ボカロ/ボイロ

【領土問題?】深刻な領土問題を解決した、必殺の方法!

国家間の領土問題が大変な話題になっていますが、もっとミクロなレベルでも、身の回りに領土問題はたくさん起こっているわけです。TVのリモコンの領土問題、俺の嫁の領土問題、県境の領土問題、観光資源の領土問題……etc.それら全ての共通項を洗い出したところ、必殺の解決法があることが分かったような……分からないような……。

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なれーたーずん子
【領土問題?】深刻な領土問題を解決した、必殺の方法! 
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東北ずん子
ちょ……す、少し落ち着いて!( ゚ω゚;) おすわり、おすわり!
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九州そら
『ずん子ご主人さま(33)ぁ~……会いたかったですぅ~』
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東北きりたん
(――いいなあ……)
なれーたーずん子
学校に行く準備をしたずん子の背中を、巨大なソーラーパネルを背中にしょった、露出多めの少女がホバリングして追いかけています。にこにこと、何を考えているか分からないけれど愛嬌のある笑顔で追いかける「彼女」は、よく見ると、関節に球体関節が仕込まれている、アンドロイドのようです。
東北ずん子
ストップ! ストォーップ!Ε=ε=ε= ┌(;´゚ェ゚)┘だから、勘違いだってばー!
漆黒のめたん(四国めたん)
(……急がないと、『終焉の儀式――始業式――』が始まってしまうのだけど……)
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なれーたーずん子
――どうしてこうなったのか、少し時を遡って解説しましょう。
なれーたーずん子
(――始業式当日・朝、東北家玄関――)
東北きりたん
(――タコねえさま、あなた長女でしょう。自宅の領土侵犯には首長たる者が頑として対応すべきだと思いますよ)
東北イタコ
(いえいえ……(;゚∀゚)、こういう時だからこそ、普段はのらりくらりと生きているきりちゃんのような人間が意識を高くするべきですわ!)
漆黒のめたん(四国めたん)
(『不法侵入者――行き倒れ――』には断固とした態度で接するべきか、それとも相手を刺激しないように、最初は低姿勢で行くか……)
なれーたーずん子
靴をとんとんと叩いて、いざ始業式へ。2ヶ月ほど会っていなかったクラスメイトとの再会を楽しみに、きりたんたちは玄関からその第一歩を踏み出して――立ち止まっていました。
なれーたーずん子
東北家の庭に、どう見ても怪しい銀色の服を着た女性が、うつ伏せに行き倒れていたのです。
東北ずん子
わー! みんな置いてかないでー!(´;ω;`) って、どうしたの?
なれーたーずん子
部活用具を持っていかなければならないぶん出遅れていたずん子が、玄関から顔を覗かせます。誰が行き倒れさんに話しかけるかで膠着していたきりたん、イタコ姉さま、めたんの三人は、まるでモーセがやってきたかのような素振りで、ずん子と行き倒れさんとの間に道を作りました。
東北ずん子
あれ!∑(*・Д・*)エッ 行き倒れさんじゃないですか! 大丈夫ですか? ずんだ餅食べますか?(=ず・ω・だ=)ノ(タタタッ
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東北きりたん
(――全く警戒しない……)
東北ずん子
おーい? あれ?(。・´_`・。)
なれーたーずん子
駆け寄ったずん子がしゃがみ込んで「彼女」の顔を覗き込み、驚きの声を上げました。なお、きりたんたち三人は、いまだに遠く離れたところから様子を窺っています。
東北ずん子
この人、浮いてる?(´ω`;)
東北イタコ
(まあ、浮いた格好はしていますが(;´・ω・)……)
なれーたーずん子
うつ伏せで倒れているのに、少女の顔や服には東北家の玄関にある土が付着していません。接近したずん子がよく観察してみると、彼女は、意識を失ったまま地面すれすれ、3cmのところをホバリングしているのです。
なれーたーずん子
さらによく観察すると、髪飾りに見えた頭の輪っかが、ぼんやりと光っています。どうも、ここから溢れ出る力が、彼女を浮かせているようでした。 
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東北ずん子
そういえば昔、こんな感じのリングのおもちゃがあったような気がする……ヾ(*'∀`*)ノ えいっ。(ツン
漆黒のめたん(四国めたん)
(つついた……ホラー映画なら真っ先に身を滅ぼすタイプね……)
なれーたーずん子
緑と青が混じったまだら模様の髪飾りを、ずん子がツン、と突きます。すると、その球体はリングに沿ってぐるぐると回転し始め――。
九州そら
『――サイキドウ、シマス』
なれーたーずん子
バゴォン! という盛大な音が鳴り渡って、彼女の背中の肌が、びっくり箱のように開きました。
なれーたーずん子
ばきゃ、めきめきめきめき、がっしょんがっしょんがっしょん、ばばばばば。前から背中のハッチが開いた音、背中からアームが4本伸びてくる音、アームが太陽の位置を探してさまよう音、太陽光パネルが展開する音です。
九州そら
『あ~~~~り~~~が~~とぉ~』
九州そら
『ございます~』
なれーたーずん子
太陽光を浴びて、ずん子が突っついた彼女の頭の惑星の回転が早くなっていきます。それに伴って、おっとりとした彼女の口調が少しだけ、早回しになっていきました。
東北ずん子
…………(´゚д゚`)
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九州そら
『あなたがぁ、ご主人さま(33)ですねぇ~』
なれーたーずん子
――そして、冒頭の状況に戻るのです。
東北イタコ
「きゅうしゅう・そら」? お名前ですの?(´・ェ・`)
九州そら
『はい~。ご主人さまを捜していたら、こんなところに迷い込んでしまいました~。でも、見つかって良かったです~』
東北ずん子
だから、私はあなたのことを全然知らないし……(´;ω;`)、たぶん、人違いじゃないかな……。
東北きりたん
――じゃあ、わたしがご主人さまになりますね(しれっ
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東北ずん子
そうそう。私じゃなくて他に……って、きりたん?∑(゚ω゚ノ)ノ
九州そら
『理解不能です~?? あなた(11)……え~っとぉ、きりたんさま? がご主人さまなんですか~?』
東北きりたん
――ああ……。「ご主人さま」、なんて甘美な響きでしょう……。そうです。その通りです。わたしがご主人さまでなくて誰がご主人さまだと言うのですかふふふふふふふふ。
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東北イタコ
きりちゃん……それはちょっと、ですわ(;´・ω・)
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東北きりたん
――ふふっ、実効支配です。ずんねえさまが領有権を放棄したのが悪いのです!
九州そら
『では、きりたんさま(45)~。僕と契約して、ご主人さまになってよ~! ……という感じで、登録をお願いします~』
漆黒のめたん(四国めたん)
……数字が変わったわね。
なれーたーずん子
さして興味がなさそうなめたんが、うちゅうさんのスカウターに表示される数字の変化に気がつきます。視線の向き、声の調子から、「あなた(11)」と「きりたんさま(45)」は、どちらも、きりたんのことを指しているようですが。
九州そら
『あ、これですかぁ~。これ、見た相手の「女子力」を表示するんです~。きりたんさま(53)は本機と契約をすることになりましたのでぇ、女子力が上がったのですぅ』
東北きりたん
――なるほど。執事やメイドがいる女の子は確かに女子力が高いですね……。さ、契約しましょうか。
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東北ずん子
(な、なんか……心なしかきりたんのお肌がツヤツヤになっていくような……(´゚д゚`) というか、醸し出すオーラに余裕が生まれて、これは……)
東北イタコ
…………ちょっと待った! ですわ!(´゚Д゚`)ンマッ!!
九州そら
『なんですかぁ~?』
東北イタコ
そらさん、きりちゃんに騙されてはいけませんわ! 彼女はいま呟いたように、執事やメイドが欲しくてあなたと契約をしようとしているのです!(`・ω・´)
東北きりたん
――ぐっ……。ソ、ソンナコトナイデスヨ?
東北イタコ
そう! ――真のご主人さまは、あたしですわ!ヽ(≧▽≦)ノ
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東北ずん子
(;゚д゚)ェ……………….
東北きりたん
――ちょ、ちょっと待って下さい! 今まで何も言っていなかったのに、得することが分かったとたん主張し始めるなんておかしいですよ!? ですよね、めたんさん!?
漆黒のめたん(四国めたん)
……イタコさん、彼女の身体の右半分はお譲りするから、左半分をわたくしと「分割統治――シェア――」するってのはどう? ふふっ。
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東北ずん子
めたんちゃんまで……。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。 もう、いい加減に……!
東北イタコ
ちゅっちゅっちゅ( *^皿^)、女子力が高ければリピーター率も上がりますわ! あたしの名声もうなぎ登りで、いずれは大もうけですわ!
東北ずん子
……ずんだカフェ! ずんだカフェのために私と契約しましょう! そらさんの領有権の返還を要求します!(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノ
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東北きりたん
――『そらさんはきりたんの領土』←メッセージボード
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漆黒のめたん(四国めたん)
「女子力――再興の力――」……。まさか、こんな好機がめぐってくるとは……!!
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なれーたーずん子
「女子力」。なんと便利な言葉でしょうか。ずん子たち四人は、魔法の言葉に騙され、言い争い(声が小さいきりたんはボードで主張していますが)を始めてしまいました。しかし、置いてけぼりにされた当の本人は、戸惑うでもなく、ニコニコしています。
九州そら
『あらあら~……。みなさぁん、けんかはダメですよぉ~。けんかは……あら~?』
なれーたーずん子
揉めるずん子たちに蚊帳の外にされたそらさんの耳、スカウターと繋がっているヘッドセットが、チカチカと光ります。通信が入ったようです。
九州そら
『もしもし……。あ、はい~? え~? いま東北にいて~ご主人さまを捜していたら倒れて……え~? 種子島~? あ、はい~、すぐ向かいますねぇ、ご主人さま~(89)』(ピッ
九州そら
『みなさん、ごめんなさぁい~。どうやら、道を間違えてしまったようで、いま本当のご主人さまからぁ……、みなさぁん、聞いてくださぁい~』
なれーたーずん子
電話は、どうやらそらさんの本当のご主人さまからだったようです。ヘッドセットへの電話番号を知っている人物ということで、本当のご主人さまだと確信したのか――自分の勘違いに気がついた彼女は、ホバリングしたままずん子たちの争いに割り込もうとしますが、取り合ってもらえません。
九州そら
『みなさぁん(7)(11)(9)(12)、もうちょっと落ち着かないと女子力がどんどん下がってぇ……。人の話を聞いて……。う~ん……奥の手です~! え~~いっ!』
なれーたーずん子
そらさんはニコニコと笑ったまま、大して困ってもいない様子で「困りましたねぇ~」と呟くと、左手に持っている吸引力の変わらないただ一つの掃除機を持ち上げ、ずん子たちに向かって一振りします。すると――。
東北ずん子
えっ!?∑(゚ω゚ノ)ノ わ、わ、わ……!
九州そら
『当社の掃除機はぁ、小型のブラックホールが内蔵されていてぇ、対象のぉ、女子力を阻害する要因をぉ、吸い取ることができまぁす~』(ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
漆黒のめたん(四国めたん)
あ……『ウォークライ――闘争本能――』が吸い取られて……、いえ、わたくしはもうこのようなはしたない言葉を使うのをやめますわ。
東北イタコ
まあ、きれいなきりたんちゃん(o'∀'人)、頭の包丁が曲がっていてよ。
東北きりたん
――どうも……いえ、
東北きりたん
ありがとうございます、きれいなおねえさま(ハキハキ
九州そら
『みなさまぁ(72)(65)(78)(69)、争いごとはよろしくないですよ~。お分かりいただけたらぁ、この書類にサインしてくださぁい』
東北ずん子
ええヽ(*^ω^*)ノ、喜んでサインさせていただきますわ。紛争の平和的解決は、淑女の嗜みですものね(カキカキ
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九州そら
『どうも~。そしてぇ、そろそろ時間ですねぇ~。女子力維持、限界ですぅ~』
東北ずん子
――…………はっ!?
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東北イタコ
あっ……あたしたちは何を!?(´゚д゚`) いえ、そんなことより彼女の所有権を……!
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九州そら
『えへへぇ、独立を獲得しましたぁ~! みなさんのサイン付きです~』
漆黒のめたん(四国めたん)
なっ……!?
なれーたーずん子
そらさんはそう言うと、先ほどずん子たちにサインさせた書類を高々と掲げます。性格豹変中のことをほとんど覚えていないずん子たちでしたが、そこに書いてある文字は、紛れもなく彼女たちの自筆なのです。何が起こったか理解できていない四人に、そらさんは、小さく手を振ってさよならをします。
九州そら
『みなさぁん、お騒がせしました~。ご主人さまのもとに戻りますねぇ~』
東北ずん子
んん!?∑(゚ω゚ノ)ノ ご主人さま、見つかったんですか!?
なれーたーずん子
そらさんは、ずん子の質問を笑顔で肯定します。そして「最後にぃ」、と前置きして、彼女はずん子の目の前にホバリングしてきました。彼女は球体関節の両腕を伸ばし、のほほんとした笑顔に油断したずん子の両手をがっしとつかんで、上下にシェイクするのでした。
九州そら
『助けていただいてありがとうございましたぁ、「ご主ずんさまぁ(21)」!
なれーたーずん子
ずん子を真っ直ぐ見つめるそらさんのスカウターに、何とも言えない数字が浮かび上がります。それはともかく、彼女はずん子に向かってぺこりと頭を下げると、背中のパネルをガチャガチャと調整しながら、駅の方角へ向けてのんびりと去っていきました。
東北ずん子
……え? 「ご主ずんさま(21)」って……私?∑(゚д゚*)
東北きりたん
――そうみたいですね。助けてもらった恩返しでしょうか……?
東北イタコ
(なんだったんですの、彼女( ゚ω゚;)……。まるで歩く領土問題ですわ……。いや、ホバリングしてますけど)
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なれーたーずん子
両足を前後させず、ホバリングで遠ざかっていくそらさんの背中を見送りながら、ずん子たち一行は、嵐に巻き込まれたかのような表情で固まっていましたが――真っ先に我にかえったのは、めたんでした。
漆黒のめたん(四国めたん)
ちょ、ちょっと! 『終焉の儀式――始業式――』の時間、もう過ぎてるじゃない!
東北きりたん
――あ。
東北イタコ
ちゅわっ!?∑(。・Д・。) ですわ! お客さんとの待ち合わせの時間ががが!
東北ずん子
と、とにかく行きましょう!(´;ω;`) 初日から遅刻なんて……。
なれーたーずん子
――その後、ずん子たちはこってりと絞られましたが、それはまた、別のお話――ではなく、もうちょっとだけ続くんじゃよ。
なれーたーずん子
(――翌日、朝礼前――)
なれーたーずん子
ずん子がいじっている携帯のニュース画面に、『世界初の宇宙開拓用アンドロイド、打ち上げ成功』の見出しが躍っています。その記事には、例の笑顔で、種子島の宇宙センターから打ち上げられるそらさんの動画も掲載されていました。
東北ずん子
まさか、本当に宇宙に行っちゃうなんて……でも、無事打ち上がってよかったねえヾ(*'∀`*)ノ 私の女子力を高めてから行って欲しかったけど……(゚´ω`゚)
漆黒のめたん(四国めたん)
ま、ずん子ならあの子の胸の膨らみを見て「ずんだ餅にできそう……(σ゚∀゚)σ」って考えてるのが関の山よ。ずんだ餅より女子力を優先するずん子なんて見たくないから、今のままでいいわ。
東北ずん子
めたんちゃん……( ;∀;) そうだね! あの子もこれから宇宙で自分の役目を頑張るんだから、私も夢を叶えないと! ずんずん(=ず・ω・だ=)ノ(=ず・ω・だ=)ノ!
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なれーたーずん子
突然燃え上がったずん子に微笑みを残して、めたんは自分の席へと戻ります。朝礼開始のチャイムが鳴ったのです。始業式だけだった昨日とは違って、今日から本格的に授業が始まります。入ってきた先生も、どこか緊張した表情を浮かべて、教室の扉を閉めかけ――。
なれーたーずん子
――その扉が、もう一度開かれました。
九州そら
『はじめましてぇ~』
東北ずん子
( ゚д゚ )
なれーたーずん子
――先生に導かれて前に立ったのは、「あの」何も考えていそうにない笑顔。
九州そら
『どうもぉ、新しく一緒に勉強させていただくぅ、「九州そら mk-Ⅱ」です~』
東北ずん子
(´゚ω゚)・*;'.、ブッ
なれーたーずん子
そらさんに座席を指示した先生が、「九州さんは宇宙開拓を平和裏に進めるために開発されたアンドロイドだそうです!」と嬉しそうに話します。さすが長年ヘンテコ能力学校の教師を務めているだけあって、この程度では全く動じません。
九州そら
『まーくつー、記憶は全部引き継いでるのでぇ、宇宙のお話とかできると思います~。仲良くしてくださいね~』
なれーたーずん子
そらさんがぺこりと頭を下げると、クラスメイトから割れんばかりの拍手が轟きます……が、一度その笑顔に騙されているめたんは、「仲良くしてください」と言った瞬間に、彼女が左手の掃除機をチラッと見たことを、見逃しませんでした。
漆黒のめたん(四国めたん)
(ああ……「平和裏に開拓」ってそういうことね……。対象の『ウォークライ――闘争本能――』を「吸収」する、と……)
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東北ずん子
え……え?(´゚д゚`) ど、どういうこと……? さっきのそらさんとは別人なの……?
なれーたーずん子
ただ、ずん子は状況を把握できていません。そらさんはそんな彼女のもとに歩み寄って、のんびりとした声で、とんでもないことを口走りました。
九州そら
『――よろしくお願いいたしますね~、「ご主ずんさま(17)!」』
東北ずん子
……女子力下がってるー!?工工エエェェ(*´Д`*)ェェエエ工工
なれーたーずん子
――その後、ずん子たちと同様に、女子力を高めてくれる彼女の領有権争いを始めたクラスメイトたちが美しく丸め込まれる光景を見て、ずん子もようやく状況を理解しますが――それはまた、別のお話。
なれーたーずん子
――おわり―― (※今回のアンケートは、『VOICEROID+ 東北ずん子』発売日決定を記念して、「ずん子に喋ってもらいたいセリフ」を募集します! いくつかのアイデアは実際に採用して、HPで公開する予定ですー! まとめのコメント欄にて、よろしくお願いします!)
なれーたーずん子
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1408