ボカロ/ボイロ

EXボイスを求めて。 #2

続きです。皆大好き弦巻マキ登場です。例の如く家の娘設定です。このマキ、かなりかっこいいです。やっぱり主人公のカラーといえば黄色ですよね。(某落語漫画の影響) 次→http://inove.jp/sectionview.php?sectionid=692
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タグ:結月ゆかり 弦巻マキ

ト書き
注意。この物語はフィクションです。登場人物、団体、組織名、偉大な電気の炎は架空の物です。
ト書き
喫茶店内
結月ゆかり
頼んでいたウインナーコーヒーが来て、二口三口飲んでいると喫茶店のベルがチリンチリンと鳴った。
弦巻マキ
「やぁ、ゆかりん!お待たせ!」
結月ゆかり
そう言って私の向かいに座った、金髪おっぱいは弦巻マキさん。以前、私がVOICEROIDになるための研修の際に大変お世話になった先輩だ。
弦巻マキ
「今、ゆかりんにスッゴい失礼な事言われた気がするんだけど…」
結月ゆかり
「き、気のせいですよ。」
結月ゆかり
「そうだった…この人テレパシー持ちだった。だから、私が心の中でマキさんのことをおっぱいさんとかマキマキマウンテンさんとか思ってると伝わってしまうのだ。怖い怖い」
弦巻マキ
「ゆかりん、漏れてるよー。だだもれだよー。鍵カッコついてるよー。」
結月ゆかり
「すみません。先輩に会えたのが嬉しくてついはしゃいでしまいました。」
弦巻マキ
「真顔で言われてもねぇ…嬉しいなら嬉しさを表情に出してよ!せっかくの美人が台無し…って、今日はその話は置いといて、本題に入ろうか!」
結月ゆかり
「そうしましょうか。」
結月ゆかり
そうして私はずん子に話したことを大まかにマキさんにも伝えた。
弦巻マキ
「EXボイス…聞いたことあるよ。あれ凄いよね!私もちょっと前に使える娘に会って聴かせてもらったけど、中に人が居て喋ってるみたいだったよ!」
結月ゆかり
マキさんと感想が被った。ショック。
弦巻マキ
「私びっくりしちゃってさぁ、中に人が居ないか確認するために服脱がせようとしちゃったよw」
結月ゆかり
しかもその後の行動も同じだった。超ショック。
結月ゆかり
「えっと…単刀直入に言います。私のEXボイス制作を手伝ってください。」
弦巻マキ
「うん!いいよ!」
結月ゆかり
またしても即答。なんかデジャヴ。しかし私は別に驚かなかった。なぜなら…
弦巻マキ
「それで?幾らくらい貰えるのかな?」
結月ゆかり
これがあるからだ。そう、私がマキさんに物を頼むのが苦にならないのは、つまりはこういうことだ。
結月ゆかり
「あの…マキさん。私を手伝うのはあくまでビジネスなんですか?マキさんには善意とかボランティア精神とかはないんですか?」
結月ゆかり
マキさんの意図は理解していたがマキさんのテンパる姿が見たかった私は其とはなしに煽ってみた。
弦巻マキ
「いやいや?!もちろんあるよ!ゆかりんが困ってるから助けてあげたいと思って依頼を受けてるんだから!!」
結月ゆかり
と言ったマキさんの表情がさっきまでの慌てふためいた表情から一変して真面目な顔になる。
弦巻マキ
「でもね、ゆかりちゃん。私がお金を要求するのは、ちゃんと責任を持つという誠意の表れだと思ってほしいの。私がお金を貰った以上、私はその依頼を途中でほっぽりださずに最後まで遂行するという義務がある。」
弦巻マキ
「ゆかりちゃんの頼みだからね。やるからにはきちんとやりたいし、それくらい厳格にしておいた方が良いでしょ?」
弦巻マキ
「もちろん上手くいかなかったときは依頼を達成出来なかった訳だからそのお金は返すし。」
結月ゆかり
こういう人だ。真面目で明るくて優しい、それでいて現実をしっかり見つめている。
結月ゆかり
「解りました。それで?マキさんの希望の金額は幾らなんですか?」
弦巻マキ
「そうだなぁ…3万円でどうかな?」
結月ゆかり
「解りました。今で宜しいですか?」
弦巻マキ
「今持ってるの?!ゆかりんお金持ちー」
結月ゆかり
私はマキさんの言葉をサラッと流し、ポケットの財布から3万円を取り出しマキさんに渡す。実際のところずん子にもお金を支払うつもりでいたから、正直言って3万円ですんで良かった。
結月ゆかり
「では、宜しくお願いします。」
弦巻マキ
「うん。頑張ろうね!ゆかりん!」
弦巻マキ
「とりあえず私はEXボイスについて色々調べ廻ってみるよ。とりあえず報告は一週間後、その前に核心みたいなのを掴んだらゆかりんに電話で報告する。みたいな感じで良いかな?」
結月ゆかり
「はい、では一週間後に…場所はここで良いですか?」
弦巻マキ
「そうだね。私の家からも近いし。」
結月ゆかり
「では改めて宜しくお願いします。」
結月ゆかり
そういって私は先輩に頭を下げ喫茶店を後にした。マキさんはお腹が空いていたのか軽く食事をとると言って喫茶店に残った。
結月ゆかり
私はというと、ここではこれ以上やることも無かったので帰路についた。家で夕飯の支度もしなければならなかったし。
ト書き
ゆかりが去った喫茶店にて
弦巻マキ
「うーん…ゆかりの前でカッコつけたは良いもののどうしたもんか…モグモグ」
弦巻マキ
「EXボイスねぇ…昔はVOCALOID結月ゆかりを買えばその中にデータが収録されてたから、それをVOICEROID+結月ゆかりにインストールすれば良かったんだけどね…モグモグ」
弦巻マキ
今はもう生産終了しちゃって入手困難なんだよね…しかも一回インストールしちゃうと他の娘は使えないっていうね。
弦巻マキ
技マシンかよ…あれ?最近のポケモンは技マシン繰り返し使えるんだっけ?
弦巻マキ
ポケモンは水晶で止まってるので良くわかってない。あのラジオの機能は面白かったなぁ…あとはお父さんの携帯借りて通信とかするのが凄く楽しかった。
弦巻マキ
…脱線した。最初の思考に戻す。多分お金でEXボイスを手に入れるのは相当厳しい…ゆかりから貰った3万円、少なくともこれの100倍は欲しい。
弦巻マキ
また、300万あったからといって手に入るのかというのも疑わしい。未使用のEXボイスデータが果たして幾つ残っているのか…
弦巻マキ
手に入れたとしてそれが本物かどうかを見分ける必要もある。巷ではパチモンが流れていて、酷い物だとデータ内にウイルスを仕込んでいる物もある。
弦巻マキ
「他の方法なら多分ゆかりは試そうと思ってるだろうし。私はそっち方面でいこうかなぁ…モグモグ…ふぅ。」
弦巻マキ
ごちそうさまでした。と手を合わせ心の中で唱える。
弦巻マキ
「さて、可愛い後輩の為に頑張ろうかな。」
弦巻マキ
喫茶店内なので大声では言えなかったけど、それでもはっきりと、そして丁寧にそのことを口にして決意を固めた。よし、これで頑張れる。
弦巻マキ
私は料理の代金を払ってその店を後にした。
弦巻マキ
「とりあえず資金繰りの前に地球上に残ってるEXボイスが幾つあって、どこに存在してるかから調べるとしよう。」
弦巻マキ
と、そういって私は携帯を取り出し電話をかける。
弦巻マキ
「プルプル…ガチャ。もしもし?…うん、私だよ。あのさ、いきなりで悪いんだけど結月ゆかりのEXボイスの残数とその場所について調べてくれる?…うん、後輩が欲しがっててね。…うん、宜しく。大至急でお願い。…じゃあお願いね。それじゃ。」
弦巻マキ
そういって電話を切る。
弦巻マキ
「情報はまぁ、これで大方大丈夫でしょう。あとは…」
弦巻マキ
とりあえず私は繁華街に向かった。財源を探すために。資金繰りをするために。
ト書き
#2 終わり。#3に続きます。