キャラモノ抱き枕って汚したくないから抱けない、本末転倒である――東北ずん子小説日常編13
花粉症の季節がやってきました。
鼻が詰まりやすいタイプの人は、めっちゃいびきをかいてしまうので、仰向けでは寝ないと思います。
かといってうつぶせで寝るのは体制的に色々とつらい。
ということで、横向きに寝るのがベストですね。
しかし、横向きに寝る場合、骨盤が歪みやすいという弱点があるそうです。
それを防いでくれるのが抱き枕!
抱き枕を脚で挟んで寝ることで、骨盤が正しい位置にポジショニングされるのです!
つまり、この抱き枕は骨盤のために買っているのであって、決して絵柄に惹かれたわけではない、ということです!
鼻が詰まりやすいタイプの人は、めっちゃいびきをかいてしまうので、仰向けでは寝ないと思います。
かといってうつぶせで寝るのは体制的に色々とつらい。
ということで、横向きに寝るのがベストですね。
しかし、横向きに寝る場合、骨盤が歪みやすいという弱点があるそうです。
それを防いでくれるのが抱き枕!
抱き枕を脚で挟んで寝ることで、骨盤が正しい位置にポジショニングされるのです!
つまり、この抱き枕は骨盤のために買っているのであって、決して絵柄に惹かれたわけではない、ということです!
(――東北家・きりたんの部屋――)
きりたんがガバリと目を覚まします。
(――いまは……あれ? もう朝になってる。
たしか昨日は、ずんねえさまが看病に来て、そのあとタコねえさまが帰ってきて、それから……あれ?)
たしか昨日は、ずんねえさまが看病に来て、そのあとタコねえさまが帰ってきて、それから……あれ?)
(――あ、体が軽い)
昨日まで、きりたんは風邪をひいていたのでした。
でも、どうやらすっかり治ったみたいです。
でも、どうやらすっかり治ったみたいです。
――ん、しょっ、と。
離れた場所に転がしていた「きりたん砲」を再び背中にきゅっと引き寄せます。
「きりたん砲」は、完全に切り離すことはできませんが、きりたんの思うがままに遠くに退けたり、近づけたりできるのです。
ベッドから降りると、軽い立ちくらみがしました。
「きりたん砲」は、完全に切り離すことはできませんが、きりたんの思うがままに遠くに退けたり、近づけたりできるのです。
ベッドから降りると、軽い立ちくらみがしました。
(――んん? 右の「きりたん砲」がちょっと重いような……。
ずっと寝てたせいかな……?)
ずっと寝てたせいかな……?)
久しぶりに起き上がった違和感も、慣れればどうってことありませんでした。
きりたんは、じっとり汗をかいた体を流しに、廊下へ出ます。
きりたんは、じっとり汗をかいた体を流しに、廊下へ出ます。
! きりちゃん、もういいんですの?( ´・ω・)ノ
――あ、タコねえさま。
はい、すっかり。
はい、すっかり。
よかったですわ!
じゃあ、今日はずんちゃんにお願いして、きりちゃんの好きなごはん……を…………。
じゃあ、今日はずんちゃんにお願いして、きりちゃんの好きなごはん……を…………。
――……?
なぜか、「きりたん砲」を見てイタコが固まっています。
――それ?
わたしの「きりたん砲」が、なにか……。
わたしの「きりたん砲」が、なにか……。
――…………!?
自分の「きりたん砲」を見て、きりたんもびっくり。
なんと、右の「きりたん砲」が――ずん子になっていたのです!
――東北ずん子小説・日常編 13話――
(――うさぎが居候中の神社・境内――)
ひゃん! うさぎちゃん、変なとこ触らないでー!!( ゚∀゚; )
「きりたん砲」になってしまったずん子を、うさぎがぺたぺたと触って調べています。
……………………手足がぴんと伸びて「気をつけ」の姿勢で固まっている。
体は自由に動かないらしい。
だが、硬度が増したわけではなく――、相変わらず、ふとももはもちもちのまま。
体は自由に動かないらしい。
だが、硬度が増したわけではなく――、相変わらず、ふとももはもちもちのまま。
ふええ~ん……・゚・(ノД`)・゚・
ふっふっふ、ずん子も道具として使われる気持ちを味わうといいのだー。
――そら、うさぎ、そしてずんだもんで対策を考えていた、その時でした。
強い寒風が吹き荒れ――きりたんのスカートを襲います!
――きゃ……!
イタズラな風は、きりたんが着ている着物風私服(初等部には制服はないのです)のスカートをまくり上げ――ませんでした。
――……?
あ、危なかったねー、きりたん!( ゚Д゚; )
――あ! ず、ずんねえさま……!
……………………おお。
「ずん子砲」がスカートにぴったりくっついて、まくり上がるのを阻止している。
「ずん子砲」がスカートにぴったりくっついて、まくり上がるのを阻止している。
『動けなかったはずでは~?』
……………………ふむ。
つまり、完全に取り込まれたわけではないと。なら、除霊も容易。
つまり、完全に取り込まれたわけではないと。なら、除霊も容易。
除霊!?(´;ω;`)
悪霊みたいな扱いになってるー!?
悪霊みたいな扱いになってるー!?
……………………念のため、どうしてこうなったか聞いてもいい?
――はい。
あれは、昨日のことでした……。
あれは、昨日のことでした……。
(――東北家・きりたんの部屋――)
きりたん、大丈夫?(´・ω・`)
――……なんとか……(こほっ、こほっ
風邪で寝込むきりたんを、ずん子が看病していました。
しかし、そんな蜜月も束の間、イタコが帰ってきたのです。
<ただいまですわー!(`・ω・´)ノ
(――タコねえさま!?)
<きりちゃーん、具合はどうですのー?
(――やばい、こっちに来る! この状態を見られたら……!)
(――ってなるに違いない!)
――ずんねえさま!(ガバッ
え?∑(゚Д゚; )
……むぐぐ!!
……むぐぐ!!
衝動的なものでしたが、そこからのきりたんの行動は、まるでプロの手並みでした。
ずん子の口をふさぎ、ベッドの中に押し倒し――布団をかけて、彼女の全身を隠したのです。
きりちゃー……あ、寝てる……(´-_-`)
――…………すー、すー。
(むぐ! むぐぐ!!)
――回想おわり――
――はい。起きたらこうなってました……。
(きりたんの中のイタコ姉さまのイメージって……( ;^ω^))
え!? ぎゃああああ……!!(ずん子射出)
……………………おお。口止めのために「きりたん砲」を発射したら――。
『――お味噌の代わりに、ご主ずんさまが射出されましたね~……(汗)』
ず、ずん子がこっちに向かって……ぐえええー!!
いたーい!ヽ(゚`Д´゚)ノ
で、でも、無事分離できた……よ……?(シュルルル…
で、でも、無事分離できた……よ……?(シュルルル…
――ガション。
撃ち出されたずん子は、ずんだもんに命中すると、再びきりたんの背中に戻りました。
できてなかった……(´・ω・`)
『……ブーメランみたいですねぇ……(泣)』
――発射!
あああああぁぁぁぁ…………!!
…………ぁぁぁぁああああ!!(ガション。
――発射!
あああああぁぁぁぁ…………!!
…………ぁぁぁぁああああ!!(ガション。
……ヨーヨーじゃないんだからー!・゚・(ノД`)・゚・
――……はっ!?
す、すみません、楽しくてつい……。
す、すみません、楽しくてつい……。
と、うさぎが「神楽鈴」を取り出したときでした。
カー! カー!
……………………あ。
カラスが飛んできて、鈴を持って行ってしまったのです。
『ああ~……。カラスの前で光るものは厳禁ですよ~……』
『じゃあ、まーくつーが取り返しに……』
――(キラーン
――いや、わたしに任せてください!!
元はといえば、鈴がなくて困るのはわたしなのですから!!
元はといえば、鈴がなくて困るのはわたしなのですから!!
……き、きりたん……?
何か嫌な予感が……( ゚∀゚; )
何か嫌な予感が……( ゚∀゚; )
――いきますよ、ずんねえさま!
二人の愛の共同作業です!
二人の愛の共同作業です!
――「ずんたん砲」、発射っ!!
飛んでいったずん子は、ご神木の太い幹に必死にしがみつきます。
すると、ずん子が戻ってくる代わりに、今度はきりたんが引っ張られて――。
――浮いた! って、おおおおぉぉぉぉぅ……!!
カ!?
――カラス! 覚悟ーっ!!
……って、止まらない、止まらない!!
……って、止まらない、止まらない!!
……………………枝に顔をぶつけた。
『……え~っと……あ! ほらほら、カラスさん、驚いて鈴を落としてくれました~♪
結果オーライです~!!』
結果オーライです~!!』
……そら、いい性格してるのだ……。
(――10分後――)
……………………うん。今回は風邪で色々とバグったんだろう。次からは気をつけて。
まったくなのだ! 大騒ぎだったのだ!
ずん子抱き枕禁止令なのだー!
ずん子抱き枕禁止令なのだー!
――……えっ!?!?!?!?!?!?!?
『そ、そんな世界の終わりみたいな表情しなくてもぉ……(汗)』
――……わたし、ずんねえさまが背中にいる間、ずっと懐かしい気持ちを抱いていたんです。
「ああ、そういえば昔は、きりたんぽの精のたんちゃんが、こうして毎日わたしに話しかけてくれたなあ」って……。
「ああ、そういえば昔は、きりたんぽの精のたんちゃんが、こうして毎日わたしに話しかけてくれたなあ」って……。
(……………………うわ、何か語り出した)
――わたし、心細かったのかもしれません。風邪を引いてしまい、部屋にひとりぼっち……。
だから、きっとあの幼い頃に帰りたかったんです。毎日友達が寄り添ってくれた、あの日々に。
だから、きっとあの幼い頃に帰りたかったんです。毎日友達が寄り添ってくれた、あの日々に。
――そんな思いが暴走して、ついはしゃいでしまいました……。
本当に反省しています……。
本当に反省しています……。
……い、いや、そういうことなら、今夜くらいは抱き枕になってあげても……( ;´∀`)
――よし!(ケロッ
あれ!?∑(゚Д゚; )
――その後、調子に乗ったきりたんはついイタコの前で「ずん子抱き枕権」の話をポロリ。
案の定、「ずるいですわずるいですわ!」と言い出し、結局姉妹三人川の字で寝ることになりますが――それはまた、別のお話。
案の定、「ずるいですわずるいですわ!」と言い出し、結局姉妹三人川の字で寝ることになりますが――それはまた、別のお話。
――おわり――
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