ボカロ/ボイロ

ずん子ちゃん歌手デビューおめでとう!記念小説

VOICEROIDに続き、本日6月5日、VOCALOIDデビューおめでとうございます。
お祝い代わりにヤマ無しオチ無しSSをば一つ。
それにしても、歌って踊って喋れるアイドルとなったずんちゃんが、きらめく舞台でずんだカフェを開くという夢を実現するのもそう遠くないですね!

タグ:SS アイノベ VOCALOID 東北ずん子 北乃カムイ

ト書き
(――東北家・居間――)
ト書き
ドタドタバタバタ……
東北きりたん
ずんねえさまぁ!(ガララッ
東北ずん子
…………( ゚д゚ )
ト書き
――じんわりと照りつける日射しが春の終わりを告げる、そんなある日の昼下がり。
居間で一人ずんだ餅をつまみつつ何の気なしに呆けていた少女が驚く間もなく、勢い良く開け放たれたふすまの角からなだれ込むような勢いで見慣れた幼女が飛び込んできました。
東北ずん子
きりたん……今日は起きてたんだね(´ω`;)
東北きりたん
はぁ、はぁ……。
ト書き
――乱れた息と和服を整えながらずん子の様子をひとしきり眺め終え安心したのか、きりたんはゆっくりと一呼吸入れた後にいつもの調子で答えました。
東北きりたん
――……どうやらご無事なようですね。
良かった良かった。
東北ずん子
うん?
東北きりたん
――いえ、こっちの話です。
東北きりたん
――ふぅ。寝起きだというのに何となくお腹が空いてきました……。
激しく動いたからでしょうか。
東北ずん子
(あ、やっぱり寝てたんだ……(;´Д`))
そ、そうなんだ。えっと……おはよう。
とりあえず、しばらくは祝日も無いし出席日数も危ないんだから、マジメに学校いこ?
ト書き
――艶やかな黒髪を手櫛で軽く整え終えたきりたんが、ずん子からの催促に曖昧な返事を返しながらおずおずと居間に入って行きます。
そしてそのままずん子の真向かいら辺にちょこん、と座りました。
東北きりたん
――そうですね……考えておきます。
東北ずん子
行こうよ!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
東北きりたん
――うーん……あっ、ずんだ餅ですね。
おひとつ頂いても?
東北ずん子
え? あ、うん、どうぞ。
ト書き
――大皿の上でこれ見よがしにいくつも並べられたずんだ餅たち。
その内の手頃な一つが、きりたんの小さな手によってつままれ、これまた小さな口にゆっくりと運ばれていきます。
東北きりたん
――モグモグ……。
なんだか懐かしい感じのする味ですね……。不思議と、いつものずんだ餅よりもわたしの口にあう気がします。
東北ずん子
ホント?(* '∀'人)
今日のずんだ創作料理はねっ、お味噌とみりんを少し混ぜたずんだでシンプルにずんだ餅にしてみたんだよ!ヽ(*^ω^*)ノ
東北きりたん
――あぁ、なるほど。
少なくともわたしはこれ、美味しいと思いますよ。
東北ずん子
えへへ……(*´∀`*)
どんどん食べてね! まだまだいっぱいあるから!
あ、お紅茶淹れてくるね!ヽ(≧▽≦)ノ
東北きりたん
(――味噌ずんだ餅に紅茶……、なかなかハイセンスな組み合わせですね……。)
東北きりたん
(――それにしても、すぐに満面の笑みになるずんねえさまマジ天使かわいいです。)
東北きりたん
…………。
ト書き
――上機嫌なずん子の口ずさむ透き通ったハミングが、紅茶の芳しい香りと共にそよそよと奥の方から漂ってきます。
心地の良い静寂が、時間の流れを少しだけゆったりに感じさせる、そんな午後のひととき。
東北きりたん
(――たまにはこんなあどけのない一日も良いものですね。
最近は色々と、騒がしいことが多かったですから……。)
東北ずん子
おまたせー。はいっどうぞ。
東北きりたん
――ありがとうございます。 ……これは、アイスティーですか?
東北ずん子
そうだよー。
ティースカッシュっていう炭酸で割ったアイスティーだよっ。d(゚∀゚d)
東北きりたん
――背の高いグラスがオシャレですね。では一口。
東北きりたん
――……ゆずの香りがふわっと広がって、爽やかで美味しいです。
これはやみつきですね。
東北ずん子
でしょ? はちみつもすこ~しだけ入れてるから飲みやすくて美味しいね。
甘さ控えめだからずんだ餅にもよく合うと思うの!d(゚∀゚d)
東北きりたん
――そうですね。それにしても、今日はどうしてまたこんな物を?
ト書き
――きりたんが不思議そうに尋ねます。無理もありません。
着物の纏った少女たち住まう家の、茶筒と湯のみの並ぶ棚の中にティーセットやトールグラスがひっそり混じって収められていたなど思いもよらないでしょう。
東北ずん子
なんかね、今日は "トクベツ" な日のような気がして。
東北きりたん
―― "トクベツ" な日?
東北ずん子
うん。いつもの普通の日なんだけど、いつもとちょっとだけ違う、そんな "トクベツ" な……。
東北ずん子
何かがあったらいいなーって。だから、気分を変えていつもと違うことをしてみようかなって思って。
イタコ姉さまは今日遅くまで帰れないから、きりたんを待ってたんだよ。(*´∀`*)
東北きりたん
――ずんねえさま……。(だからわざわざわたしの口に合いそうなものを……)
東北きりたん
――ありがとうございます。素敵なずんねえさまと素敵な一日を過ごせるのはとても嬉しくて幸せで "トクベツ" な事ですね。
東北ずん子
えへへ(〃ω〃)
ト書き
――陽光のもたらす暖かささえも遮るように、差し込んできたすきま風が二人の髪をふわふわと揺らします。
その度に、空間の一部だけが不意に切り取られたかのような、外の時間との厳かな隔たりを感じることを禁じずにはいられません。
東北ずん子
そういえば――。
東北ずん子
さっききりたん、なんであんなに慌ててたの?(。・Д・。)
東北きりたん
――はい。あー……何でしたっけ。
何かとても恐い、いや、酷い夢を見たような……。
東北ずん子
夢?
東北きりたん
――夢です。……そうです、思い出しました。
ずんねえさまの、わたしの麗しきずんねえさまの声を盗んでいった不届き者の夢です。
東北ずん子
わたしのって……(´ω`;)
それで夢の中の犯人は誰だったの?
東北きりたん
――カムイさんです。
東北ずん子
――カムイちゃん? (´・_・`)
ト書き
――北乃カムイ。北海道を中心として活動するご当地アイドルです。
過去に会って以来、度々交流を重ねているようです。
東北きりたん
――はい。契約を結び魔法少女になったカムイさんがク○ウカードを使ってずんねえさまの声を盗み……。
「ク○プトンに持って行けば高く売れるにゃ!」などとほざきながら飛び回るカムイさんを追いかけ回す夢です。
東北ずん子
…………(ノ∀`;)
東北きりたん
――でもすごくリアリティがあって、実際カムイさんなら本当にやりかn (ムグッ
ト書き
――それ以上いけない、と言わんばかりにずん子は無言できりたんの口にずんだ餅を押し込みます。
東北きりたん
――オイシイナー
東北ずん子
オイシイネー
ト書き
おわり。
(この作品は二次創作であり、 実際の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。)
ト書き
(――おまけ・異なる別の世界線、某電気街――)
東北ずん子
VOCALOID™3 東北ずん子、本日発売でーす!
私の声(Cv.佐藤聡美)が元になってるんですー!ぜひ買ってくださーい!
東北ずん子
皆さん買ってくださーい! よろしくお願いしまーす!
東北ずん子
はぁ……。
中部つるぎ
どうした、ずん子くん。覇気がないな。
我が「大都会」プロ代表取締役社長であるちゃんこ様直々に契約をお取り頂いたこの街頭イベントの仕事、逃すわけには行かないぞ。
東北ずん子
はい、プロデューサー。
でも……みんな中々立ち止まってもらえなくて……(´;ω;`)
中部つるぎ
くぅっ……、一体どうすれば我が所属アイドルの魅力を皆に伝えられるというのだ……。
やはり今の流行に合わせてViをもっと上げたほうが……衣装のDLCが……思い出が……(ブツブツ
ト書き
ひゅーんバリバリドカーン
中部つるぎ
今の音は一体!?
東北ずん子
あぁっ!? 上! プロデューサー上見てください!
ラジ館の上の方!
中部つるぎ
んん……? あれは……人工衛星、か?
東北ずん子
でもっ、タラップが下りてきました!
中から人ができてますよ!?
ト書き
町の人々「ざわ・・・ざわ・・・。あれはなんだ……鳥か? 飛行機か? いや、あれは…」
北乃カムイ
逃げないで、我々は友人だにゃ
中部つるぎ
宇宙人か? しかし名状しがたいビールのようなものを片手に持っているが……。
随分とおっさん臭い宇宙人だな……。
北乃カムイ
(ジロッ
カムイはおっさんじゃないにゃ! 喰らえダンゴムシバズーカ!
北乃カムイ
ザンタレビーム! ジンギスカンのタレ(ベル○品)レーザー!
ト書き
町の人々「ぐえー! ザンギの味が染み込むー!」
ト書き
町の人々「きゃーっジンギスカンのタレがー! あ、酸味と野菜の旨味が利いてて美味しい!」
北乃カムイ
にゃーっはっはっはっ! 全てのドクペをカムイガラナとすり替えてやったにゃ!
マルセイバターサンドを道にばら撒いたり、標識を牛横断注意に変えたり、軒下にホタテやホッケの開きを釣り下げたりしてこの地を征服してやるにゃ―!
北乃カムイ
征服した暁には、地名を北海道秋葉原カムイ市に変えてやるにゃ!
そんでもって全建物でカムラジを24時間流し続け、広告料ガッポガッポで左うちわだにゃー! グヘヘ
中部つるぎ
コレは、酷すぎる……!
このままではアイ○スモバイルで秋葉原エリアだけ営業がかけられず、コンプできずに積んでしまう人が続出する……! くそっ、何か方法は無いのか!
中部つるぎ
精神攻撃をかけようにも奴の耳は猫耳から常時流れるカムラジによって塞がれているし……ん?
ラジオ……そうか! ずん子くん、出番だ!
東北ずん子
あ、はい! 何でしょうか?
中部つるぎ
ダンゴムシと戯れている場合ではないぞ!
手頃な店で、手頃なスピーカーを持ってくるんだ!
ここに都合よく落ちてる未来ガジェット、「都合よく電波ジャックしてくれそう(適当)」を使って奴に歌を聴かせてやれ!
東北ずん子
了解でっす! (≧▽≦)ゞ
東北ずん子
あーあーテステス、カムイちゃん聞こえてるー? 行くよー! (スゥッ
東北ずん子
一つ山越え もーひとつこえて~♪
うたよひーびけよ てんまでとーどーけー♪♪ o(*>▽<*)o
ト書き
町の人々「らっせーらー らっせらー!」
北乃カムイ
なんだにゃ!? 歌が頭のなかに勝手に……流れてくるにゃ……!
これは……わたしが産まれた時によく流れてたような感じの曲……むぐぐにゃ―!
北乃カムイ
ヤック・デカルにゃー! (ドカーン!
ト書き
町の人々「きゃーずん子ちゃん素敵―!サインちょうだーい!」
ト書き
町の人々「うぉーっ! こんな素晴らしい歌を作れるなら俺VOCALOID東北ずん子いっぱい買っちゃうぜ―!」
中部つるぎ
なんとすさまじい人気……プロデューサーをしていてこれほどうれしい日はない……!
ずん子くん、これからもトップアイドル目指して二人三脚で頑張っていこう!
東北ずん子
はい! ヽ(≧▽≦)ノ
北乃カムイ
もにょ!
ト書き
こうしてずん子ボカロはバカ売れ。
瞬く間にトップアイドルの道を駆け上がったずん子はPに車を買ってあげたりしますがそれはまた別のお話。
ト書き
ちなみに現実逃避のためにもにょ化したカムイは羊蹄の湧き水を汲むために新幹線で北海道に戻り、途中の屋台で一杯引っ掛け帰って寝ましたとさ。
ト書き
ほんとにおわり。(適当)