そういうわけであたしの布団は常に清潔なのです!
むしろ熱してしまうと……
と、とにかく、そういうわけであたしの布団は常に清潔なのです!
むしろ熱してしまうと……
霊「じょ、成仏してしまう……」
……というふうに、徐々に魂が薄れてしまって……!?∑(゚Д゚ノ)ノ
って、うわあああ!?∑(゚Д゚; )
ずんだもんのずんだ部分が溶けて七三分けみたいになってるー!?
ずんだもんのずんだ部分が溶けて七三分けみたいになってるー!?
前が見えねえのだ……。
(熱に弱かったのか……)
――で、でもヒイッ、古風な部屋ですねヒイッ。ベッドじゃなくて布団だしヒイッ、床も畳でしたっけヒイッ!
きりたん……いちいち魂さんに怯えて……。
無理しなくていいよ……・゚・(ノД`)・゚・
無理しなくていいよ……・゚・(ノД`)・゚・
床も魂さんたちの好みで張り替えましたわ!∑d(゚∀゚d)
だから、毛布を隠すところなんて……。
だから、毛布を隠すところなんて……。
ふ……甘いわね……。
ちゅっ!?∑(゚ω゚; )
不敵に笑い、ポーズを決めて――めたんが、手近な畳を思い切り跳ね上げました。
すると、そこには――。
こ、これは――!∑(゚Д゚)
――ずんねえさまのブロマイド!
なんて卑怯……じゃなくてやはり隠してましたね!
なんて卑怯……じゃなくてやはり隠してましたね!
うっ……。そ、それは……!( ゚Д゚; )
――その時でした。
そう。部屋を漂っていたはずの魂たちが、一斉にずん子の写真へと殺到したのです。
魂「写真くらいなら持てます……」
魂「持ったまま飛び回れます……」
こ、これは――!
ず、ずん子の写真を持った霊たちがそのまま辺りを浮遊して……。
――ずんねえさまスライドショー……完成していたのか……。
うわっ、開き直った!∑(゚ω゚; )
――あ、漁れー!他の畳もひっくり返せー!
(――30分後、廊下――)
ま、まあ仕方ないのだー。
いい機会だし、新しいのを買えば……。
いい機会だし、新しいのを買えば……。
……あら?∑(*゚ω゚*)
――ん? どうしました?
ほら、あれ……(´・ω・`)
イタコが指差した先を見ると、屋根裏から、ずんだ色の毛布らしきものの端が垂れ下がっています。
あ……、あー! あれ、私の毛布!!∑(゚Д゚; )
あんな狭いところで寝れるのは……( ゚∀゚; )
うっ……。
皆の視線がずんだもんに集中します。
ず……ずるいですわ!! そういうときはあたしに一言言ってくれないと!
――まったくです! 抜け駆けは禁止ですよ!
(……本音が出てるわね……)
イタコときりたんと一緒にしてもらっちゃ困るのだ!!
だいたい、ずんだの妖精だから飛んだまま寝るだろみたいな前提がまずおかしいのだ!!
さーむーいーのーだー!!
だいたい、ずんだの妖精だから飛んだまま寝るだろみたいな前提がまずおかしいのだ!!
さーむーいーのーだー!!
え!? 寒かったの!?∑(゚ω゚; )
だって前……。
だって前……。
(――ずん子回想――)
ねえねえ。ずんだもんも私の布団で一緒に寝る? 外だと寒くない?
(――回想終わり――)
……って……。
あ、あれは……。
あれは?
……み、見栄を張りましたのだー!!
――!?
妖精キャラを強調したかったのだー!!
こう、ずんだもんってふとした瞬間に忘れられがちなところがあるから……。
こう、ずんだもんってふとした瞬間に忘れられがちなところがあるから……。
…………。
――…………。
……うわ、すっごい醒めてるのだー!?
ど、どうすれば……。
ど、どうすれば……。
ずんだもんが涙目で辺りを見回すと、めたんと目が合いました。
――……(ポン
め、めたん……。
――Welcome to 野宿 world……。
――その後、「冷静に考えればずんだアロー形態で寝ればいいんじゃね?」と気付いたずんだもんは無事に越冬方法を見つけましたが、たまにずん子と一緒に寝させてもらっているようではあります。まあ、それは別のお話。
――おわり――
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