東北ずん子ノベル『幼女きりたんはピュアで汚れなき小学五年生』
なんというピュアさ!
東北ずん子ノベル『幼女きりたんはピュアで汚れなき小学五年生』
――少し、昔話をしましょう。きりたんがまだ6歳だったころ、唐突に訪れた哀しいお話です。
カナカナカナ……と、ひぐらしの鳴く声が降り注ぐ夕暮れ時。幼稚園生活最後の夏休みを過ごしていた少女――東北きりたんは、一人、自宅の縁側に座って、茜色に染まる空を見上げていました。
――はあ……きょうも、ずんねえさまはすてきでした。
『――すてきでしたね……』
一人でいるはずのきりたんの言葉に、誰かが応えます。近くにイタコ姉さまはいませんし、幻聴を聞くような時間帯でもありません。なにより、自分の呟いた言葉に返事が返ってきたことに、きりたん自身がまったく驚いていません。――まるで、それが自然な姿とでも言うように。
――ねえ、たんちゃん?
『――……なあに、きりたん』
「たんちゃん」。まだ小さなきりたんの口が、そう紡ぎます。彼女の視線は、相変わらず夕焼けの空に注がれていて――当然ですが、その先に人影はありません。
――わたしって、どうして「きりたん」なんだろ……?
『――……!』
きりたんの問いかけに、不思議な声の人――たんちゃんが息を呑みます。たぶん女の子であろう彼女は、しかし、すぐに態度を取りつくろうと、一つ、大きな溜息をついて、『――そうですね』と、笑いました。
――だって、すごくふしぎ。わたしは、きりたんぽじゃないもの。きりたんぽって、切れてるからきりたんぽなんだよ。きょう、ずかんでみたの。
そう言うと、きりたんは自分の背中にある二本のきりたんぽ――いえ、「切れて」いないのですから、「たんぽ」と呼ぶべきでしょう――を、プルプルと震わせました。みずみずしいその「たんぽ」は、彼女の背丈の2倍以上あります。――それに、先端に穴も開いていません。
彼女の背中の二本の「たんぽ」は、うっすらと発光しています。――そう。「たんちゃん」とは、彼女の背中に宿ったきりたんぽの精の声だったのです。
『――うん。そうね。とうとう、この日が来てしまったのね……』
――…………たんちゃん?「このひ」って……。――……きゃっ!?
ぼーっと空を見上げていたきりたんの頭。その両脇を、後方から、「何か」がものすごい速度で掠めていきました。驚いたきりたんでしたが、慌ててその正体を確認すると――なんと、包丁です。
二本の「包丁」は鋼の切っ先を前方に向けたまま、きりたんの目の前で静止して、ゆっくりとバックし――彼女の漆黒の髪の中に、がしゃん、と、納まりました。包丁の先には、わずかではありますが、きりたんぽの肉片が付着していて――彼女の顔が、真っ青になります。
――なにこれ……!?たんちゃん、ほうちょうに切られちゃったの!?
『――きりたん。お別れのときです。この日が来てしまったこと――少し寂しいけれど、でも、とても嬉しい』
頭の異物感。そして「切られてしまった」たんちゃんのことを気にかけていると、再び、たんちゃんの声がしました。いつもと変わらない、優しい声です。
――たんちゃん、そのすがた……!! 穴が開いてるよ!? それじゃあまるで……
――本当のきりたんぽみたい。そう言いかけて、きりたんは、自分の背中の「たんぽ」にも穴が開いていることに気がつきました。
『――ああ、きりたん……。ようやくあなたの瞳が見られました。いつもは背中にいるばかりで、あなたと目を合わせることなんてできませんでしたから……』
『――きりたん。これでやっと――「きりたん」になれましたね。あなたが、大人になった証拠です。さあ、きりたん。秘められし力を解き放って、本当の「きりたんぽ」になる時が来たのです』
――たんちゃん……? なにをいっているの?
そして、たんちゃんはそっと、かつて自分の半身だったもの――「きりたんのきりたんぽ」に手を添えました。すると、彼女の背中から、香ばしいお味噌の匂いが漂ってきます。
――たんちゃん? なにをしたの? なんか、せなかがムズムズするよ? たんちゃ……!!??
『――きりたん砲、ファイア』
上半分になってしまった「たんちゃん」が、そう囁くと。ムズムズしていた彼女の背中に、小さな爆発が起こります。初めての「きりたん砲」は、紅の空を吹き飛ばさんかのような爆風を周囲に巻き起こし――驚いたきりたんが目を見開いたころには、「たんちゃん」の姿はありませんでした。
――……たんちゃん?
――たんちゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁん!!
(――回想おわり――)
ジリリリリリリリリリリリリリ……
気怠い夏の日。湿度は70%を超え、気温も30度に近づこうかという真夏の東北家に、けたたましい目覚まし時計の音が響き渡ります。
――たんちゃ……はっ!?
ちょっとだけ寝具の襦袢がはだけてしまったきりたんが、呻きながら目を覚まします。
「たんちゃん」。かつてきりたんの親友であり、半身だった存在。きりたんが彼女に会えるのは、今や夢の中だけになってしまいました。
――……今でも信じられませんね……。たんちゃん、どこへ行ってしまったのでしょうか……。
きりちゃーん、おはようですわ(o'∀'人)お仕事行ってきますから、お留守番よろしくお願いしますわね。
きりたんが額の汗を拭っていると、ドアの向こうからひょっこりと、イタコ姉さまが顔を出します。その声につられて時計を見ると、午前9時でした。普段だったらきりたんも焦る時間なのですが、彼女の小学校はもう夏休み。まだまだゆっくりできます。
私もバイト行ってくるね、きりたん。ごはんはラップして冷蔵庫に入れてあるから、チンして食べてねヽ(´∀`)ノ
イタコ姉さまの背後から、今度はずん子の声が聞こえました。彼女たちはひらひらと手を振ると、きりたんの部屋の扉を閉めます。扉の向こうから二人分の足音が響き、玄関の門が開く鉄の音が聞こえたかと思うと――、再び、静寂が訪れました。
――静かですね……。ここのところ騒がしい日が続いていたので、少し落ち着きます。
(――しかし、先程まで見ていた夢のせいか、どうも、静けさが寂しく感じられてしまいますね。昔は、一人であっても話し相手がいましたし……)
――たんちゃん……。必ず探し出します。
きりたんの瞳には、燃えるような決意の輝き――ずん子がずんだの普及に命をかけているときと同じ、あの輝きが、灯っています。生き別れの少女を捜し出すこと。それが、小さいなりに背負っている、きりたんの使命なのです。
――ですが。
――さすがに寝覚めが悪いですね。あと5分だけ寝ましょうか。二度寝は新しい夢を見やすいと言いますし。もう一度、たんちゃんに会ってきましょう。
その輝きも僅か一瞬。きりたんはいつものクールなまなざしに戻ると、ぼそっと自分に言い訳して、頭から布団を被りました。幼くて体温の高いきりたん自身のぬくもりが、まだ布団に残っています。
――おやすみなさーい。
(――8時間後、17時――)
――……うーむむむむ……あと5分……。
ずん子がバイトを終えて帰ってきても、きりたんはまだ寝ていました。彼女の枕元には、PSPやら3DSやら、そういったものが転がっています。恐らく、布団から出ていないのでしょう。
き……きりたん!((( ;゚Д゚)))そろそろ起きないと、生活習慣がまた元に戻っちゃうよ!?せっかく1学期でお昼型になったのに……。
――ぽぁ? ずんねえさま? ……おなかへりました。
うん。食べてないから当たり前だよね?(´;ω;`)
布団を蹴り飛ばして、ずん子が慣れた手つきできりたんを引きずり出します。「いつものこと」と言ってしまうと哀しくなりますが、東北家ではよく見る光景です。きりたんは、低血圧なので寝起きが悪いのです。
(ちゃんと起きてたから油断してた……( ;∀;) きりたん、休みが続くと、すぐ自堕落な生活に戻っちゃうからなあ……)
(もしかして……まだ、たんちゃんのこと引きずってるのかな?)
――ぐぅ。
寝ないで――――っ!!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
(――7時間後、24時――)
――ぽぅ。
――寝れない。ひるねしすぎました……。
当然です。
――どうせ寝れないのですから、少し本気を出して、たんちゃんの行方でも調べてみましょうか。夢で会えると言っても、しょせんは記憶の中の彼女ですからね。
きりたんは再び瞳を燃やすと、意気込んでPCのスリープを解除しました。すぐにネットを立ち上げ、ホームに設定したGoogleの検索画面へと飛びます。そして彼女は、腕を組んで検索ワードを考え始めると――。
(――思い付きませんね。とりあえず、お気に入りのサイトの更新状況でも徘徊しましょう。たぶんそのうちにアイデアが降ってくるでしょうし)
――カチカチと、サイトの巡回を始めました。
(――3時間後、早朝3時――)
(――『くっそわろた』……と……)
――はっ!? もう3時!?
(――ま、まずいですね。結局何もしてません……。ですが、まだ朝まで4時間くらいありますし、今から本気を出して調べれば、朝までには何らかの進展が見られるでしょう)
(――ですが、画面を見続けていたので少し目が疲れましたね……。軽くゲームでもして、少し、気分転換しましょうか)
きりたんは小さく伸びをすると、倒れ込むように枕に顔を埋めました。彼女の部屋には、枕から手が届く範囲内に色んなゲームが置いてあります。夏休みは大作ゲームが相続いて出る時期ですので、どんどんクリアしていかないと積みゲーになってしまうのです。
(――一ターンだけ進めましょう。一ターンだけ……。あ、新しいイベントフラグ立った。続きが気になりますね……。もう一ターンやりましょうか)
東の空が白んできました。ですが、彼女の部屋の遮光カーテンはばっちりと閉じています。きりたんはベッドにうつ伏せになって、両足をぱたぱたと振りながら、口元に笑みを浮かべてゲームを進めていました。
(――14時間後、夕方18時――)
――むにゃ……たんちゃん……。
きりたんは、寝ていました。完全に昼夜逆転生活の完成です。本当にありがとうございました。
ばたん!と、彼女の部屋の扉が開かれます。見かねたずん子とイタコ姉さまが、彼女を叩き起こしにきたのです。
きっりたーん!!!O(*>▽<*)o ……やっぱり寝てる!! お外に出ようね!(#゚Д゚)! 行き先は用意してあるから!
きりちゃん! いつまでも寝ててはダメですわ!(`ε´*) 大事なのは1に運動、2に運動、3、4がなくて5に感動ですわ!
――ぽぁ!? すいません、ねえさまがた。さっきゲームをクリアして、今寝たばかりなので……。
問答無用でーす!(#゚皿゚) もうちょっと粘って、21時になったら寝よう! お散歩の行き先はすぐそこだから、私が連れて行ってあげるね!(σ゚∀゚)σ
布団から出ようとしないきりたんの首根っこを掴んで、ずん子は「ずんずん」と大股で歩きます。きりたんは引きずられながらも、なんとか彼女の手を振り払おうと、身をよじります。
――いーやーでーすー……。せっかくいい夢が見られそうなのに……。
夢でばかりたんちゃんに会えても嬉しくないでしょ?(゚´ω`゚) まだどこかにいることは確かなんだから、ちゃんと探しなさい!
毎年あたしが口寄せを試みてるんですのよ。うまくいかないってことは、まだどこかにいるってことですわ!(o'∀'人)
――うー……。明日になったら本気出しますから。
抗弁している間にも、きりたんの身体はずりずりと引きずられていきます。玄関まで連れてこられたあたりで、彼女はとうとう諦め、自分の草履を履きました。
すぐそこの山にいくよ! 足腰も鍛えられて一石二鳥(*´∀`*)!
――ぽぅ……。はい……。
と、いうわけで、ずん子一行によるハイキングが始まりました。唐突な山登りに、一日中寝ていたきりたんの足腰が悲鳴を上げますが――後方で、「逃げたら誰かの霊を取り憑かせてでも登らせますわよ」という雰囲気を出しているイタコ姉さまがいては、逃げられません。
さ、つきましたわよ! きりちゃん!ヾ(*'∀`*)ノ
――つ、疲れた……。ニートになんという仕打ちを……。
最後の階段を上りきった先にある芝生のじゅうたんに、きりたんが倒れ込みます。
見て見て! きりたん、きれいな夕焼けでしょう?(〃ω〃)
――ほとんど暮れかかってますけどね……。
きりたんの言うとおり、夕焼けはもうほとんど残っていません。それでも、林の向こうから聞こえてくるひぐらしの声と、夕焼けです。きりたんは、なんとなく――昨日夢見た「あの日」を思い出してしまうのでした。
――……まさか、コレを見せに?
それだけじゃないですわ!ヾ(*'∀`*)ノ
ふわり、と。――彼女の視界を横切ったのは、一筋の光。それが一瞬だけ……「あの人」に見えて、きりたんは思わず立ち上がってしまいました。
――この光は……。
蛍だよ!ヽ(≧▽≦)ノ きりたん! ずっと前、「見てみたい」って言ってたじゃない!
――そんな、昔の戯れ言を……覚えていてくれたのですか。
ふわふわと、きりたんの目の前を数本の光の軌跡が交錯します。あまりにも美しいその光景に、きりたんはつい、目を逸らしてしまいました。
(――わたしが一日中グダグダしているあいだに、ねえさまたちは……わたしのために、近所で蛍が観られる場所を探してきてくれていたのですね……)
(――それなのに、わたしは……わたしは)
――ふぇっ……(´;ω;`)
き、きりたん……!?∑(゚◇゚ノ)ノ
大丈夫、大丈夫だからね!
大丈夫、大丈夫だからね!
――うう……ぐすっ……。゚(PД`q*)゚。
きりちゃん……!?(´;ω;`) よしよし、よしよしですわ。
内面の葛藤が抑えきれなくなって、とうとうきりたんは泣き出してしまいました。詳しいことはさっぱりのずん子とイタコ姉さまでしたが、普段はクールな妹の大泣きを前にして、すかさず慰めに入ってあげました。
二人のお姉さまの優しい心遣いが、きりたんの心をゆっくりと、溶かしていきます。
(――10分後――)
すっかり落ち着いたきりたんは、二人のお姉さまと手を繋いで、泣き腫らした目で、蛍を眺めていました。くちゃくちゃになってしまった彼女の表情は、それでも、どこか晴れやかです。
――ふふっ……。きれいですね。
そういえば、どうして急に「蛍が見たい」なんて言い出したんですの?(´・д・`)外界のことには、あまり興味がないはずでしたのに。
――どうしてでしょうね。なんとなく……懐かしかったから、かもしれません。
なつかしい?きりたん、蛍を見たことあったっけ?∑(・ω・ノ)ノ!
イタコ姉さまとずん子が首を傾げるかたわら、きりたんは質問には答えずに、「――ふふっ」と、口元を緩めました。その目には、再びやる気の炎が灯っています。確かに、彼女は蛍を見たことがありませんが――夕焼けに漂うその光には、鮮烈な記憶があるのです。
(――そういえば、わたしから分離したたんちゃんはずっと発光していた……。かぐや姫が中に入っている竹が発光するように、たんちゃんという生命が中に入っているきりたんぽも、同じように発光していたのではないでしょうか……)
(――と、いうことは、わたしの背中に残っている「きりたん砲」は、たんちゃんの抜け殻?……いずれにせよ、発光するきりたんぽなんて、いつまでも人目につかないはずがありませんね。ググればヒットするに違いありません!)
――ありがとうございます! ずんねえさま、イタコねえさま!
ちゅっ!?∑(゚д゚;) き、きりたんが満面の笑みを……!?
きりたんの笑顔、お餅みたい……じゃなくって! どういたしましてだよ、きりたん!ヾ(*'∀`*)ノ
珍しく、きりたんは爽やかな笑顔を浮かべ、自室へと駆け戻っていきました。ぱあっと咲く夏のひまわりのようなその笑顔は年相応で、ぷにぷにした頬はまるでお餅のよう。ずん子の瞳が一瞬だけギラリと輝きましたが、さすがに自重したようです。
(光るきりたんぽ……光るきりたんぽ……光るきりたんぽです。今日のわたしは昨日までのわたしと違うのです!)
行きとは正反対に、草履をうまく履きこなして山を一気に駆け下ります。ちょっとだけ鼻緒が擦れますが、今のきりたんはそんな些細なことを気にしません。あっという間に、自宅の前まで帰ってきてしまいました。
きりたんは自室のドアを一気に開いて、マウスを素早く振ってPCを立ち上げます。焦りすぎてネットへの接続認証が済む前にブラウザを立ち上げてしまったのはご愛嬌です。
きりたんが検索ワードに「光るきりたんぽ」と打ち込むと、すぐに検索結果が返ってきました。
約 73 件 (0.19 秒)
(最終アクセス: 2012.7.5)
(最終アクセス: 2012.7.5)
――…………………………。
――少なっ!!
(――え!? こんなに少ないものなんですか!? もしたんちゃんのことが話題になっているとしたら、すぐにニュースになって、それが転載されて、物好きの人たちが調査報告とかあげちゃって……少なくとも、4桁ページは堅いと思っていたのですが……)
(――で、でも、0でなくてよかったです……。それに、一番上は動画じゃないですか! 何かのニュース映像かもしれませんし、これは見てみるしかないですね)
想像以上に話題になっていないことに愕然としますが、きりたんはそう考えて気を取り直すと、検索結果の先頭にある動画サイトへのリンクをクリックしました。
(――あ、このリンク先のおすすめ動画面白そう……。いやいやそんな場合じゃ……でも……)
――ごくり……。
インターネットに飼い慣らされた彼女の視線が、何よりもまずおすすめ動画欄へと向けられます。やらなければならないことがあればあるほど、関係のないリンクをクリックしてしまう――意思の力を強引にねじ曲げる、PCの引力。
(――5時間後、日付変更直後――)
――……………………。
……もはや、説明の必要はないでしょう。真っ暗な部屋にたたずむきりたんの白い肌を照らすディスプレイには、大量の動画を載せたタブ。
死んだ目をしたきりたんは、自分への怒りでぷるぷると打ち震えながら、悔しそうに奥歯を噛みしめ、呪詛の言葉を吐き出しました。――もちろん、すでに日付が変わってしまっていることを、承知の上で。
――明日から! 明日から本気出します!
――その後、「やはり夜に探し出すしかない」という結論を得たきりたんは、夜型の自分を正当化して夏休み中その調子で過ごし、ずん子にこっぴどく叱られてしまいますが――それはまた、別のお話。
――おわり――(来週は水着回です! ずん子たちの水着イラストを募集しています! 頂いたイラストは、作中で使わせていただきますよ!)
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1399


