どうしてもやる気が出ない時にオススメの映画――東北ずん子小説魔法少女編:第34話
やる気が出ない時は、物語の力を借りるのが一番です。ふらっと映画館に行くなり、TUTA○Aに行くなり、書店に行くなりと、今では良質な物語に手軽にアクセスできる時代になりました。
特に「夢を叶える」タイプの話はそんな気分のときにぴったり!定番のボクシングものでは『ロッキー』もいいですが、ちょっと古いなと思ったら『リアル・スティール』もオススメですよ。あとは『ショーシャンクの空に』など、脱獄ものの中にもスカッとしたものがあります。レース系だと『REDLINE』とか……。挙げていくときりがありませんので、ぜひみなさまのオススメを教えてくださいませ。
特に「夢を叶える」タイプの話はそんな気分のときにぴったり!定番のボクシングものでは『ロッキー』もいいですが、ちょっと古いなと思ったら『リアル・スティール』もオススメですよ。あとは『ショーシャンクの空に』など、脱獄ものの中にもスカッとしたものがあります。レース系だと『REDLINE』とか……。挙げていくときりがありませんので、ぜひみなさまのオススメを教えてくださいませ。
【前回のあらすじ】
・弓子、「ずんだアロー」発射失敗
・ずん子、お手本を見せることに
・トラブル発生、矢がカラスにかっさらわれる
・弓子、何を思ったか学校を建てることを宣言
・弓子、「ずんだアロー」発射失敗
・ずん子、お手本を見せることに
・トラブル発生、矢がカラスにかっさらわれる
・弓子、何を思ったか学校を建てることを宣言
(――400年前・未来の「ふるさと女学院」敷地――)
が、学校を建てるって言っても……。一人でですか!?
「学校を建てる」という弓子の提案に、一同が目を丸くします。
普段冷静なたんちゃんでさえ鳩が豆鉄砲を食ったような顔でうろたえているのです。
皆の驚きは相当なもの――かと思いきや。
普段冷静なたんちゃんでさえ鳩が豆鉄砲を食ったような顔でうろたえているのです。
皆の驚きは相当なもの――かと思いきや。
……「学校」ってなんぞよ?
ズコー!!
……オイ!!お前らがベイビーだった時代に軽く説明しただろォ!?
……オイ!!お前らがベイビーだった時代に軽く説明しただろォ!?
……や、ヤバいのだー。
この時代の人々に「学校」なんて言っても、こんな返事が返ってくるに決まってるのだ……。
この時代の人々に「学校」なんて言っても、こんな返事が返ってくるに決まってるのだ……。
弓子の言葉を遮るように、先ほどカラスを追いかけていったきりたんたちが帰ってきました。
その手には、かっさらわれた「ずんだアロー」の矢がしっかりと握られています。
その手には、かっさらわれた「ずんだアロー」の矢がしっかりと握られています。
ほら。取り返してきてやったわよ。あなたの『命―ずんだペースト―』。
『いやー。たかがカラス、されどカラスですねえ……。
あちこちに羽根が刺さって大変でしたよ~(泣)』
あちこちに羽根が刺さって大変でしたよ~(泣)』
わー! ありがとう!(≧∀≦)ノ
ごめんね、私も追いかけなきゃって気を取り直したときには誰もいなくて、変身すらできずに……。
ごめんね、私も追いかけなきゃって気を取り直したときには誰もいなくて、変身すらできずに……。
そう! それなんです!(ズイッ
えっ!?∑(゚ω゚ノ)ノ
こちらこそごめんなさい、ずん子ちゃん。
前に「一人じゃ変身できないんですね」って言ったこと、気にしてた?
前に「一人じゃ変身できないんですね」って言ったこと、気にしてた?
いや! それでいいんです!
逆に一人で変身できちゃうなんて、ずん子ちゃんらしくないと思う。
みんなでドタバタ、わいわいとトラブルに巻き込まれるの――もしかしたら大変なのかもしれないけど、私には、とてもうらやましい。
逆に一人で変身できちゃうなんて、ずん子ちゃんらしくないと思う。
みんなでドタバタ、わいわいとトラブルに巻き込まれるの――もしかしたら大変なのかもしれないけど、私には、とてもうらやましい。
「ずんだアロー」を持ってみて、それが分かったの。
私が射れない理由、それは――。
私が射れない理由、それは――。
……友達がいないから、そして、夢を持っていなかったから、だと思うんです。
――グワアアアアアアア!!
私は間に合わないかもしれないけど、頑張れば、学校で同年代の子をたくさん集めれば、この子たちには友達をいっぱい作ってあげられると思うんです。
だから私、学校を建てます。もう決めました。
だから私、学校を建てます。もう決めました。
少女A「……おねーちゃん、頑固だからなあ……」
……5年で建てます!
5年!?( ´゚ω゚)・*;'.、
夢を追いかけていれば、きっと素敵な仲間にも出会えると思うんです。
……ね、ずん子ちゃん。
……ね、ずん子ちゃん。
え、私?ヽ(´▽`)ノ
……ふふ。私の覚悟を今、みなさんにお披露目しましょう!
この「ずんだアロー・ふるさと」で!
この「ずんだアロー・ふるさと」で!
だ、大丈夫かぞよ?
枝豆の精霊としてはほとんど力になれない方向に進んでるぞよ……。
それに、「ずんだアロー」だって、さっき失敗したばかりなんだから……。
枝豆の精霊としてはほとんど力になれない方向に進んでるぞよ……。
それに、「ずんだアロー」だって、さっき失敗したばかりなんだから……。
……いや。
と、女将軍ずんだもんの言葉を、ずんだもんが否定します。
あン?
きっと大丈夫なのだー。
……何で分かるんですか?
……そうだったの!?∑(゚ω゚; )
(弓子ちゃん、頑張って……!)
……ふう。
弓子は一つ息を吐いて肩の力を抜くと、さっきから置きっ放しになっていた的、つまりお餅から10メートルほど離れて、「ずんだアロー・ふるさと」を構えます。
……………………おお。迷いのないまなざし。
目が輝いている人はいいですわねえ(`・ω・´)
一つ一つ、ずん子に教わった手順を確認するかのように矢を置き、弓を高く掲げ、弦を引きながらゆっくりと下ろしていって、狙いを定めます。
さすがに慣れない部分も多く、不格好ではありましたが――その動作に、迷いはありませんでした。
さすがに慣れない部分も多く、不格好ではありましたが――その動作に、迷いはありませんでした。
そして――ついに。
はっ!
やった!(゚∀゚)ノ
ずん子には、射られた瞬間に、その結果が分かったようです。
弓子の放った一発は、まるで彼女のまっすぐな気持ちを乗せるかのように、一直線に標的へと飛んでいき――、
弓子の放った一発は、まるで彼女のまっすぐな気持ちを乗せるかのように、一直線に標的へと飛んでいき――、
――そこにあったお餅を、見事、ずんだ餅へと変化させたのでした。
や……、やったー!!O(≧▽≦)o
すごい、すごいね弓子ちゃん!
すごい、すごいね弓子ちゃん!
よかったぞよ……。
これで、ずんだアローの後継者は守られたぞよ……。
これで、ずんだアローの後継者は守られたぞよ……。
……ふう。
喜ぶというよりは、ほっとした、と表現する方が正確でしょう。
弓子は全身から力を抜いて、大事そうに、完成したずんだ餅を拾い上げました。
弓子は全身から力を抜いて、大事そうに、完成したずんだ餅を拾い上げました。
みなさんが取り戻してくれたずんだペーストですから……。緊張しました。
でも、ありがとう。
でも、ありがとう。
そうだ。このずんだ餅、ずん子ちゃんにあげます。
えっ!? それはぜひ……じゃなくて!∑(゚ω゚; )
い、いいの?
い、いいの?
いいんです。
私は、代わりに――もっと素敵なものをもらいましたから。
私は、代わりに――もっと素敵なものをもらいましたから。
弓子は初めて――かもしれません――花が咲いたかのような笑顔を見せると、半ば強引に、ずんだ餅をずん子に押しつけました。
……うん。
私も、自分の夢に向かって頑張るね!(`・ω・´)ノ
私も、自分の夢に向かって頑張るね!(`・ω・´)ノ
笑顔で手を取り合うずん子と弓子を囲むようにして、人の輪ができます。
出会ったころは何事にも醒めていた弓子でしたが――夢ができたことによって、とても柔らかな雰囲気になったのかもしれません。
出会ったころは何事にも醒めていた弓子でしたが――夢ができたことによって、とても柔らかな雰囲気になったのかもしれません。
めでたしめでたし。
――と、なるはずでしたが。
――と、なるはずでしたが。
……よし!
じゃあ、これにて……この時代と400年後を繋ぐゲートを閉じるぞよ!
じゃあ、これにて……この時代と400年後を繋ぐゲートを閉じるぞよ!
……ん?
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前回:第111話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1722
次回:第113話はこちら!→ http://inove.jp/ivsid1756
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