ポケモンのアメリカ進出は見事だった。次が続かなかった理由をまず分析するところから始めて欲しい。クールジャパン戦略では。
『エヴァ』のシンジくんや『ドラえもん』ののび太など、ネガティヴ系の主人公が米国で好まれないことは有名です。ただ東南アジアなどでは人気なんですよね、ドラえもん。一概にアニメの輸出と言っても、国によって売るアニメ変えていかないといけないので大変そうですねえ。
ポケモンのアメリカ進出は見事だった。次が続かなかった理由をまず分析するところから始めて欲しい。クールジャパン戦略では。 

\仮面ズンダー000! 前回の3つの出来事!/
\一つ! 全国にあんこテロを起こした「暗黒大将軍」の正体を突き止めるべく動き出したずん子たち!/
\一つ! 沖縄からハツラツとしたボクっ娘少女が転校してくる! その名も「沖縄あわも」!/
\一つ! あわも、砂糖水で酔っ払う体質のせいで大暴言!/
……ずんだ餅って、ナニ? 

……………………(o\'∀\'人)
あ、あわわ……。戦争やぁ……。
……? 

ず、ずんちゃ……ひいっ!?(´;ω;`)
――ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!(#゚皿゚) 

――東北ずん子小説・アンコ食う大将軍編――(ギャキィ!
(――取調室――)
ふえぇ……。 

言ってはならない一言によって東北家の一室に拘束されたあわもは、涙目で縮こまっていました。というのも――。
『…………』(ジジジジジ…
カーテンを閉め切った部屋に、ドラマで出てくるような取調室風の映像を投影するそらさんと、
…………(カツ、カツ
手に持った妖刀を杖代わりにして、ドラマに出てくる寡黙な鬼警官のようにあわもの周囲をゆっくりと歩き回るつるぎと、
…………(゚⊿゚)(ギロッ 

あわもの正面に腕組みをして座り、露骨に不機嫌そうな視線を向けてくるずん子に囲まれては、酔いも醒めるというものです。
……さて、あわもくん。(カツ、カツ 

ひいっ!?(ビクゥ!? 

もう一度尋ねるが、君は本当に「ずんだ餅」のことを知らなかったんだな?(カツ、カツ 

は、はいっ! 知らなかった、本当に知らなかったんです! 

ウソをつけぃ!!(#゚皿゚)(バーン! 

ピキャア!? 

知らないはずがあるか!ヽ(`Д´)ノ ……ほら、素直に言っちゃいなよ、あわもちゃん。「ボクは知ってました」って。 

え、えー……。 

あわも自身、ずんだ餅を知らないだけでこんな脅迫まがいの責め苦を受けるとは考えていなかったのでしょう。彼女は思わず右手を腰のあたりに伸ばしかけますが――そこにあるはずの「砂糖水」の入ったひょうたんは、つるぎに没収されています。
うう……、どうしてこんなことに……。完全に中世レベルの自白強要じゃないかぁ……。 

『……(笑)』 

――シャラップ!!ヽ(*`Д´*)ノゴルァァア!! 

ピキャアッ!? ごめんなさい! 

(……人権大使か!) 

「雰囲気が怖いから取調室っぽい」という理由だけで呼び出されたつるぎが心の中で突っ込みます。年下の女の子好きで正義感に溢れる普段の彼女であればずん子を止めることもできたかもしれませんが――ずんだ餅のことに関するずん子には、つるぎでさえ迂闊に口出しができないのです。
……ふむ(´・д・`) あくまでシラを切るというのなら――。 

そらちゃん(`・ω・´) 「例の仮想空間」、使ってみない? 

『あ、はい~♪ でもぉ、まだデバッグとか済んでませんよ~?』 

……ちょっと待て。「仮想空間」ってなんだ? それ、ひょっとして自分も巻き込まれるのか? 

『あ、つるぎさまも初体験でしたね~♪ まーくつーたちぃ、仮想空間を使ってすごいリアルなゲーム……らしきものをぉ、生成できるんですよ~♪』 

いま、言い淀まなかった!? 

大丈夫大丈夫(o\'∀\'人) きっと楽しいよ! ついでにデバッグもやってくれれば、一石二鳥!(o´∀`o)ノ 

いや、待て待て待て! 私は関係な……!! 

『ではぁ、起動しますね~♪ ポチッとな♪』 

……ッ!? 世界が……! 

まわ、る……!? わあああぁぁぁぁっ!? 

(――仮想世界・研究所らしき施設内――)
あいたたたた……。 

いや、別に痛くはないだろう。電脳世界に意識だけが移動して、周囲の景色が変わっただけだな。 

へー。つるぎちん、冷静だねえ。ボクもなんだかワクワクしてきちゃった! 

……ワクワク……とは、違うが。そういえば、そらくんはこれを「ゲーム」だと言っていたな。ならば、一定のクリア条件があるはずだ。まずは情報を――。 

『目覚めたようですね~♪ 未来の「もちもちマスター」のお二人様ぁ、そらとご主ずんさまで作った「もちモンわーるど」へようこそ~♪』 

わー。そらちんとずん子ちん、白衣着てるー! それっぽいそれっぽい! この研究所っぽい施設の所長かなにか? 

諸君らには、これから――この「もちモン御膳図鑑」を埋める旅に出てもらいます!(o\'∀\'o)ノ ほら、そこに3個の「トリモチボール」があるじゃろ?(σ゚∀゚)σ その中から一匹を選んで――。 

ポケ○ンか! 

失礼な!ヽ(`Д´)ノ 「もちモン」のゲーム性はそれだけじゃないんだよ! 

そう言って、ずん子は視線でそらさんに合図をします。それを受けたそらさんは、ゆっくりと、二人の前に二つのボールを持ってきました。
『なんとぉ! ですね~、この二つのボールに入っている「きな粉モン」と「あんこモン」を「合体――めたんさま風に言うと、ジョグレス――」すればぁ……』 

ほーら! 立派な「安倍川モン」に!(≧▽≦)ゞ どう? すごいでしょ!? この画期的システム! 

(……デジ○ンだ! しかも微妙に古い! 今ならデジクロスだろ! いやモンスターファ○ムにもこういうシステムあったぞ!?) 

「もちモン御膳図鑑」に登録されているもちモンは、なんと300種以上!ヽ(*^ω^*)ノ その組み合わせは無限大! この「もちモンワールド」でお餅の勉強をしながら、君だけのオリジナルもちモンを作ろう! 

……多ッ!? まさか、それをコンプリートしないとクリアにならないのか!? 

やったー! やり込み要素もバッチリだねずん子ちん! とりあえず最初のもちモンで良個体値の♀が出るまでリセットマラソンしよー!! 

(……よ、喜んでる!? もしやこの娘、ありえないほどにポジティブなんじゃ……) 

――さらに!(σ゚∀゚)σ このゲームには他にもクリア条件があるんだよ!! 

お……おお! それを教えてくれ!
それはね……、この世界のどこかに潜んでいるはずの幻のもちモン、「ずんだもん」をゲットすること!∑d(゚∀゚d) 街の人たちから情報を集めて、ついでにずんだ餅の勉強をしてね!! 

(ずんだ餅のステマだー……) 

……「ずんだもん」……。きっと今のボクには想像もできないほど素敵なもちモンなんだろうな……。 

前向きなうえに世界観への没頭が早いな!? 

『とりあえずはぁ、難易度の低い最初の草むらで戦闘をしてみるといいですよ~♪ そうしたらぁ、きっとつるぎさまもこの「もちモンわーるど」の虜になるはずです~♪ ではぁ、最初のもちモンとしてこの「安倍川モン」をどうぞ~♪』 

くそ……! すでに突っ込みで体力がごっそり持って行かれている……。 

ふんふーん♪ よろしくね、安倍川モン!! 

(――最初の草むら――)
――おい。 

二人の目の前には、巨大な身体と凄まじい熱気を放つ、あからさまに強そうなもちモンが君臨していました。
ヤキモチモン「がああ!(なんで彼は私のことを見てくれないのよ!!)」
熱ッ!? まるで沖縄の太陽みたい!! 

そんなことを言っている場合か! これ人命に関わるレベルのデカさと熱量だぞ!? 

(……いや、待て。冷静に考えて、最初の草むらでそんなに強大な奴が出てくるはずがない……。ひょっとして、これがもちモンの平均サイズということか……) 

……よし! 反攻する! ゆけっ! 「安倍川モン」!! 

つるぎは声高に叫んで、「トリモチボール」を地面に叩き付けます。すると、ボールは美しい光のエフェクトとともに真っ二つに割れて――中に入っていた「安倍川モン」が、見る見るうちに元のサイズへと戻っていく――。
――はず、でしたが。
――べちゃっ。
…………なん…………だと…………? 

出てきたのは、モンスターでもなんでもない、ただの安倍川餅でした。
『あ、あら~(汗) どうやらぁ、合成の処理にバグがあったみたいですね~……(汗) ついでに、その「ヤキモチモン」はレベル86くらいあってぇ……』 

最初の草むらからバグだらけじゃないか! どうしろって言うんだこの状況を! 

ヤキモチモン「がああ!(他の女の子と話さないで! 私だけを見て!)」
ぐっ……! 熱い……。というかこいつ、どっちかと言えば「ヤンデレモン」のような……。 

…………(わくわく 

『に、肉弾戦で倒すとかどうでしょ~?(汗) つるぎさまの能力ならぁ、きっと大丈夫ですよ~!』 

……チッ。それしかないか……! おい、小娘は下がってろ。か弱き幼女を守れというのが、我が中部家の家訓だ。 

よーし! ボクも加勢するよー! 

え、ええ!?∑(゚д゚;) あわもちゃん、無理しなくてもいいよ!? 

だーいじょうぶ! つるぎちん、砂糖水かえしてー。 

あ、ああ……。 

満面の笑顔で自分の横に並び立つあわもに戸惑いながら、つるぎが「砂糖水」というラベルの貼られたひょうたんを投げ渡します。あわもは踊るようにしてそれをキャッチすると、思い切りよくその栓を抜き――。
……んくっ! んくっ! ……ぷはー!! 

――ついこの間、一口飲んだだけで酔っ払ったその中身を、あわもは一気に飲み干したのでした。
うー……テンション上がってキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 

ヤキモチモン「がああ! がああ!(うるせさいわね! アンタも彼をたぶらかす焼き餅ね!? こんがりいい色に焼けちゃって! 妬けちゃうわ!!)』
……ッ!? おい小娘、気をつけろ! このモンスター、身体は熱いくせにギャグは寒いぞ! 

ふにゃら~///←聞いてない 

ヤキモチモン「!?」
避けた!?∑(゚д゚*) すごい! 速い!! それにあれは……ヽ(≧▽≦)ノ 

るーん、るーん、ら~♪/// のらりくらりと泡のように~/// あわも、がんばります! 見ていてくださいね、ししょー!! 

――酔拳!? 

そう。くねくねとした予想不可能な動きから繰り出される柔らかな回避と、速度のギャップ。あわもの得意技は「酔拳」のようです。本当に酔う必要があるのか疑問ですが。
キミ、熱いねー! でもっ、その「女の子」はもっとさばさばした「女の子」が好きなんじゃないかにゃー? 

ヤキモチモン「がああ!(余計なお世話よ!)」
ふっふー♪/// キミの真っ直ぐな思い、本当に沖縄の太陽みたいだね! ――で・も♪ 

ひらり、ひらり。「ヤキモチモン」の攻撃をかわすあわもの動きは、まるで熱帯魚のように優雅です。酔っ払った彼女は、シラフのときには絶対に見せない大人びた空気をまといながら、「ヤキモチモン」の懐に飛び込むと――。
――やっぱり、熱いだけじゃ、好きな人に振られちゃうよ? 

――手に持っていた「あわ銛」で、その巨体を刺し貫いたのでした。
ヤキモチモン「がああ!(失恋しましたアアアア!!)」
やったー! 勝ったよー! 

た、倒した……( ゚ω゚;) レベル86のモンスターを、一撃で……。 

まるでスロー再生のように、ヤキモチモンの巨体が地面にくずおれていきます。その懐でぶんぶんと手を振るあわもの身体はとても小さくて――一体どこに、あのスピードとパワーを秘めているのか、ずん子たちには皆目検討がつきませんでした。
(こいつ、何者だ……!?) 

――その後、情報収集もそこそこに破竹の勢いで「もちモン」を始末していくあわもに戦慄を覚えたずん子がゲームの中断を指示。笑顔で「もちモン」をぎったぎったと倒していくあわもの姿に、ずん子たちは軽い戦慄を覚えましたが――それはまた、別のお話。
……ところで、ずんだ餅って結局なんだったの? 

しまったアアアアアアアアア!!(´;ω;`) 

――つづく―― (※今回もまとめのコメント欄にて感想をお待ちしています! また、まとめのコメント欄にずん子のイラストを投稿してくださる方も募集中です!)
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