瀬戸大橋を見て四国から狐を追い出した空海もびっくり!――東北ずん子小説魔法少女編:第30話
タヌキとグルになった空海によって四国からキツネが追い出されて(いや、まあキツネも悪いんですが)から云百年。「本州と四国との間に鉄の橋が架かったら戻ってきてもいいぞ」という適当きわまりない空海の言葉を愚直に信じ続けたキツネたちは、今度は追い出されまいと人間の性癖を調べ上げ擬人化の法を会得したのでした。
そして、瀬戸大橋が完成したいま、数多の創作物に登場するキツネ娘たちはちゃんと四国のどこかで生きているのです!
そして、瀬戸大橋が完成したいま、数多の創作物に登場するキツネ娘たちはちゃんと四国のどこかで生きているのです!
【前回のあらすじ】
・つるぎ&めたん、「ふるさと女学院」の遺跡発掘作業をする
・ちゃんこ、そのお茶くみ係をする
・めたん、「餅タブ」を発見する
・「餅タブ」から流れてきた「ふる女」の創立関係者に「漆黒家」の名前が!
・つるぎ&めたん、「ふるさと女学院」の遺跡発掘作業をする
・ちゃんこ、そのお茶くみ係をする
・めたん、「餅タブ」を発見する
・「餅タブ」から流れてきた「ふる女」の創立関係者に「漆黒家」の名前が!
(――400年前・山の麓――)
400年前にやってきためたんの提案で、ずん子たちは思い切って山を下ってみました。
そして、将来「ふるさと女学院」が建てられるであろう場所をしっかり踏みしめて、めたんが感慨深げに叫んでいます。
そして、将来「ふるさと女学院」が建てられるであろう場所をしっかり踏みしめて、めたんが感慨深げに叫んでいます。
家宝の「四ツ葉十字」の売却価格がショボかったのにも納得よ!
ここに『修練所―学校―』を建てるために、ご先祖様は財産を投じたんだわ!
なんという大発見!
……………………って。
ここに『修練所―学校―』を建てるために、ご先祖様は財産を投じたんだわ!
なんという大発見!
……………………って。
……聞きなさいよ!
男児「あはははは! すごい! 広い!」
女児「走り放題だー!」
こらこらこらー!
貴女たちも、もっとこう……、時空を超え悠久の刻を経て! わたくしのご先祖に! わたくしのご先祖によって! 建立される学校に! 思いを馳せなさいよ!
貴女たちも、もっとこう……、時空を超え悠久の刻を経て! わたくしのご先祖に! わたくしのご先祖によって! 建立される学校に! 思いを馳せなさいよ!
って言われても、今はなーんもねェしなァ。
何年後に建設始まるかまでは分からねぇンだろ?
何年後に建設始まるかまでは分からねぇンだろ?
……あー、もう! 鬼ごっこってそういう遊びじゃないから!
10数えるから早く逃げなさいよ!
10数えるから早く逃げなさいよ!
賑やかな一同を少し離れたところから見守って、弓子が柔らかな笑みを浮かべています。
そんな彼女の元へ、ずん子は近づいていきます。
そんな彼女の元へ、ずん子は近づいていきます。
あっ、はい。
あの子たち、普段からすごく無邪気でかわいいんですけど、今日は一段と元気で。
あの子たち、普段からすごく無邪気でかわいいんですけど、今日は一段と元気で。
まあ、あんな山奥で暮らしてたら、広い場所ではしゃぎたくなる気分も分かるのだー。
ちょっとした遠足気分だよね!
――ということで、みんなのおやつを作りましょう! 弓子さん!(o'∀')b
――ということで、みんなのおやつを作りましょう! 弓子さん!(o'∀')b
えっ?
ちょっ……。す、すごい力ですね……。
ちょっ……。す、すごい力ですね……。
ずん子は弓子の手を引き、レジャーシートの上に置いてあったずんだ料理キット(常時携帯)へと引っ張っていきます。
一人だけ鬼ごっこに参加しなかったのは、どうやらこれが目的のようでした。
一人だけ鬼ごっこに参加しなかったのは、どうやらこれが目的のようでした。
うーん。漆黒家の記念碑を建てるとしたらこのあたりかしら?
それとも何か『タイムカプセル―遺産―』的なものを埋めて、400年後に取り出すとか……。
それとも何か『タイムカプセル―遺産―』的なものを埋めて、400年後に取り出すとか……。
……………………それ、「ゴッドハンド」の人の手法だからやめたほうがいい。
あと、はい。タッチ。
あと、はい。タッチ。
ああっ!?
ちょっと! せっかく鬼から解放されたんだから浸らせなさいよ!
ちょっと! せっかく鬼から解放されたんだから浸らせなさいよ!
……た、確かに。
でしょー? なのだ。
全く、何考えてるか分からない人間が多くて困るのだ……。
全く、何考えてるか分からない人間が多くて困るのだ……。
(……拝啓、400年後の枝豆の精霊様。
あなたも大概謎生物ですけど、口には出しません)
あなたも大概謎生物ですけど、口には出しません)
でも、みんないい子なんだよー?(≧∀≦)
みたいですね。
子どもが懐くってことは、そういうことかもしれません。
子どもが懐くってことは、そういうことかもしれません。
ひゃっ!?
そ、それは……?
そ、それは……?
ずん子が高らかに掲げたもののまぶしさに、弓子は思わず仰け反ってしまいました。
輝く白、鮮やかな緑、みずみずしいきらめきを惜しみなく振りまいている、それはまさに――。
輝く白、鮮やかな緑、みずみずしいきらめきを惜しみなく振りまいている、それはまさに――。
ずんだ餅……ですか。
そういえば、弓子はずんだ餅のこと知ってるのだー?
この時代の人間にしては珍しいのだ。
この時代の人間にしては珍しいのだ。
それは……、精霊様が教えてくださいましたので。
でも、砂糖がなかなか手に入らなくて、作ったことはないんです。
でも、砂糖がなかなか手に入らなくて、作ったことはないんです。
そうか……。この時代だと高級品なんだよね、お砂糖(´・ω・`)
じゃあ、とりあえず食べてみましょう!
じゃあ、とりあえず食べてみましょう!
……で、でも、私も枝豆料理に関しては割と自信あるんですよ?
たとえ贅沢品であっても、枝豆を使っている以上、私の舌はごまかせませんよ?
たとえ贅沢品であっても、枝豆を使っている以上、私の舌はごまかせませんよ?
まあまあまあ。ほらほらほら。
ね?(・∀・)
ね?(・∀・)
え、ええ……(パクッ
……!!??
(おっ! 一口目で陥落かー? なのだ!)
……ず、ずんだ餅なんかに絶対負けません……!!(もぐもぐ
そこで噛みしめて!V(`ゝω・´)
絶妙な歯ごたえ!
舌の上でとろけるくどくない甘み!
味のないはずのお餅を彩るずんだの魔力!
絶妙な歯ごたえ!
舌の上でとろけるくどくない甘み!
味のないはずのお餅を彩るずんだの魔力!
……絶対……(もぐもぐ
最後はのどごし!
飲み込むのももったいないんだけど、飲み込む瞬間も最高に気持ちいい!
そう! それはまるで、三日間断水したあとに初めて飲む水のよう!
(ってめたんちゃんが言ってました!)
飲み込むのももったいないんだけど、飲み込む瞬間も最高に気持ちいい!
そう! それはまるで、三日間断水したあとに初めて飲む水のよう!
(ってめたんちゃんが言ってました!)
うん。粘った方なのだー……。
お、おいしい……。
枝豆にこんなおいしい調理法があったなんて、知りませんでした。
枝豆にこんなおいしい調理法があったなんて、知りませんでした。
全国に……?
全国ってどのくらい広いかイメージできませんけど、戦国武将みたいな夢ですね。
全国ってどのくらい広いかイメージできませんけど、戦国武将みたいな夢ですね。
……まあ、この時代には伊能忠敬もいねェしなァ(ゼェ、ゼェ
ずん子が熱く語っていると、肩で息をしながらNHKがやってきました。休憩のようです。
疲れたァ……。ガキの体力は底なしだなァ……。
なぁ、「ずんだブル」くれないか?
なぁ、「ずんだブル」くれないか?
えー……。キツネがすぐバテちゃダメじゃんなのだ……。
ず、ずんだブル?
私の知らない枝豆料理がまだあるんですか?
私の知らない枝豆料理がまだあるんですか?
あ、そうそう。
「ずんだブル」っていうのはね、私が発明した創作料理、というか飲み物で……(・∀・)ノ
「ずんだブル」っていうのはね、私が発明した創作料理、というか飲み物で……(・∀・)ノ
あン?
……ちょっと待って?
こっちの時代のNHKが、なんで「ずんだブル」のこと知ってるの?( ;・∀・)
こっちの時代のNHKが、なんで「ずんだブル」のこと知ってるの?( ;・∀・)
…………あ。
第1話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1320
前回:第107話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1558
次回:第109話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1619
魔法少女編記事一覧はこちら! http://inove.jp/ivsid59
前回:第107話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1558
次回:第109話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1619
魔法少女編記事一覧はこちら! http://inove.jp/ivsid59











