サザエさんのマスオさんの大阪弁を一度聞いてみてほしい 戦慄するから
成人にもなって男児・女児向けアニメを見ていると、OPやEDで「夢はきっと叶うよ!」的歌詞を聞いてふと涙したことがあるはずです。悲しい事実を悲しげに書かれるより、夢と希望に満ちた歌詞をめっちゃ前向きに歌われる方がダメージでかい!
(――「ふるさと女学院」・高等部一年廊下――)
……………………ぐっ……! http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-46.html
胸元を押さえて、うさぎがよろめきます。一目で分かるほどに顔色が悪くなった彼女は、目の前に立ちはだかる二人組を恨めしそうに睨むと――、
――バタリと、前のめりに倒れました。
……こ、これは……ッ! あの無敵を誇ったつるぺた巫女を、一撃で――!? http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-47.html
うさぎを倒した二人組――しのびとあわもの反応は対照的です。目をぱちくりさせて呆けているあわもに対して、しのびは驚きつつも、悪い顔でほくそ笑んでいました。
バンバンと、嬉しそうなしのびがあわもの肩を叩きます。彼女はそのままあわもと肩を組むと、瞳の中を輝かせて廊下の向こうを指差しました。
ちなみに、13歳のあわもは中等部一年生ですが――、小中高一貫の「ふるさと女学院」では、転校生は学年に関係なく注目を浴びます。なので、彼女がちょっと廊下を進むだけで、好奇心旺盛な女子生徒たちによって、あっという間に人垣ができてしまいました。
――それが、しのびの狙い通りであることに、気付かずに。
……しのびめ、考えたな……。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
しかし、一人だけ彼女の狙いに気付いている人間がいました。教室に身を隠し、二人の様子を伺っているのは――彼女の直属の上司である、つるぎです。
久しぶりに訪れた「戦闘」の機会に、つるぎはその深紅の瞳を不敵に輝かせ――教室の影から、一瞬で気配を消しました。
(――「ふるさと女学院」・高等部二年廊下――)
こ、これは……( ゚ω゚;) http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
騒ぎを耳にして駆けつけたずん子、きりたん、めたんが、我が目を疑います。高等部の廊下には、多数の生徒たちが倒れているのです。しかも、誰かが通り抜けたような道を残して。
アンタたちねぇ……。この『惨状――シェイクスピア――』、一体何をしたっていうのよ。 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-44.html
いつの間にかあわものことを呼び捨てるようになったしのびが、勇んで号令をかけます。それに合わせて、あわもが無邪気な笑顔で前に出てきたかと思うと――、
――と、何気ない一言を言い放ちます。別になんてこともない雑談の導入。そのはずでしたが。
なんと、その言葉を聞いただけのきりたんとめたんが、大ダメージを受けて膝をついたのです。
しのびの指示通りの言葉のはずですが、あわもの無邪気な笑顔と口調のおかげでダメージが増しているようです。地面に突っ伏して動かなくなったきりたんの姿を見て、ずん子は、今までの女子生徒たちも同じようにやられたのだと悟りました。
腰にさげた砂糖水に手をかけるのを見て、ずん子があわもたちの狙いに気付きます。慌てて止めに入るずん子でしたが、時既に遅く。
腕組みをして笑うしのびは非常にサバサバとしています。つるぎに対して特に恨みがあるわけではなく、ただ純粋に挑戦者として、今回の騒動を引き起こしたようです。
あわもがうんうんと頷きます。どうやら、「師匠」というのが二人を組ませた原因のようでした。
無垢な笑顔で飛びついてくるあわもを拒むわけにもいかず、ずん子はダメージを受けながら思わず耳を塞ぎます。とはいえ、よく通るあわもの声を完全にシャットアウトすることなどできず――、
「やられる」、ずん子がそう覚悟した瞬間――、凛とした声が、廊下に響き渡りました。
足元がおぼつかないずん子を、つるぎが抱き留めて支えます。富士山が世界遺産登録されたからか、その横顔はいつも以上に凛々しく――まさに、戦国時代の雄を大量に産出した中部の名に恥じない勇ましさがありました。
そんな彼女にずん子がちょっとときめいたのは置いておいて。
ずん子を背中に庇いながら、つるぎは呆れ顔でしのびに相対します。腰の妖刀に手をかけることもなくだらりと両腕を垂らすその姿は、不出来な弟子への余裕に満ちていました。
その身で『関西風忍術・言霊刃』の威力を体感したずん子が、口をあんぐりと開きます。その間にも、つるぎは淡々と話を進め――物陰に待機させていた一人の少女を呼び寄せました。
『はい~♪ 九州そら・まーくつー、ただいま推参です~♪』 http://tohokuzunko.blog.fc2.com/blog-entry-45.html
狼狽するしのびでしたが、ここで引き下がっては今までの99戦と同じです。彼女は嫌な汗を拭って、もう一度「師匠」に向き合いました。
鼻で笑って、つるぎが肩をすくめます。その様子を見て何かに気付いたしのびでしたが――時既に遅し、というやつでした。
あわもの刃が、しのび自身に向きます。それを確認して、つるぎは颯爽と、彼女に背を向けました。
――「ふるさと女学院」に、忍者の悲鳴が響き渡りました。
――その後、ぐったりとしていたしのびを見かねたつるぎが彼女を回収。「なんで呼んでくれなかったのー!」とふて腐れるちゃんこの遊び相手一ヶ月の刑に処されますが――それはまた、別のお話。
――おわり―― (※今回もまとめのコメント欄にて感想をお待ちしています! また、まとめのコメント欄にずん子のイラストを投稿してくださる方も募集中です!)
次回はこちら http://inove.jp/ivsid1445






































