白百合学園ガールズラ部!第一話
※百合かと思った?百合オタの女の子キャラがひたすら百合に関して話すだけでした!
~今回の登場人物~
希
両親が胡蝶蘭の栽培農家だったために綺麗な花が好きで将来は親と同じ道を歩もうと思っていたが、
学園に進学した際花の方を研究すると勘違いして実際はオタサーである「百合研究会」に入ってしまう。
今のところは百合のゆの字も知らない無垢な乙女。
両親が胡蝶蘭の栽培農家だったために綺麗な花が好きで将来は親と同じ道を歩もうと思っていたが、
学園に進学した際花の方を研究すると勘違いして実際はオタサーである「百合研究会」に入ってしまう。
今のところは百合のゆの字も知らない無垢な乙女。
部長
サブカルチャーとしての百合をこよなく愛しすぎた為に「(花の方の)百合を研究する同好会」を名目に
同好の士を集めるべく予算と部室を手に入れる行動力溢れる「百合研究会」部長。
近日行われる百合イベントの為に同人誌を制作していたが…。
サブカルチャーとしての百合をこよなく愛しすぎた為に「(花の方の)百合を研究する同好会」を名目に
同好の士を集めるべく予算と部室を手に入れる行動力溢れる「百合研究会」部長。
近日行われる百合イベントの為に同人誌を制作していたが…。
真琴
元々オタク系サークルに入ろうと思っていたが、学園で運営している所がここしか無かった為に「百合研究会」に入る。
百合ももちろん好きだが様々なジャンルを好んでいる雑食系。
部長に引っ張られるまま家に帰らず百合研究会の部室で延々と原稿と格闘する日々が続いている。
元々オタク系サークルに入ろうと思っていたが、学園で運営している所がここしか無かった為に「百合研究会」に入る。
百合ももちろん好きだが様々なジャンルを好んでいる雑食系。
部長に引っ張られるまま家に帰らず百合研究会の部室で延々と原稿と格闘する日々が続いている。
第一話
不思議ね…数ヶ月前に百合本を即売会で領布しようとスケジュールを組んだのに、何故2日前になっても
私はこうして部室で原稿を目の前にしているのかしら。
私はこうして部室で原稿を目の前にしているのかしら。
そしてもう3日以上寝ていないのになんで白い紙が残っているのかしら…。
いいから手を動かせ……本当は駄目なのにこっそり学園で夜を明かしてまでここまで来たんだ。
完成させないと今までの苦労が無駄になる。
完成させないと今までの苦労が無駄になる。
スケジュールだと既に完成していた筈なのに…まるで祐巳ちゃんに妹が出来る道のりのように想像以上に上手くいかないわね…。
合宿と言ってここで作業するのにも限界が有るんだ…せめて、もう一人居ればなんとかなるんだが。
………。
…?どうやらお迎えが来たようね。誰も来るはずの無い扉からノックの音が聞こえるわ。
…いや、マジでノックされてるみたいだ。用が有る人以外は通らないような場所なんだけどな。
まあ、何のようだか知らないが適当あしらって帰ってもらってよ。
まあ、何のようだか知らないが適当あしらって帰ってもらってよ。
ええ?私が行くの?
部長のお前が行かないでどうする…。
仕方ないわね……どうぞ。
失礼します!
(見た感じ一年の子か…キョロキョロしちゃって初々しくていいなぁ)
(うーん…真面目と素直さが取り柄って感じね。同じクラスの隣の席に対照的な物静かな少女が居て、 世話焼きな前の子が色々助けてあげたばかりに恋心を抱いてしまわれていないか期待してしまうわ。
きっと物静かな子が勇気を出して告白してもLOVEに結びつかなくて「うん、私も○○ちゃんとは親友だと思ってるよ!」とか答えてしまって泥沼にハマるタイプね)
きっと物静かな子が勇気を出して告白してもLOVEに結びつかなくて「うん、私も○○ちゃんとは親友だと思ってるよ!」とか答えてしまって泥沼にハマるタイプね)
初めまして。百合研究会に何のご用事かしら?
えっと…初めまして。私、比良坂 希って言います。
あの…私を是非百合研究会に入れてください!!
えっ…
嘘っ!?
コホン…本気なの?私の所は中々厳しいわよ?
(普段は放課後になったら漫画読んでアニメ観てるだけなのに一体何処が厳しいんだ……?)
はいっ!この道に進むのが夢だったんです!厳しい位で諦めるつもりは有りません!
(この子…まるで昔の私を見ているみたいだわ…)
(この子…!本物だ…!こう言っちゃなんだけどたかが一ジャンルに命賭けてる感じが伝わってくる…!
まるで、部長のような…いや、部長を超える存在になるかも知れない…最近の若い子は凄いなぁ)
まるで、部長のような…いや、部長を超える存在になるかも知れない…最近の若い子は凄いなぁ)
部長……まさか追い返すつもりは無いよね?
ええ…百合研究会は貴女の事を歓迎するわ。
あ…ありがとうございますっ!頑張りますっ!
それにしても丁度良かったわ。
こっちは修羅場だからネコの手も借りたい所だったの。貴女は私的には攻めっぽいけど。
こっちは修羅場だからネコの手も借りたい所だったの。貴女は私的には攻めっぽいけど。
…?良くわかりませんが、クリーンベンチの使い方とか培地作りとか基本的な事は大体出来るので、今日からでも是非手伝わせて下さい!
(ん?)
それは良かったわ!早速だけれど、この原稿の空白に「×」印が付いている所が有るじゃない?
ここをベタで塗って貰えるかしら!
ここをベタで塗って貰えるかしら!
えっ…?あ、はい。
~数分後~
あのう…
どうしたの希さん?
私達の華麗な原稿に感動しちゃったかしら?
私達の華麗な原稿に感動しちゃったかしら?
どうしてこの漫画はその…女性同士が…キスしたりしてるんですか?
へっ…?当たり前じゃない。
女の子二人居たらキス位するでしょ?
女の子二人居たらキス位するでしょ?
そ、そうなんですか…?
うーん…でもこれでお花が良く育つなら仕方ないのかなぁ…。
(ねえ部長)
(なによ)
(もしかしたらなんだけどさ…この子勘違いしてない?
さっきクリーンベンチとか言ってたけど、それって普通に育たない花を無菌で培養する為の設備だよね?
てっきり本当に花を研究する所だと思ってるんじゃないかな?)
さっきクリーンベンチとか言ってたけど、それって普通に育たない花を無菌で培養する為の設備だよね?
てっきり本当に花を研究する所だと思ってるんじゃないかな?)
(えっ…確かに名目上はお花を育てる研究会だけどそんな某同人ゲームみたいな勘違いしたまま来ちゃう子なんて居るの?)
ねえ希さん?貴女はどんな百合が好きなの?
はいっ。私はどちらかと言えば蘭の花が…特に胡蝶蘭が好きで、昔栽培農家の両親に見せてもらった胡蝶蘭が忘れられなくてもう一度見てみたいと思ってこの道を志しているんです。
もちろん、百合の花も好きですよ!ここに入ったからには百合についても勉強して先輩方に少しでも近づけるように頑張りたいと思います!
…そう、立派だわ。
(ほら…思いっきりパンピーじゃん…。
しかも隙を見ては女の子同士が大っぴらに出来ない事ばかりしている所を妄想してる私達と違って比べ物にならない程の眩しい思想の持ち主だよ
本当の事を言って元の世界に戻してあげなよ)
しかも隙を見ては女の子同士が大っぴらに出来ない事ばかりしている所を妄想してる私達と違って比べ物にならない程の眩しい思想の持ち主だよ
本当の事を言って元の世界に戻してあげなよ)
……。
(この子は…さっきこう言ったわ)
(『ここに入ったからには百合についても勉強して先輩方にに少しでも近づけるように頑張りたいと思います!』)
(あの子の気持ちを尊重すべきよ)
(そんな無茶苦茶な…)
(それに…見て、あの子凄い器用だわ。さっきの話が本当ならベタ塗りなんて初めての筈なのに線からはみ出さず綺麗に塗れている…あの子には素質がある筈よ)
(これなら…大分楽になるわ…数時間寝ても…無事完成出来る……)
(そうか、この子を離したらまた不眠不休で戦わなくちゃいけないのか…)
(希ちゃん…ズルい上級生でゴメンね…)
部長!出来ました!次は何をすればいいですか!?