アニメ

魔王ふたり

最近魔王と勇者ネタが流行ってるみたいなので挑戦してみました!

1話http://inove.jp/ivsid958 2話http://inove.jp/ivsid975 3話http://inove.jp/ivsid1003
4話http://inove.jp/ivsid1023 5話http://inove.jp/ivsid1029 6話http://inove.jp/ivsid1042
7話http://inove.jp/ivsid1052 8話http://inove.jp/ivsid1069 9話http://inove.jp/ivsid1086
10話http://inove.jp/ivsid1096 11話http://inove.jp/ivsid1111 12話http://inove.jp/ivsid1111
13話http://inove.jp/ivsid1110 14話http://inove.jp/ivsid1114 15話 最終回http://inove.jp/ivsid1115

姉妹作 LOVE魔王http://inove.jp/ivsid1120

作品リストhttp://inove.jp/ivsid1488

タグ:魔王ふたり LOVE魔王

琴葉 葵
よく来たな、勇者よ・・・ってアレ?
琴葉 茜
初めましてだな、西の魔王よ。
琴葉 葵
この強大な魔力・・!

まさか東の魔王なのか?
琴葉 茜
イエス、アイ・アム!
琴葉 葵
貴様が単身我が魔城に乗り込んでくるとは!

戦いにでも来たのか?!
琴葉 茜
ノーだ。

共闘を申し込みに来た。
琴葉 葵
愚かな・・・魔王同士は相いれぬ。

これが数千年に及ぶ世界の常識!
琴葉 茜
ふ・・・混沌の体現者である我ら魔王が
そのような常識に縛られてどうする。

常識は覆すためにある!
琴葉 葵
・・・一理あるな。

どうせ先代の魔王が決めたことだし。
琴葉 茜
というわけで、茶とお菓子はないのか?
琴葉 葵
なに?
琴葉 茜
魔王同士で女子会だ。

ならば茶とお菓子は必須!
琴葉 葵
というか女子会自体私は未経験なのだが。
琴葉 茜
え?

・・・もしかしてそういう友だちとかいないのか?
琴葉 葵
魔王なら普通そうだろう。
琴葉 茜
あ・・・すまん。

そうだ、魔王は女子会なんて縁がないのが普通なのだ!
気にするな!
琴葉 葵
なぜ私は励まされているのだ・・・。

まあ、客人の歓待の用意くらいなら出来る。
琴葉 茜
ふーむ。
琴葉 葵
なんだカップを持ったまま考えこんで。
琴葉 茜
いや、私が西の魔王の初めての女子会の相手なのかと思うと、不思議に感慨深くてな。
琴葉 葵
女子会がなんなのか今ひとつわからんが、
まあ、確かに互いに得難い相手には違いない。
琴葉 茜
ふ・・・魔王というのも孤独なものだからな。
琴葉 葵
言葉のニュアンスがなにか違うような気がするのだが、
これは私の気のせいか?
琴葉 茜
ところでこの菓子はなんだ?

初見なのだが。
琴葉 葵
ずんだ餅だ。

この地方の特産品だ。
人間どもが作ったにしてはなかなかに絶佳な味わいだぞ。
琴葉 茜
ふうむ。

確かに美味。

・・・しかしこれを食べているとなにかのフラグを立ててしまったような気がして仕方ないのだが。
琴葉 葵
フラグ?

それは東方の方言かなにかか?
琴葉 茜
戯言だ。忘れてくれ。

さて本日の訪問の目的を果たさなければな。
琴葉 葵
共闘の話か。
琴葉 茜
お互い勇者は目障りであろう?
琴葉 葵
西の勇者が私を狙い、東の勇者が貴殿を狙う。

確かに面倒な状況。
琴葉 茜
なぜ勇者どもが我らを狙うかはわからぬが、
例え路傍の小石といえど、見過ごしていては足を取られかねぬ。
琴葉 葵
だから共闘して小石を取り除こうというわけか。

ふむ。
琴葉 茜
シンプルな話であろう?
琴葉 葵
理路は理解した。

しかし・・・根本的な部分に疑問があるのだが?
琴葉 茜
なにか?
琴葉 葵
勇者たちと我ら魔王軍。

彼我の戦力差を考えると、
わざわざ共闘するまでもなく
数百倍の兵力差で圧倒しているのだが・・・。
琴葉 茜
ふ・・・。
同様の条件でありながら、
あらゆる多元世界の魔王たちが
勇者の前に倒れ伏したのだぞ?
琴葉 葵
解せぬ。

兵法の定石からすれば
考えられぬ。

あり得ぬ。
琴葉 茜
確かに不可解。

しかしそれを覆す存在こそが勇者と呼ばれるのだ。
琴葉 葵
我らの世界も同様だと?
琴葉 茜
違う、という方に賭けてみるのもアリだろうな。

常識的な判断だ。
琴葉 葵
・・・・・・・。

東の魔王の考えを拝聴しよう。
琴葉 茜
すでに察しはついているだろうが、
私のいう共闘は、別に軍事的なものを指してはない。

知恵を出し合おう、ということさ。
琴葉 葵
共同研究ということか。
琴葉 茜
そう。「勇者」とはなんなのか?

人間でありながらなぜ超常的な存在足りうるのか?

その根源を探ればその対応策も取れるというものさ。
琴葉 葵
戦略の基本だな。

しかしどうやる?

各地にある勇者伝説などはほとんど単なる駄法螺だぞ。
琴葉 茜
これは偶然だったのだが、先日我が城で不可思議な言葉が発見されてな。

その言葉の意味することを読み解くためにも
今回私がうかがわせてもらったのだ。
琴葉 葵
言葉? どんな?
琴葉 茜
「フェイト」

運命とかいう意味あいのある言葉だそうだ。
琴葉 葵
運命、因果律、縁起。

それらが勇者とどうつながる?
琴葉 茜
わからない。

だがひっかかる。

魔王の勘とでもいうのかな?
琴葉 葵
・・・確かに私にもひっかかる。

なぜと説明できないが。
琴葉 茜
どうだろう、手を組まないか?
琴葉 葵
ムダな骨折りとならねば良いがな。
琴葉 茜
その可能性は高いな。

しかしその言いよう、その気になったからでは?
琴葉 葵
我ながら酔狂なことだ。

いいだろう。乗ろう。
琴葉 茜
ふふ、魔王同士の握手など前代未聞ではないか?
琴葉 葵
だろうな。

貴公と会ってから希少な体験ばかりをする。
琴葉 茜
私と過ごすからは、時間を無為にはさせんよ。

今後の共同研究でもそうさ。
琴葉 葵
なんの成果がなかったとしてもか?
琴葉 茜
ああ。

少なくとも貴公に女子会の楽しさを教えてやれるからな。
琴葉 葵
そんなものを求めてはいないのだが。
琴葉 茜
ふふ、西の魔王は微笑むとなかなか愛らしい顔になる。
ト書き
ほぼ同時刻。
別の場所。
東北きりたん
やっと見つけた、西の勇者!

今こそお覚悟!
東北ずん子
また東の勇者!

今度も返り討ちにするですよ!
ト書き